2023年11月26日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : Vaundy


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 今日のゲストは、2021年5月以来、約2年半ぶりのご出演となる、Vaundyさん!


<ここ数年を振り返ってみて>

クリス:この2年半 かなり目まぐるしく時間が過ぎていったと思うんですが、ここ数年を振り返ってみてどうですか?

Vaundy:大学に入学してから卒業するまでに、最初のキャリアが進んでいたという感じだったんですけど、だから2年前とは感覚も違うし、”つくっているもの”も違いますね。それでも、忙しかったなという感じはあります。

クリス:忙しかったよね。。忙しい時ってあっという間なの?それとも長い道のりだったなと思う?

Vaundy:割とあっという間でしたね。思い出せないんですけど、でも昨日のことのようでもあるというか。

クリス:処理しきれていないんだ。。物思いに耽る時間もないと。。

Vaundy:こうやって生放送に出させてもらったりとか取材を受けさせてもらう中で、やっと振り返られる感じで、それまでは頭をフル回転させて、本当にずっと色々なものを作ってましたね。。ゲームとかガンプラとかもできていなかったですし。

クリス:自分好きな趣味みたいなものができないというのは、本当に忙しいんだね。。


<約3年半ぶりの2ndアルバム「replica」 をリリース>

クリス:これまでにもコンスタントに楽曲をリリースしていましたけど、よくこんなに曲をかけますよね??本当にすげぇなと思って。。

Vaundy:僕の感覚では常に人の何倍もやっていないと、と思っていて。そこまでずっとアウトプットし続けてやっと「これ見えたかもな」という感覚を得られるのかなと思っていて。。そんなにやっぱり楽器が上手いわけではないですし。。

クリス:基本的には鍵盤??ギター?

Vaundy:ギターメインですね。ここ最近でやっと人に聴かせて「面白い」と思ってもらえそうなものは、出来るようになったんですけど。。

クリス:アルバムは3年半とかなり期間が空いていますが、そこには何か意図があったんですか?

Vaundy:いや、特に意図はないんですが、このアルバムは「卒業制作」をテーマにやっていて、自分で4年間を振り返って「ポップスとは何か」みたいなものを振り返ってつくりました。去年にはコンセプトみたいなものは出来ていたんですけど、今年になって「全然出来ていないから完成させよう」というのでつくった感じなので、特に「アルバムを作ってくれ」と言われてつくったわけでもなく、僕なりに一回まとめようと、つくったアルバムです。

クリス:パッケージデザインもこだわりを感じますが、これも卒業制作というテーマが反映されているんですか?

Vaundy:そうですね、僕はずっとデザインを勉強していたので、やはり「手に取った時に、嬉しい」という感じられるようにと思って作りました。自分でもCDを入れて聴く機会というのはかなり少なくなっていて、「サブスクでいいじゃん」という思いもあってでCDでリリースする際に、「開けなくていいパッケージ」でいいんじゃないかと思って、「開けたくなかったら開けなくていいし、開けたかったら、中に面白いものが詰まってるかもね」というコンセプトです。



<「トドメの一撃」でフィーチャーしているCory Wong
さらには現在のミュージックシーンについて>

クリス:Cory Wongのギターを聴いて「この人と一緒にやりたい!」と思ったの?

Vaundy:人生のどこかで絶対一緒にやりたい」と思っていて、どのタイミングが一番面白いかなと思った時に、アニメ「SPY×FAMILY」のエンディングという大舞台で一緒にできたらなという思いで依頼しました。

クリス:どうですか?一緒にやってみて。

Vaundy:ものすごく繊細に”ものづくり”をしている人なんだなというのは送られてきた音源を聴いて感じましたね。そのあと、僕が「こうしたい、ああしたい」というと「うん、いいよ!」となんでもやらせてくれる人でしたね。自分のスタイルが確立されている人なので、気軽にポイっと渡しても大丈夫、という自信を感じましたし、「あー、もう一回やりたい!」と思ってます。笑

クリス:繊細というのは、どういうところが繊細なの?

Vaundy:繊細という言葉があっているのかもわからないんですけど、「精密」なのかもしれないですし、。ヒューマンなんだけど、今のDTM文化を理解した上でめちゃめちゃオンタイムでかっこいいものを作るよ俺らは、みたいなのものを音源から感じる方でしたね、。曲の作り方自体も「波を意識している」というか、日本の音楽の作り方にすごく似ているというか、そこがすごく合うんだろうなと思います。

クリス:他のアーティストで言うとルイスコールなんかも精密さを感じますけど、あれって世界的なトレンドなんですかね?

Vaundy:どうなんですかね、。DTMとかが出てきて、「デジタル上で音楽やってこうぜ」と言う流れができた時から、クリックというものができて、クリックからズレると全ての編集がしづらいので、そういう面でスタジオミュージシャンの需要も変わっていったんだと思いますね。そのオンタイムの上で、どうやったらグルーヴできて機械よりもかっこよくなるかのを追求している、そういった流れにあるんだと思います。

クリス:クリックの正確さありきで、もっと生身のものをね、。

Vaundy:今回のアルバムもそれだけを意識していて、オンタイムではありつつ、「これって人間が作っているのわかるでしょ?」というのを面白く伝えられたらなと思っていて。

クリス:なるほどね。。Vaundyありがとう。今のミュージックシーンの第一線プレイヤーたちのスタンスみたいなものがすっげぇ見えた。

Vaundy:BOBOさん(Vaundyのサポートメンバー/ドラムス)もそうで、オンタイムだけどかっこいいというのが重要だと、そういう話はよくしますね。

クリス:クリックなんてという人もいるけど、クリックがあった上で、それプラスオーガニックにというね。

Vaundy:逆にそれができた上で、クリックを排除すると、また新しい音楽ができたりするのかなと実験中ではあるんですけど。。

クリス:ちなみに、今回のアルバムに参加しているメンバーはライブでも一緒にやっているメンバーが多いんですか?

Vaundy:そうですね、普段から一緒にやっているメンバーが多いですし、彼ら一人一人が作家なので、僕が思ったことに「そうそう!それそれ!」みたいな会話ができて、一緒に作ってくれるので、割とスムーズにできましたね。


クリス:今の話聞いて、アルバムのレコーディングに参加したメンバーが、ライブでも一緒にやるっていうのは理にかなっているかもしれないですね。

Vaundy:そうですね。「一緒に作ったから大丈夫」といういい意味での責任感がありますね。




全公演が完売となっていますが、自身最大規模6大都市12公演のアリーナツアーも控えるVaundyさん、今後の活動もぜひチェックしてみてください。



Guest : Dylan Chambers


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