今朝はカンボジア王国の古都・ウドンです。現在の首都プノンペンから北へおよそ40キロ。ウドンはカンボジアのもととなったクメール王国の後、フランス領になるまでの250年間首都として栄えた町です。代々の王が100を超す寺院を建設したといわれ、ランドマークの山の頂には、その時代をしのばせる仏塔や寺院がいくつか残っています。歴代の王が建てた4本の仏教建築の塔は、山頂にそびえていて、観光客だけでなく、地元の人々も参詣に訪れます。そこへ登る石段は急な階段の「マン・ステップ」となだらかな階段の「レディ・ステップ」の2つのルートがあり、いずれもお供え物や飲み物を売る露店が軒を連ねます。

下山したところで朝食をいただきます。

朝、麺類を食べることが多い、東南アジア。カンボジアでは、豚骨と野菜などでとった透明なスープと、お米の粉を原料とする麺で食べる「クイティウ」が一般的。ベースはあっさりとした味と食感ですが、自分好みに具をオーダーし、調味料で仕上げます。牛肉、鶏肉、豚肉の薄切り、ひき肉や団子を乗せ、一緒に出てくる生のもやしを入れ、ライムを絞ります。魚醤、チリソース、砂糖などで味を整えさっと食べますが、ボリュームは日本のラーメンより少なめ。スープを最後の一滴まで飲み干しちゃいましょう。