今朝は、世界ゆるスポーツ協会の事務局長、萩原拓也さんに お越しいただきました。2016年8月以来のご出演。お久しぶりです!

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Q世界ゆるスポーツ協会とはどのような団体なのか、ご説明いただけますでしょうか?

「スポーツ弱者を世界からなくす」というスローガンの元、「ゆるスポーツ」を通じて社会課題の解決を行う団体。様々な社会問題を解決し、今なお、世界で今後起こりうる様々な社会問題が発生している日本だからこそ、スポーツの力を借りながらそのような問題の課題解決が出来るのではないかということで2015年に立ち上げた。

現在問題となっている運動実施率の低下に対しても、スポーツに興味関心が低い層を巻き込むことで解決が出来ると考えて、誰もが出来るスポーツの開発を行っている。

Q  ただのスポーツ、ではなく「ゆるスポーツ」!非常にユニークですが、どのようなスポーツを開発されているんでしょうか?

年齢、性別、運動神経、運動経験、障がいの有無に関わらず誰もが楽しめるスポーツ。「勝ったら嬉しい。負けても楽しい」という点を意識し、勝ち負けは勿論のこと、それ以外の多様な楽しみ方を用意。

また、「ハンドソープボール」「ブラックホール卓球」など、名前が面白い、見た目が面白いといった、スポーツへの無関心層にも興味を持ってもらえるような工夫をし、普段スポーツをやっていない方たちも参加していただけるようにしている。

Q 2015年に団体が発足して、3年が経ちますが、活動の拡がり、感じられることはありますか?

最近では、企業や自治体とのコラボレーションでの競技の開発を行っている。企業が持っている優れた技術であったり、地方自治体が持っている魅力をゆるスポーツを通じて多くの方に知っていただくという取り組み。

例えば富山県氷見市と一緒に行っている、ハンドボールと出世魚であるブリを融合した「ハンぎょボール」では、<ハンドボールの街>氷見市をアピール。旭硝子とのコラボレーション競技「○×スペース」では、旭硝子さんの持っているガラスにプロジェクションできる技術を利用し、全身を使ってできるマルバツゲームと発明。多くの方に企業や自治体の強みを知って頂く機会となった。

Q そして、明日(17日)には私たちが体験できるゆるスポーツのイベントが開催されるんですよね?ご紹介いただけますでしょうか?

港区立東町小学校で「麻布ゆるスポーツユナイテッド」を開催する。外国人が多くいらっしゃる港区で、外国人の方とゆるスポーツを通じて交流をしていただこうというイベントで、1回目の開催となった去年は、およそ250名の方が参加。

「○×スペース」や、去年港区在住在勤の方が開発した「せんたくテニス」などの競技を実施。また、未就学児を対象としたコーナーもあるので、お子様連れでも楽しめる。当日は通訳の方も参加していただくので日本語に不自由な外国人の方も含め、老若男女誰もが参加できるイベント。

Q  スポーツを通して、言葉を越えたコミュニケーションがとれる機会、ということですね!

ゆるスポーツは、身体を動かす楽しさを再確認することが出来るとともに、新たな出会いやコミュニケーションを生み出すことが出来るツール。是非イベントで日頃の運動不足を解消したり、知らない方たちと笑いながらスポーツをすることで精神的なリフレッシュにも繋げて頂ければと思う。

~「麻布ゆるスポーツユナイテッド」、港区立東町小学校で明日17日、午前10時からの開催です。雨天の場合は翌日(18日)に延期となります。詳しい内容については、ウェブサイトをご覧ください。番組のサイトからもリンクを貼ります。

世界ゆるスポーツ協会