今朝お迎えしたのは、世界中の子どもたちを支援されています、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン、堂道有香さんです。

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Q  ワールド・ビジョン・ジャパン、活動内容を教えてください

キリスト教宣教師ボブ・ピアスの「すべての人々に"何もかも"はできなくとも、"誰かに何か"はできる」の考えから、1950年にアメリカで誕生した団体。貧困や紛争、自然災害等で困難な状況で生きる子どもたちのために、世界およそ100カ国で活動している国際NGO。日本国内では、7万人近くがチャイルド・スポンサーシップによる支援を中心に活動を支えてくれている。

Q 実は、今年のクリスマスに向けて、様々な働きかけをされているんですよね?

11月18日~27日まで、ログロード代官山で、「くつ下の力。子どもを想う力。クリスマスチャリティイベント」を実施。安全な水や食糧を届けるため、コインアート募金箱を設置。結果、およそ28万6000円が集まり、子どもたちに贈れることに。さらに、日本の子どもたちが、世界の子どもたちのことを想い、クリスマスまでの24日間、毎日カレンダーの小窓を開けて「喜びを贈る」(つまりは募金をする)仕組みになっているアドベントカレンダーを配布した。

Q  さらに、クリスマスに向けてクラウドファンディングも行っているとか?

クリスマスまでの期間中「あなたもサンタに!南スーダンにいる9,000人の難民の命を守ろう」というプロジェクトを実施中。

Q  南スーダンの現状について、教えていただけますか?

南スーダンは、2011年7月にスーダンから独立したものの、政府軍と反政府軍の衝突が絶えず、内戦状態に陥っている。これまでに230万人が難民、避難民となり、480万人以上が急性栄養失調に。治療を必要としている人も急増している。

一度は停戦の合意がなされたにも関わらず、今年の7月衝突が再燃して、生活がさらに悪化。しかし、この現状があまり報道されておらず、認知されていない現況を受けて、クラウドファンディングを開始した。

Q  一人でも多くの方にご参加いただきたいです。プロジェクトで集まった支援金はどのように使用されるのでしょうか?

生活支援や感染症対策の水衛生支援、農具などの配布、教育支援などに役立てられる。特に今回は、教育支援事業にも注力しており、1人でも多くの子どもが教育の機会を得て、将来への希望を持って生きられる環境づくりを目指している。紛争の犠牲になってしまっている子どもたちの希望を「教育」でつなぎたいと願っている。

Q  日本に住む私たちが関心を持つことで子どもたちの未来を作ることができる、ということですね。

私たちは人道支援団体が存在しなくても良くなるような世界平和、貧困の撲滅を目指している。そのために、貧しく抑圧された人々とともに働き、人々の変革と正義を追求して、平和な社会の実現していきたい。お聞きの方に合った支援もあるはず。ぜひ関心を向けてほしい。

お話いただいたクラウドファンディングは今月25日まで受け付けています。

さらに、ワールド・ビジョン・ジャパンではクリスマスまでに3000人の子どもたちを救うため「チャイルド・スポンサー」の受け付けも行っています。より詳しい情報は、番組のウェブサイトにリンクを掲載します。ぜひチェックをお願いします。

国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン

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