今朝は、NPO法人オトナノセナカ、共同代表の、斎藤哲さん にお越しいただきました。

Q  NPO法人オトナノセナカ...どのような団体か、ご説明いただけますか?

主に未就学児を持つパパママ向けに対話のイベントを仕掛けている団体。子どもも大人も自分らしく、でこぼこ(ちがい)を活かし合う社会の実現を目指している。

ほとんどの人が子育てを学ぶ機会がありません。ただ、世の中には、情報が溢れているので、ネットや雑誌などで様々な子育て手法を目にします。ただ、それだけが頭にあると、「こう、しなければいけない」という強制観念に襲われて、みんな、とても窮屈で疲れてしまうような子育てをしているんじゃないかと思います。誰一人として全く同じ環境で育ってきた人はいないし、得意、不得意つまり凸凹を持っているので、それを自分自信が気づき、自信を持って自分らしい子育てができるように様々なイベントを企画しています。

Q  具体的に、どのような活動をされているのでしょうか?

大人たち向けに「普段言えない本音を話せる機会」や「視野と選択肢を広げる機会」をつくるため、各地でイベントを開催している。

Q  斎藤さんは共同代表として団体に携わっていらっしゃいますが、参加されたキッカケは?

この団体は、2010年にフリーランス保育士の小竹めぐみと小笠原舞の2人が立ち上げた団体で、3年前までは小竹めぐみが代表をしていたんですが、彼女の京都移住と出産に伴い、一昨年の年末に私が共同代表に就任しました。私は、当初、「パパノセナカ」というイベントの参加者でしたが、誘われて参画しました。

Q  その「パパノセナカ」というイベントについて、「パパとママ」が語り合う場所ではなく、パパ同士のコミュニティというのも、ユニークですね?

  • それは、昨今の「イクメンブーム」の影響で、育児に積極的なパパは増えてきているが、結構、孤独。想像して欲しいのが、育児に積極的なパパ。職場では、育児に対して、どこまで理解を示してくれているのでしょうか?なかなか理解されず孤独なのかもしれません。また、職場を出て家庭に帰っても、育児の主体はママ。そんな中で、家事・育児をするって、ママの顔をうかがいながらやっていたり、ダメだしされることも多い。
  • 不慣れなことが多い中で頑張ろうとしているので、それも当然。もっと言うと、ママと違って保育園・幼稚園や公園で気軽に友達を作れないのがパパという生き物だと思う。自分がやっていることが正しいのか、ちょっとしたことで質問してみたいことも誰にも聞くことができずに一人で悩んでいるのがパパで、それが悪い方向に進んじゃうと「イクメンブルー」のような症状に陥ってしまいます。

Q  普段、職場では合うことがない世代、年代の方が集まって 「大人」を考える機会になっている、、、参加されるお父さん方の反応は?

多くのパパが、他のパパがどんな子育てをしているのか気になっています。そして、それって普段の職場や家庭などでは共有できないこと。なので、参加された方たちのテンションも高く、異様なほど盛り上がります。

Q  最後に、斎藤さんが考える「格好いいオトナのカタチ」とは?

そうですね。やっぱり、自信を持って自分の生き方を子供に伝えられるオトナって恰好いいと思います。仕事、趣味、子育て、何でもいいと思うのですが、他人には影響されず、自分らしいセナカを見せてあげることが恰好いいのかなぁって思いますね。

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