今朝は、メッセージでエントリーをいただきました!ハッピーテラス株式会社の北川庄治さんお越しいただきました。

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Q  ハッピーテラス、、、どのような活動をしている団体でしょうか?

発達障害の方々のための支援、具体的には、未就学児や小学1年生から高校3年生までの主にコミュニケーションスキルを磨くための療育の障害児の支援事業(放課後等デイサービス事業)、と発達障害の大人の方々のための就労移行支援事業を行っています。

Q  「発達障害」について、ご説明いただけますか?

発達障害は脳機能の発達が関係する生まれつきの障害です。主にADHD(注意欠陥他動性障害、集中できなかったり、じっとしていられなかったり)、自閉スペクトラム症(言葉の遅れはないがコミュニケーションがとりずらい、対人関係をうまく築きづらい)、学習障害(「読む」「書く」「計算する」が顕著に苦手)など私たちは、このような社会的な困難を抱える人たちを、単純に「障害」とはとらえず、「発達の凸凹」と捉えたい、と考えています。例に上げた凹の部分はあるけれども、環境が合いさえすれば、平均以上の創造力を発揮できるような凸の部分も持った人々であることも多いのです。

Q  具体的には どのような支援をしているのか、教えてください

お子さんの得意なところ(凸)は伸ばし、不得意なところ(凹)をカバーできるよう、常に保護者の方と面談を行いながら、目標を定め、きめこまやかな指導を行っています。就労支援に関しましても、来年度から企業の障害者雇用率があがることから企業様の注目も集まっております。一般企業に向けては、労務士の方の講演会や人事関係者を招いての採用活動の指導などを実施。障害者の方々には、どのような特性があり、どのような対処を行えば乗り越えられるのか、もらえば問題が起きないのか、などを個別に指導をおこなっている。

Q  本人はもちろん、その周りにいる保護者を始めとした大人たちも発達障害へ理解を示すことが大切ですよね

弊社では当事者や保護者へ向けたコミュニケーションスキルを中心にした療育を行っていますが、発達障害への理解を深めていただくため、大学の先生や専門の医師を呼んでの講演会なども行っています。明後日、9月24日には中野サンプラザで「思春期~青年期における発達障害の特徴と関わり方」というテーマを設け、小児科医の平岩幹男先生による講演会を実施する。

Q  サービスを利用される方々からは、どのような感想が届いていますか?

児童の支援に関しては、落ち着きが出て友だちと過ごす機会が増えた、きちんと目を見て話せるようになった、自分の気持ちを表現できるようになった、就労支援に関しては、希望の就職先に就職できた、あらかじめ上司や同僚の方に理解をいただくことで離職率が低くなった、など。

Q  最後に、ハッピーテラスが目指す未来について、教えてください

弊社は、社のビジョンとして「凸凹が活きる社会をつくる」ことを掲げて、社会貢献事業を行っている。日本は、古くから学校で習うこと以外の特性があまり重要視されてなかった側面があると感じています。何かが人より劣っていれば、それをカバーするために何かが伸びてくる。発達障害の特性を強みに変え、活かすことができる社会つくりの一助になりたいと思っています。活動に関する詳しい情報が掲載されたウェブサイトへをぜひご覧ください。

http://happyterrace.co.jp/

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