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Q  脊髄損傷者専門のトレーニングジム。詳しく教えていただけますか?

日本で初めての脊髄損傷者専門トレーニングジムを運営している。「脊髄損傷」とは背骨の中の脊髄といわれる中枢神経を事故などで傷つけてしまうことで全身にマヒが出てしまう症状で、現在の医療では治療できず、車いすでの生活を余儀なくされてしまう。私たちはそのような再び歩くことが困難とされる方々の「諦めたくない」という想いに応える為『歩くことを最終目標とする』全身トレーニングを提供している。

Q  一般的な「リハビリ」とは違う?

既存のリハビリ施設と異なるのは「動かすことのできない部分」の機能回復を目指している点。また、リハビリを実行することによって、神経組織の機能的回復を期待することができるが、日本では神経運動を長期で行うことが可能な医療機関が無いことや、医療保険の適応期間か限られていることが機能的回復の可能性を阻んでいた。

Q  どんな方がジムに通われているんですか?

事故や病気など原因は様々だが、主に、病院では再び歩くことは難しいと言われ、車椅子生活を送っている方々がトレーニングを続けている。現在、全国で4歳から82歳までの方が再び歩けるように努力されている。

Q この週末に、イベントを開催されるんですよね?ご案内いただけますか?

ジムに通われ、再び歩くことができるようになった、自分の足で前へ進むことができるようになった方による歩行披露イベント『KNOW NO LIMIT』を11月20日(日) 東京国際交流館にて開催。8名が日頃のトレーニングの成果を「歩いて」アピールします。

Q  『KNOW NO LIMIT』!具体的な内容を教えてください。

会員の目標設定やモチベーションアップのため、年に1度の発表会としてスタートしたイベントで、今回で10回目の開催。「脊髄損傷者の社会復帰にどれほど長期的なリハビリテーションが必要であるか」強く訴え続けるイベントでもある。来場者の投票で最優秀賞を決定するため、ご本人や担当トレーナー、そしてご家族や友人にとって真剣勝負の大舞台となる。

Q  今年は、どんな方々が歩行を披露されるのでしょうか?

熊本の震災復興のために車椅子で奔走している地元商店街の名物店主、ジムに来られて1年で杖歩行ができるまでに回復してフルタイムの復職も果たした高校教師、重度の損傷でも2人の息子さんのためにトレーニングに励み、日々回復し続けているお母さんなど、計8名の方が歩行を披露します。

Q   ワークショップ なども行われるんですか?

車椅子の体験や乗り方のミニ指導コーナー、その他最先端のトレーニング器具の展示など、1日を通して様々な人に楽しんでいただける工夫を行っております。

Q  「脊髄損傷」の方と接点が無い、という人にもぜひ呼びかけをお願いします。

「一生歩けない」といわれた方々が、血のにじむような努力の結果、自分の足で前へ進むことが出来るようになった。その家族の方々、関係者はもちろんだが、これまで脊髄損傷の方と接点が無かった人にもぜひご覧いただきたい。「自分も目の前の壁を壊せるかも知れない」と勇気が生まれる。衝撃を受けることは間違いない。元気がほしい方にも是非来ていただきたい。

『KNOW NO LIMIT』は 11月20日(日曜日)、お台場の東京国際交流館で開催されます。より詳しい情報は、ウェブサイトをご覧ください。

脊髄損傷者専門トレーニングジムのJ-Workout(ジェイ・ワークアウト)株式会社

脊髄損傷者による歩行披露イベント