今朝 お越しいただいたのは、特定非営利活動法人ReBit(リビット)教育事業部マネージャーの三戸花菜子さんです。

Q まずは、ReBit、どのような団体なのか、教えてください。

ReBitは、LGBTを切り口に全ての子どもたちが"ありのまま"でオトナになれる社会を目指し、大学生を中心に若者世代約300名で活動している団体。オトナになるまでの過程をサポートしたいという思いから「教育」「成人式」「就活」、3つの柱で事業を行っている。団体名には「少しずつ(Bit)」を「何度でも(Re)」繰り返すことにより社会が前進してほしい、という願いが込められている。

Q  LGBTで悩む子どもたちの声、どのようなものがあるのでしょうか?

団体のウェブにも掲載しているが、、、「同性の男の子を好きなって悩んでいたら先生に『彼女でも作らないと変な男に襲われるぞ』と言われ、先生にも相談できないんだなと思った。」また、「就職面接でカミングアウトをしたら、『帰れ』と言われ、帰りの電車で、ただただ泣いた。」という声が届いている。

Q 三戸さんが、現場で感じることはどんなことでしょうか?

近年、LGBTという言葉がメディアでも使われるようになり、日本国内の13人に1人がLGBTであるという調査結果も出てきた。私は教育現場での出張授業や研修に携わっているが、「LGBTについて知りたい」と仰ってくださる教育現場の声が年々大きくなるのを感じている。LGBTの人も、そうでない人も「LGBT問題の当事者」。そんな関心が生まれてきたのかもしれない。

Q LGBTの就活生を対象にしたイベントを開催予定なんですよね?

自分らしく働きたいと願うLGBTの就活生や求職者と、多様なバックブラウンドをもつ全ての従業員が働きやすい職場環境を作りたいと考える企業が出会うイベント「RAINBOW CROSSING TOKYO」を10月8日(土曜日)、港区のベルサール三田で開催。

Q  具体的にはどんなイベントになりますか?

第一部では、企業、団体の人事・ダイバーシティ担当者を対象に、LGBTが抱えやすい職場での問題や困難、その解決策について学ぶコンテンツを実施。第二部では、性的マイノリティの就活生および求職者を対象に、LGBT当事者社会人や、LGBT・ダイバーシティ施策に積極的に取り組む企業の人事・ダイバーシティ担当者と直接話せるコンテンツなどを行う。

Q  ちなみに、現在の参加企業は?

日本電気株式会社、LGBTファイナンス、グーグル株式会社、野村證券株式会社、ギャップジャパン株式会社などなど、、、本当に多才な企業が職場のダイバーシティ化を考えている。

Q 参加をしてみたい、という方は、どうすれば良いですか?

参加は無料だが、事前申し込み制になっている。特設サイトをオープンしているので、そこの応募フォームからぜひ参加申し込みを。

RAINBOW CROSSING TOKYO」は 10月8日(土曜日)港区三田の「ベルサール三田」で開催。