今朝お越しいただいたのは、江の島でビーチクリーンを行う団体 NPO法人 海さくら、代表の古澤純一郎さんです。おはようございます。

Q  「海さくら」、ビーチクリーンをおこなわれている、ということですが、そもそも、なぜ活動を始めたんですか?

私自身が船の道具を作る船具屋だったこと、サザン・加山雄三・TUBEなどの影響から江の島が昔から大好きだったこと、子供が生まれたこと、などの理由から、2006年の9月から休まず毎月1回、江の島でビーチクリーンを行っている。

Q  掲げている目標があるんですって?

かつて多く生息していたタツノオトシゴが戻ってくるくらい江の島の海をキレイにすることを目標として、「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い」をスローガンに行っている。

Q 「日本一楽しいゴミ拾い」具体的な活動内容は?

これまでに117回のゴミ拾いを行っているが、湘南のゴミの7割は川・街からやってくることから、流れ着いたタバコの吸殻でカヌーを作り映画にしたり絵本を作ったり、音楽フェスを開催するなど、海だけではなく街へのPRも実施している。

さらに今年の5月には「ゴミ拾い・環境ポータルサイト BLUE SHIP」を立ち上げ、多くのゴミ拾い団体を探しやすく出来るようにした。

Q 活動を始めて10年。とても長い活動期間ですが、心がけてることは?

僕らは「おしつけがましいのが嫌い」。海はキレイにしたい!!でもおしつけがましくされると逆に海から離れてしまう。そこで、ゴミ拾い中に「面白いゴミ拾った選手権」を実施して、一番拍手が多かった人は「江の島特製イカの塩辛」がもらえるような大会を開催している。拾ったゴミの共有化ができ、発表してもらうことで、友達ができたりします。1年間休まず参加してもらうと「ゴミ拾いの達人Tシャツ」がもらえ、5年間達成しますと「ブラックトング」がもらえます。

Q これまでの成果、手応え、いかがでしょう?

活動は11年目となりますが、江の島では一人あたりが回収するゴミのキロ数は減っている。ただそれは、ゴミの総量が減っているのではなく、ゴミ拾いをする人が増えたのだと思う。

Q また、海さくら だけではなく他の団体との共同プロジェクトも立ち上がったとか?

海さくらのゴミ拾いに湘南ベルマーレが来てくれ、2015年からは、逆に湘南ベルマーレのホームスタジアムの大型電光掲示板で、およそ15000人のサポーターに向けて『海ゴミは街からやってくる!!』と伝えてくれるように。試合終了にはゴミ拾いを実施している。今年の7月からは、セレッソ大阪・V/ファーレン長崎・福島ユナイテッドの3チーム加わり合計4チームとの活動が始まったばかり。

Q ビーチクリーン、、、「参加をしてみたい!」という方はどうすれば良いですか?

検索サイトで「海さくら」と検索してみてください。7月18日(海の日)には118回目の活動を実施。事前申し込みの方には青いサンタクロースのユニフォームを配り、ゴミ拾いを行う。もちろん当日参加も歓迎。ゴミ拾いの後にはイベントも開催する。

より詳しい情報が掲載された関連ウェブサイトへ。

海さくら

http://www.umisakura.com/activity