今朝お越しいただいたのは、Culmony(カルモニー)という団体の代表・現役大学生の 岩澤直美さんです。

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Q  岩澤さんが立ち上げた このCulmony、、、どんな団体なんですか?

より多くの人たちに「世界とつながる」という経験をしてもらいたいと考えて立ち上げた団体。Culmonyとは"Culture(文化)"と"Harmony(調和)"を掛け合わせた造語。

Q  活動としては、どんなことをしているんですか?

これまでおよそ1年間半、子どもを対象に英会話×多文化理解と、身近な国際交流機会を提供する活動を非営利で300名以上に行っている。これまで、英語圏の他、インド、フランス、スペインなど各国の多彩な留学生が先生となり、英会話を教えるだけではなく、紙芝居を見たり、衣装を着たり、普段生活する中では触れることが少ない文化も紹介してきました。

Q  なぜ そういう活動を始めようと思ったのでしょうか。

幼い頃から親の仕事とともに世界と日本を行き来してきた。小学校低学年のときに海外の国際学校から日本の公立小学校へ転校。外見や価値観、考え方の違いなどの理由でいじめを経験。そういった経験から、人種や国籍をはじめ、社会に存在する多様な人たちへの理解とリスペクトを深めることの重要さを実感するように。身近な国際交流を通して、世界の多様な文化や価値観を受け入れ、共生できる人を増やしたいとの想いで、Culmonyを始めることになった。

Q  NPO申請を予定されている、ということですが、具体的には どのような展開をしていこうと考えていますか?

「多様性に寛容な、違いを愛せる社会の実現」のため、より多くの子どもたちにそのようなチャンスを提供できるよう、MulCul Academy(マルカル・アカデミー)という、国際色豊かな家庭教師による英語教育と多文化理解レッスンの開始を予定している。

Q  さらに、、、英語を学んだあとのイベントも

  計画されているんですよね? 「せっかく学んだ英語を使う場所がない」ということを防ぐため、外国籍の子どもと交流できるイベントや、プチ留学体験など、様々な企画でサポート。はじめは、東京23区にお住まいの方を対象にし、徐々にエリアを拡大していきたい。

Q  現在クラウドファンディングを実施されているんですって?

非営利ながら、持続的に運営が可能となる仕組みを目標として計画を立てている。そこで初期段階に必要な資金、また一部の子どもに無料で授業を受けてもらうに当たって必要な資金が足りていない現状。そのうちの一部を、ご支援に頼りたいと考えている。

Q  岩澤さん、これから、活動のなかで、子どもたちに どんなことを伝えていきたいと思ってらっしゃいますか?

世界には、いろんな個性や文化を持った人たちがいて、みんな違って当たり前だということを感じた上で、その違いを楽しみ、愛せる人たちになってほしい。そのような共生でできる子どもたちが、イノベーションを起こしたり、より良い社会づくりに貢献してくれることを願っている。

子どもたちに国際色豊かな家庭教師に出会うチャンスを!