今朝は、東京ホームタウンプロジェクトの事務局から、宮坂奈々さんに お越しいただきました。

20180209come.jpg

Q  「東京ホームタウンプロジェクト」は、どのような活動をされているのでしょうか?

東京都福祉保健局の事業の一環として、2015年度に立ち上げ、3年目を迎えたプロジェクトです。団塊の世代が75歳以上の「後期高齢者」になる2025年に向けて、東京が、安心して暮らせるまちであるために、今できることは何か。東京の強みである活発な企業活動、豊富な経験と知識を持った多くの人たちの力を活かし、いままで「福祉」が"他人ごと"だった人たちを巻き込みながら、チカラを合わせて「いくつになっても、いきいきと暮らせるまちをつくる」ことに挑戦しようと呼びかけている。

Q  「いくつになっても、いきいきと暮らせるまち」とは?

東京のような都会では、とくに人と人とのつながりが希薄になっている、といわれますが、今後超高齢社会を迎えても、何か困り事があったときに身近に支えてくれる人がいる、あるいは地域の中で自分の役割があることで、地域と人、多様な人と人とがつながり、みんなが安心して暮らせるまち。それが、東京ホームタウンプロジェクトが目指している街の姿です。

それには、行政の制度やサービスでは解決できないことが多い。日々の暮らしの中での住民同士の支え合い、交流等がとても大切になってきます。そのため、東京ホームタウンプロジェクトでは、そうした草の根の活動を行っている地域団体・NPOを支援したり、多様な人たちが地域づくりに関わるきっかけの場を提供しています。

Q  その「地域づくり」に必要なヒントを得られる機会が、今月末にあるんですよね?ご紹介いただけますか。

2月24日(土)に、「東京ホームタウン大学」という1日限りの「大学」というコンセプトで、今年度の東京ホームタウンプロジェクトの総括イベントを開催します。一般の方々が自由に参加いただけるイベントで、大学という名のとおり、本物のキャンパスが会場となります。今年は明治学院大学の白金キャンパスです。地域活動の知恵が集まり、たくさんの出会いが生まれる場を目指しています。

Q  今回は、どんな内容になりそうですか?

1限目では、日本各地を飛び回り「人と人をつなぐ」コミュニティデザイナーの山崎亮さんを迎えて、超高齢社会・東京の未来を展望。山崎さんが考える、近未来の東京の課題と、その課題解決に向けたヒントを伺う。トークライブ後半は、東京の各地で活躍する地域団体の実践者のみなさんを交え、まちを輝かせるアイデアを議論する。

2限目は、介護、地域、多様性など、各分野(教室)に分かれて地域住民・NPO・ボランティア・企業など、主体の参加を進めていくための取組について討議する。

~ご紹介いただいた「東京ホームタウン大学」

2月24日 土曜日の開催です。会場は、明治学院大学 白金キャンパス。

ご参加には、事前の登録が必要です。

より詳しい情報は、WEBサイトをご覧ください。

東京ホームタウンプロジェクト

イベント詳しい情報はこちら