2013年05月12日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : スピッツ


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今年のJ-WAVE春のキャンペーンソングを歌うスピッツが、久々にメンバー全員で登場!

クリス:スピッツ4人全員でお越し頂きました。この番組には2年7ヶ月ぶりのご出演になりますが、全然変わらないですね。
草野:いや・・・確実に刻まれてます(笑)。
クリス:見た目は変わらないですよ。
草野:脱ぐとちょっとあれです(笑)。
クリス:戦うのがまた大事ですよね。

クリス:普段の日曜日は何してるんですか?
草野:バンドやっていると、リハ入ったり、レコーディングしたりと日曜日も普段とあんまり変わらないですね。
クリス:もう何年もそうですか。
田村:ただ、3日働いたら1日休むという感じです(笑)。

クリス:5月15日、約2年8ヶ月ぶりの両A面シングルをリリースされますが、タイトルを教えて下さい。
草野:「さらさら/僕はきっと旅にでる」の2曲です。
クリス:「さらさら」は今年のJ-WAVEの春のキャンペーンソングでお馴染みです。改めて、この曲に込めた思いは?
草野:久々のスピッツの曲なので、“頑張ってるよまだ”という思いを込めて(笑)。
クリス:依頼があって作ったんですか?
草野:いや、曲が先にあって、それを気に入ってもらった感じです。
クリス:「さらさら」というのは新しい春のまっさらなイメージですか?
草野:あと、CDジャケットもそうなっているんですが、清流をイメージしています。
クリス:この曲は亀田誠治さんプロデュースということですが、もう関係は長いんですよね?
草野:10年ぐらい。
クリス:10年!
田村:そんな経つんだ。
三輪:「さわって・変わって」ぐらいからだよね。
クリス:きっかけは何だったんですか?
三輪:田村が元々知ってたよね?
草野:ベーシスト同士で飲んだりしてたの?
田村:飲んだというか、隣のスタジオで亀田さんがレコーディングしている時にベースを譲ったんです。
草野:譲ったの?太っ腹だね。
田村:あ、売った売った(笑)!
クリス:どこのベースだったんですか?
田村:プレべだったかな。ちゃんとした値段で買ってくれたんで、せっかくなんで飲みに行きましょうという流れになった記憶があります。
三輪:そこからだよね。
クリス:亀田さんについては、どういう印象だったんですか?
草野:最初に出会った時は、椎名林檎さんのプロデュースをやってらした一方で、チェキッ娘のプロデュースもやってらしたので、その振り幅がいかしてんなーと思ってました。
クリス:亀田プロデュースの魅力はどういうところにありますか?
草野:一皮剥いてくれる感じがあります。俺らがなめこの味噌汁だとすると、亀田さんは三つ葉なんです。そのものの味も引き立つエッセンスを加えてくれるイメージがありますね。
クリス:それは引き算ですか、足し算ですか?
草野:引く時も、足す時もあります。本当に引き出しの多い方です。

クリス:今作「さらさら」のポイントはありますか?
三輪:4人で出せる音を作ろうということで、シンプルにということはいつも言っています。
草野:あまりガラッと変化を見せていくバンドでもないので、俺らに出来る一番いいものをというのは根底にあります。若いバンドもいっぱい出てきていて、それに対抗して自分たちを変えていくんじゃなくて、自分たちがずっとやってきたことで太刀打ち出来ないか、とちょっとおじさんの悪あがきのような雰囲気もありますけど(笑)。

クリス:「僕はきっと旅に出る」はJTBの夏旅CMソングとなっています。これは、旅をテーマに書き下ろされたんですか?
草野:これも最初に曲がありました。
クリス:どんな時に思いついた曲ですか?
草野:メロディーやアレンジのアイデアは10年くらい前からあったものです。曲作りの期間はなかなか旅に出れない時期でもあったので、旅への思いが素直に出た曲です。
三輪:10年前のメロディー案からサビは変わってないよね?
草野:Aメロも変わってなかったかな。リズムアレンジがあまり浮かばなかったので、亀田さんにアイデアを頂きました。

番組恒例★ピンポンボックス

◎カラオケで必ず歌う18番ソングは?
田村:昔よく歌ってたのは、JITTERIN'JINNの「プレゼント」です。
崎山:懐かしいね。
田村:もう10年くらい歌ってないかな。
クリス:カラオケ自体あまり行かないですか?
田村:行かないね。
草野:俺、年に3、4回は行ってる。
クリス:それは付き合いでですか?
草野:飲んだ後に友達と行ったりします。

◎個人的な些細な悩みを教えてください。
三輪:すぐ“いや”って言っちゃいます。同意する時も、一回“いや”って付けちゃうんですよ。口癖です。
クリス:なぜですか?
三輪:スピッツの現場でよくいやいや言う時期があって、レコーディング中に“いや”を一回言う毎に10円入れるという罰金制度を設けられたことがあります。
クリス:メンバー全員ですか?
三輪:みんなです。みんなよく言ってたんですよ。
草野:どんどんみんな無言になっていくっていう。
田村:一つのレコーディング終わったら、4万超えて貯まってたからね。このプレイどう?「いや、いいかも」みたいな(笑)。「いや」の時間に相手の顔色窺ってんだろうね。
クリス:それが不和なく、26年間バンドが続いた秘訣かもしれませんね。

◎自分を動物に例えると?
崎山:犬かな。
草野:従順?
崎山:スピッツだけにね。
全員:おー(笑)。
クリス:みんな犬好きでバンド名がスピッツなんですか?
草野:最初はパンク寄りだったんで、飼われている俺たちみたいなイメージでした。
三輪:弱いくせによく吠える犬、つばを吐くみたいな。
クリス:つばを吐くって英語でスピッツって言いますもんね。

◎もしもミュージシャンじゃなかったら?
草野:全く浮かばないです!
クリス:バンド26年やってるんだもんね。小さい時は何になりたかったですか?
草野:漫画家でした。
クリス:今でも絵を書いたりしますか?
草野:落書き程度ですけど。
三輪:上手いですよ。味があります。
草野:味、勝負で。
クリス:過去にスピッツの作品に関わるもので書いたことはないんですか?
草野:会報の中で書いたりはしてます。
田村:アルバムのジャケットのコンセプトは草野が考えること多くない?
草野:ああだこうだ、デザイナーさんを悩ませること言ってます。

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Guest : 高橋優


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2ヶ月連続で新曲をリリース!高橋優の登場!

クリス:高橋優さんにお越し頂きました。この番組的には、2011年4月に出演していただきました。2012年8月13日のJ-WAVEの日行われたJ-WAVEのライブイベントにも、私はご一緒させていただいたというか、僕が高橋くんの「福笑い」をベースで伴奏したのを覚えています。
高橋:あれは楽しかったです。アコースティックギターとベースの二人だけでも難しいというのに、初めてのセッションでしたから。
クリス:俺スーパー素人なのに(笑)!録音されるのは知っていたんだけど、まさか生中継だとは思っていなかったからね。
高橋:しかもあの時360度お客さんに囲まれるという、なかなかないステージでしたからね。
クリス:ドキドキでした。けど上手くいったよね。
高橋:楽しかったです。

クリス:5月15日にニューシングルがリリースされます。タイトルを教えてください。
高橋:「同じ空の下」という曲です。
クリス:前作の「(Where’s)THE SILENT MAJORITY?」に続いて2ヶ月連続リリースとなります。前作では、BRAHMANとのコラボだったけど、前から交流があったの?
高橋:2011年の5月くらいにセッションイベントがあって、TOSHI-LOWさんがやっているBRAHMANじゃない方のバンドOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDと高橋優でやらせてもらったんです。それ以来、去年もセッションさせてもらったりして、親交はありました。今回、僕からTOSHI-LOWさんにコラボさせてもらえないですか?と何回も連絡したり、留守電にも残して頼みこみました。そしたら、ストーカーみたいだったと言われたんですけど(笑)
クリス:その甲斐あって実現したコラボなんですね。「同じ空の下」はまた新たな曲ですが、これはどういった曲ですか?
高橋:今年は、沈黙をぶち壊すというテーマを持って作品を作っているんです。角の立つ言葉とか、誰かに対しての誹謗中傷になってしまうんじゃないかと恐れてあえて避けてきた言葉や思いが自分の中にあったんです。でも、作品作りにおいて、自分らしさや自分という人間が歌う意味が欲しかったので、色んなことを恐れずにまずは自分の思った事を正直に曲にしていこうと考えて前作の「(Where’s)THE SILENT MAJORITY?」は出来ました。今回の作品も、ある意味で自分の中の沈黙を壊しているんですよ。今までにないくらい壁にぶちあたって、キレイごとでなく生きて行くってどういうことか、と悩んだ状態を書いた曲です。ただ悩んでるだけでなく、悩んだ時ほど友人の顔が浮かんで来たり、その友達は今何やっているんだろうということを考えたりしながらその時の素直な気持ちを書いた曲になっています。
クリス:色んな意味で男っぽくなったよね?
高橋:あ、ありがとうございます。自分という人間が正直になったら、こういうものが出来るという部分を知って作品にしていかないと、僕である意味がなくて、誰でもよくなってしまうのが一番怖かったんです。
クリス:その人が納得してるかどうかだよね。常にポップに明るくさせたいというのも全然問題ないし、ファンがいるなら需要もある訳だからね。でも、自分が納得いかないことをやり続けるのはよくないもんな。

クリス:ミュージックビデオいいね!関根さん!
高橋:今回、カメラマンの大橋仁さんとやらせて頂いたんですが、「同じ空の下」にはどういうMVがいいのか何回も打ち合わせした結果、ドキュメントなんだろうなという結論に至ったんです。じゃあ何をドキュメントするかということで、最初は高橋優の日常を昼夜追うのでいいんじゃないかという話も出たんですけど、僕だと世界が集約してしまうと思ったんです。同じ空の下に居る、僕と関わりがあるのかないのかも分からない距離の人を追う方が面白いんじゃないかという話になり、大橋仁さんが100人近くの人に声をかけて出演者を探してくださいました。最終的に都内某所の将棋センターに行って将棋を終えた帰り際の関根さんに声をかけたんです。そしたら、快く引き受けて下さったんです。
クリス:高橋くんは、関根さんと将棋うってる30秒弱しか出てないんだよね。
高橋:関根さん将棋強いんですよ(笑)。3段の腕前なんですって。小学校の頃から将棋だけはかかさずやっていたと仰っていました。最初の10手くらいでもう見えたって言われましたもん。
クリス:凄いね。何か学んだ?
高橋:1回目は守りに徹してしまって攻められもせずにただ負けた形だったんです。そしたらその様を見て関根さんは、“将棋はね、勝ち負けもあるけど自分らしい将棋をうつのが楽しいんだよ”て言われて、2回目は自分らしい将棋がうてたかなと思います。そこに関して、成長させてもらったと思います。
クリス:それが曲のコンセプトみたいなもんじゃん。
高橋:そうなんですよ。将棋センターで改めて僕は自分の人生の生き方を学んだんですよね。
クリス:縁ですね。
高橋:間違いなくそうですね。

番組恒例★ピンポンボックス

◎心のアイドルは?
高橋:流行っていたというのもありますが、モーニング娘。です。
クリス:世代的にそうなんだ。
高橋:中学校から高校くらいの時にヒットしていましたからね。
クリス:誰がお気に入りでしたか?
高橋:それがいないんですよ。僕の友達は、矢口真里さんが大好きだったんで、矢口真里さん情報が凄い入ってはいたんですけど。一回だけ、友達がどうしても1人じゃ行きづらいということで一緒にライブに行ったことがあります。随分いい席で見させて頂いたのにもかかわらず、僕はその頃、Radioheadとかを聞いていたので、僕からすると新しい日本語がどんどん入って来て、追いつけないかもという不安を持ちました(笑)。けど、みなさん可愛らしくて素敵でした!

◎もしもミュージシャンじゃなかったら?
高橋:映画館で働いていたと思います。札幌で路上ライブをしていた時に映画館でアルバイトもしていたんですけど、アルバイトからパートにまで昇進したんです。100人くらいのスタッフがいたんですけど、シフトを僕が作ったりもしていました。仕事が出来ると言われまして、そこに僕は居場所を発見しかけたんです。音楽で芽が出なかったら、映画館で生きていけちゃうという逆に危機感も生まれてはいました。
クリス:ちなみに好きな映画はなんですか?
高橋:フォレストガンプですね。けど何でも好きですよ。

◎10年後の自分はどこで何をしていますか?
高橋:歌ってさえいてくれればいいかなと思います。現状よりは、もっと自由にやっていて欲しいと思います。もっと楽しめる何かを発見して、いい歌を歌っていられればいいなと。
クリス:常に自分探しをし続けているんですね。
高橋:そうですね。

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