今朝は、三重県熊野市。熊野古道で有名ですね。紀伊半島の山の中に古くからある自然崇拝の聖地。そこに至るまでの道や、長い時間をかけて自然と人との営みによってできた景観が、2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。「熊野古道」の1つ「伊勢路」は、「伊勢神宮」から、「熊野三山」に向けて通った"道"。平安時代の頃から、奥深い熊野の山で修行する僧侶が現れ、次第に貴族、武士、そして庶民にいたるまでが自然のパワーに 触れるべく、「お伊勢参り」からの「熊野詣」がブームとなりました。全国の「熊野神社」は、およそ3000あると言われていますが、この時期に広がったようです。

郷土料理のさんまの押し寿司をいただきます。

熊野市を中心に食べられる郷土料理が「さんまずし」。まず、さんまを「開き」にして、1日か2日、塩漬けにします。一本が丸ごと入る長方形の枠の中に酢飯を入れ、その上に開きにしたさんまをのせて押し寿司の出来上がり。頭から尻尾まで丸ごとご飯の上に乗っているのが一般的。熊野灘でとれるさんまは、比較的脂身が少なく、あっさりしているのが特徴で、香りづけは「ユズ」や「ダイダイ」などを使います。いわゆるお寿司屋さんの「ネタ」というよりは、お弁当の一種としてテイクアウトするようなもの。アクセントの薬味に練りからしをつけていただきましょう。

M    Life / Ms.OOJA 

 

*番組にもゲスト出演いただいている ミス・オオジャさんは三重県出身

J.K (曲紹介)

●世界の食卓をご紹介、Cleansui Morning Table。

今朝は三重県熊野市の「さんま寿司」でした。

熊野市では背開きにするのが一般的ですが、

所によっては腹開きにするところもあるようです。