今朝は、【JKシネマズ】と題して、おすすめ映画を、お聞きのあなたからシェアしていただいていますが、、、この時間は、去年オープンした「ユニバーサル・シアター」をご紹介します。その名も...『シネマ・チュプキ・タバタ』。 支配人の佐藤浩章さん をお迎えしました。

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Q  まず、シネマ・チュプキ・タバタ 他の映画館とは、すこし異なる映画館 ということなんですが、ご説明いただけますか?

目の不自由な人、耳の不自由な人や車いすの人、子育て中のママなど、様々な理由で、映画館に行くことをためらってしまっていた人が訪れやすい工夫を凝らした映画館。

Q  なぜこの映画館を立ち上げようと考えたのでしょう?

チュプキの運営母体は、2001年から目の不自由な人たちと映画鑑賞を楽しむために、映像の音声ガイドを手がけ、視覚障がい者の映画鑑賞をサポートしてきた「バリアフリー映画鑑賞推進団体City Lights」というボランティア団体。目が見えない人も見える人も同じように感動する事ができる映画の魅力を、誰かに伝えたいと思い、団体代表の平塚千穂子氏と立ち上げた。

Q  例えば、どのような工夫が?

  • 視覚障がいがある人へ向けて、イヤホン音声ガイド付き座席に搭載されたイヤホンで、いつでも場面解説の音声ガイドを聴くことができる。視覚に障害のある方でも、一緒に映画をお楽しみいただけます。また、イヤホンで本編の音の増幅もできるので、難聴の方にもご利用いただける。
  • 聴覚障がいがある人へ向けて字幕付き上映。日本映画の上映時にも、日本語字幕付き上映を行う。聴覚に障害のある方も、一緒に映画をお楽しみいただける。
  • 車椅子スペースの設置入口からトイレ、客席までバリアフリーで、車いすのまま映画をご鑑賞いただける。
  • 親子鑑賞室の設置を行い、人の大勢いる場所が苦手なお子様や、小さなお子様をお連れの方も、鑑賞室で安心して映画をお楽しみいただける。

Q  これまで、どのような作品を上映されてきた?

名作『ニュー・シネマ・パラダイス』や、社会について問題を投げかける作品、ソーシャルグッドをテーマにした作品を上映してきた。

Q いま公開中の映画をご案内いただけますか?

  • 脳性麻痺の障害を持つ男性の幼少期から青年期までの悲喜こもごもを瑞々しく描いたポーランド映画『幸せのありか』。
  • 国際数学オリンピックで金メダルを目指す自閉症スペクトラムの天才少年を描いた『僕と世界の方程式』。
  • 「地球の中の私、私の中の地球」をテーマにしたドキュメンタリー『地球交響曲』。

ぜひ皆さんも、シネマ・チュプキ・タバタで素敵な映画に巡り合ってみてください。