ファッションブランド「TENBO」の代表で デザイナーの、鶴田能史さんに お越しいただきました。

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Q  TENBOについて、どのようなコンセプトを持ったブランドなんでしょうか?

テンボはピープルデザインをかかげたファッションブランド。世の中全ての人へ、みんなが分け隔てなくオシャレを楽しめる服。また、年齢、国籍、性別、障がいの有無を問わず、全ての人が笑顔になれる「やさしい服」をテンボは提案している。

Q  立ち上げのキッカケは?

世の中には「ファッション性」と「機能性」の両方がある服が、介護福祉の現場や身体障がい者専用の服に関して、機能性のある服は存在するが、ファション性に欠けていることに気付いた。「オシャレはみんなが楽しむ事ができるべき!」だと感じ、「誰でもオシャレに着られるような、そんな服を発信していきたい!」 と強く思い、立ち上げた。

Q  障がいがある方でもおしゃれに着ることが出来る洋服、どのような工夫が凝らされているのでしょう?

  • 磁石のボタン:手が不自由な人、高齢者にも便利。
  • シームレス:ズボンにはお尻の部分に縫い目がないので床ずれしづらい。
  • 点字デザイン:視覚障がい者のための点字をデザインとして取り入れ、実際に触って読み取れる工夫をしている。コミュニケーションツールとしても楽しめる。
  • 色ポチの採用:視覚障がい者のためのカラー認識タグを使用。指で触ることで色の認識が可能。⇒これまで25を超える障がい者ファッションを手がけてきた。

Q  『一般的なファッション』をデザインする行程とはどのような点で異なるのでしょうか?(どんな苦労がある?)

参考:https://www.tenbo.tokyo/disabled

Q  手元に資料があるんですが、国内のファッションショーで これまでに無かったような提案を発信されているんですよね?ご紹介いただけますか?

世界5大ファッションショーのひとつ「東京コレクション」で、日本で初めて障がい者モデルを起用し注目された。

平成28年10月に行われたハンセン病をテーマにショーを展開。差別・偏見を無くそうとファッションを通して呼びかけた。ハンセン病回復社の女性も世界初のモデル出演を果たし、様々なメディアに取り上げられた。

Q  TENBOのファッションに触れてみたいと思った方はどちらで手にとることができますか?

ラフォーレ原宿、広尾駅近くのエドサワヤ、桜上水駅近くの223雑貨店、三軒茶屋近くのHALU、その他、オンラインストアでも展開している。洋服のデザインなどもこちらで確認ができます。ぜひご覧ください。

https://www.tenbo.tokyo/