特定非営利活動法人Being ALIVE Japan、北野華子さんに お越しいただきました。

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Q  Being ALIVE Japan、どのような団体でしょうか?

慢性疾患のあるこどもの健全育成及び生活の質の向上を目的に、地元アスリートとともに慢性疾患のあるこどもたちの青春をつくり、こどもたちの療養生活を支え応援する人「TEAMMATES」を地域社会に増やす活動をしています。現在までにスポーツチームとのマッチング事業「TEAMMATES」、小児医療センター内にある院内学級事業「TEAMMATES in Hospital」の2つの事業を提供している。

Q  発足のキッカケはなんだったのでしょう?

私が学童期に長期治療生活を送った経験から、慢性疾患のあるこどもたちが目標や希望、憧れで溢れる青春時代を送れるよう、応援したいという思いから設立。

Q  具体的な活動について、教えてください

ひとつは「TEAMMATES」

長期的に治療を必要とするこどもとスポーツチームのマッチング事業。こどもはスポーツチームの一員として入団し、練習参加や試合会場でのサポート等、定期的にチーム活動に参加しチームメンバーとの関係を構築。生活の質の向上(QOL)に繋げ、入院を終え、社会への復学をする長期治療中のお子さんの心理面および社会面を支援する。

先月、3月18日(日)には、長期治療中のこどもたちが、アメリカンフットボールクラブ「ノジマ相模原ライズ」に入団。

もうひとつは「TEAMMATES in Hospital」

入院治療中のこども向けて、スポーツ活動を病院内学級で立ち上げた活動。定期的に病院内学級を訪問し、スポーツがもつ価値をテーマに毎回、多様なスポーツ体験を提供。テニス、サッカー、ゴルフ、バレーボール、ボッチャ、アメリカンフットボール、ラクロス、ロープフェンシング等と多様なスポーツ体験を提供中。スポーツを通して、自分が「できること」に気づく、そしてともに成功体験を共有する仲間=TEAMMATESを築くことが当活動のゴール。

Q  スポーツ選手との交流、どのように おこなわれる?

2018年3月21日に日本体育大学世田谷キャンパスで新たな事業「TEAMMATES in community」を開催した。アスリートと共に長期治療を必要とするお子さんが兄弟やお友達とスポーツを楽しみ、スポーツを通じて地域の中で応援し、応援されることを学ぶ機会となった。

Q  参加された子どもたちの反応、いかがですか?

「TEAMMATES in community」「すごく楽しかった!」「またみんなでスポーツやりたい」と言う声や保護者のみなさまから「このようにスポーツを楽しむ機会が継続的にあるといいな」「是非また開催してほしい」と言う声をいただきました。

Q  この活動を通して、どんな社会を築いていきたいですか?

こどもたちが病気や障害がありながらも自立し、多様な可能性を切り開いていく力となる"青春"という経験を、スポーツを通じて創出できれば。

http://www.beingalivejapan.org/

https://www.facebook.com/beingalivejapan/