●今朝、お越しいただいたのは、『NPO法人Heart&Earth』の代表 磯野共余さんです。

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Q  まずHeart&Earthの活動について、ご紹介いただけますか?

→NPO法人Heart&Earthは世界が「平和な世界」になるために何が必要かを考え、「地球の子ども達へ贈り物」をする活動をはじめました。贈り物は2つあります。1つは『音楽・音のチカラ』です。音楽は肌の色、言葉、国境を越えて人々の心を一つにすることができます。もう一つは子供たちの自立支援。遊びを通して子ども達と触れ合い、子ども達の可能性を引き出すサポートをしています。この2つの贈り物を意識しながら、日本の子ども達と世界の子ども達を繋げます。子ども達を繋ぐことは、国と国を繋ぐことです。子ども達を繋げることが平和な世界に繋がると信じ、昨年の春に個人的に活動をはじめ、今年の8月末にNPO法人として団体を設立し活動をはじめました。

Q  具体的にはどんな活動をしていらっしゃるのですか?

→活動を始めて日は浅いですが、今まで地元の方をはじめ、老人ホームなどで音楽大学の学生さんにお願いをして無料コンサートを開催してきました。また昨年春にカンボジア、11月にバングラデシュの孤児院の子ども達に会いに行ってきました。 12月にはクリスマスチャリティーコンサートを開催し、その収益で今年タイ北部の街、チェンライにバイオリニストの細谷美佐緒さんと一緒に音楽を届けに行ってまいりました。

そして今年の9月に文京区にある同仁教会で細谷さんにご協力頂き、バイオリンのチャリティーコンサートを開催しました。今月には再度チェンライに渡航して高校生に日本の歌を伝える機会を頂き、ネパールで小学校を運営している日本の方とも会う約束をしてきました。

Q  普段聴くことがない"音楽"に触れた方々の反応は?

チェンライでは子ども達が通う高校の卒業式で演奏をさせていただいたのですが、その卒業式では細谷さんの演奏が始めると会場から歓声と拍手が自然に沸き起こり、子ども達に「すごい、すごい」と喜んでくれました。また、その際に少数山岳民族のアカ族の村の皆様に音楽を届けることができたのですが、演奏後、数人の方が声をかけてくださり、一人のおばあさんがジェスチャーで「感動した、涙がでた」と目に涙いっぱいため伝えてくれました。私はこの時、音楽は国境を超えて繋がることができると感じました。

Q  Heart&Earth、今後の展望は?

→今までの活動は、人とのご縁から音楽を届けることを中心に行ってきました。その活動を続けながら、今度は私達が繋がった国の子ども達を日本に呼んで、日本の子ども達と交流をする「世界音楽オリンピック」開催を考えています。世界音楽オリンピックでは音楽が好きな子ども達を集め、「音楽」と「遊び」で交流を図れればと思っています。その子ども達が仲良くなり、心が通じあうことで5年、10年、100年後の世界が繋がるためのリーダーになってくれたら嬉しく思っています。これから世の中がどのように変化をしていくのかわかりません。もし争い事が起こることがあったら、交流をした子ども達が「僕は友達のいる国とは戦わないよ」そんな言葉を聞ける未来になることを望みます。

Q  私たちにできることはどんなことでしょう?

→Heart&Earthの活動は始まったばかりです。一人でも多くの方に私達の想いや活動を知っていただきたいと思います。そして私達は「循環」という言葉を大事にしています。コンサートにいらしていただいた皆様や、サポートをしてくださる方々に喜んでいただいて、その気持ちを世界の子ども達に循環していきたいと思っています。「繋がり・循環・平和を思う気持ち」などは目で見ることは出来ません。そんな『目には見えない繋がり』を大切にしていきたいと思っています。

そして私たちがやりたいことは資金がかかります。ご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、ご支援をいただけると嬉しいです。もし今日の放送をお聞きになって「ピン」ときましたら、ぜひお問い合わせください。お一人お一人の心の平和が、世界の平和に繋がって行くことを大切に思っていただけたら嬉しいです。

より詳しくは、ウェブサイトをチェックしてください。