今朝はインドの出版社に注目しましょう。南インドの街、チェンナイで、1994年に2人の女性、ギータ・ウォルフさんと、V・ギータさんが立ち上げた出版社「タラブックス」。美しい絵本を手掛けられていることで有名なんです。

インドの職人さんによる手すきの紙に、通常の大量生産の本づくりで用いるオフセット印刷とは異なるシルクスクリーンで印刷。工芸品のような本です。日本でも、「夜の木」「水の生きもの」など和訳されているので手に取られたことがある方もいるかもしれません。このユニークな本をつくる出版社「タラブックス」。その活動は、世界を変える本づくりと呼ばれているんです。

出版業界が元気を失っている今、「タラブックス」が注目されるのはなぜのでしょう?今朝は、スタジオに、「タラブックス」発行人のおひとり、ギータ・ウォルフ(Gita Wolf)さんにお話を伺います。