今朝は、NPO法人よりどりみどりの理事、吉本恵さんにお越しいただきました!

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Q  まず、NPO法人よりどりみどり、どのような団体なのでしょうか?

障がい者を含むあらゆる人が、地域で安心して生活できるノーマライゼーション社会の実現を目的に、精神障がい者の就労支援・生活支援を行う「就労継続支援B型事業所 みどり工房」を運営、並びに精神保健福祉に関する啓発活動等事業をしている団体。

Q  「精神障がい者の就労支援・生活支援」、こちらについて、詳しく教えていただけますか?

精神科へ受診している方々が、30名ほど登録しており、週2〜5回それぞれの目標に合わせて、「人と一緒に何かをする」「働く」練習をしている。当施設では、病気のため、長い間引きこもっていた人や、家庭や仕事の事情で、すべてを無くし生活保護を受給している人など、20代~60代の年齢層、生活環境の方が、通所している。その方々、一人ひとりに合わせた支援を実際に行っています。

Q  千駄ヶ谷と代々木には、活動に関連したスポットがあるんですよね?

千駄ケ谷駅から徒歩5分の主たる事業所の「みどり工房」と、代々木駅から徒歩5分の事業所「みどり工房コミュティ・カフェ部門greencafé」の2箇所で社会と繋がる「練習」をしている。本部となる「みどり工房」では、七宝焼きや革などの自主製品作り、パソコン・名刺つくりなどの事務作業、委託された所へ出向く清掃作業などを実施。「コミュティ・カフェ部門greencafé」では、店内でのランチやお弁当販売、お弁当配達、お菓子製造&販売など、接客や食品作り等作業の練習をしています。

Q  そこでは、どんなつながりが生まれていますか?

平日のランチタイムに、一般の方々が店内でのランチプレートをお召し上がりになったり、お弁当をお買い求めいただけるが、ご近所にお勤めの方や、お子さん連れの方々が多くいらっしゃる。渋谷区の高齢者が利用できる「食事券利用加盟店」になったので、地域包括支援センターよりご紹介いただいた高齢者も利用してくださっている。

事業所のカフェができたことで、彼らの「身だしなみ」や「保清」の意識が高まった。声が小さく下を向いていることの多かったメンバーが、お客様の顔を見て、元気に挨拶ができるようになったりするなど変化も。コミュ二ティ・カフェ部門は、地域の皆様に見守られて、できなかったことができるようになっていく、自信をつけていく場所となっている。

Q  「グリーンカフェ」で今月、新しい取り組みをされるんですよね?

「greencafé」4周年を記念し、地域に還元させていただく機会として、毎月第三金曜日に子供食堂ならぬ、「お夕ご飯の日」として「夜の部」を始める。第一回目は8月18日(金)夕方5時から7時まで。お一人でご飯を食べてる人、心身の栄養が気になる人、年齢の垣根を越えた会話をしたい人 ...などなど、どなたでも大歓迎。地域に、私たちのカフェが社会資源として還元できる場になればと、考えています。

Q  お夕ご飯の日、どんな場所にしていきたいですか?

カフェを利用されるお子さん連れの若いお母さまから、「子供は、お父さん以外の大人とご飯を食べたことがない」というお話をしていたこともある。様々な理由で、いろいろな形でお夕ご飯を召し上がっていることがわかった。だからこそ、食事をしたり、ボランティアとして活動したり、お互いの情報交換を行ったり...地域に、私たちのカフェが社会資源として還元できる場になればと考えてる。改めてご案内、、、「お夕ご飯の日」今月が初開催です。

毎月第3金曜日...第1回は、8月18日(金)夕方5時から7時までの開催。場所は、代々木駅ちかくのコミュティ・カフェ、greencafé。食材確保のため、事前の予約が必要になるますので、詳しくはよりどりみどりウェブサイトをご覧ください。

特定非営利活動法人よりどりみどり