2013年03月10日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : NOTHING'S CARVED IN STONE


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ニューシングルをリリースしたNothing’s Carved In Stoneから村松拓(Vo/G)と生形真一(Gt)が初登場!

生形:Nothing’s Carved In Stoneギターの生形真一です。
村松:ボーカル村松です。
クリス:初めまして。Nothing’s Carved In StoneはJ−WAVEウィークリー深夜2時からのTHE KINGS PLACE木曜日を担当していますけれど、どうですか?
生形:楽しいです!
クリス: どこが楽しいですか?
生形:1人じゃないから、こんなこと言ったら失礼ですけど、深夜だし割と軽いノリで出来てます(笑)。
クリス:ラジオは初めて?
生形:僕は昔やってたんですけど・・・。
村松:俺は初めてです。
クリス:村松くんって、歌聞くと声高めだけど、地声低いよね?
村松:そうっすね。何なんですかね(笑)?
クリス:歌う時は高い声も低い声も出せるの?
村松:割と高いところは一般男性ぐらいは出るんですけど、下は結構出ます。でも、低音質の部分は編集で全部切っちゃってるんですよ。他の楽器にかぶっちゃうんで。
クリス:へぇ、面白いね。

クリス:バンドはどういう経緯で結成されたんですか?
生形:僕が一緒にバンドやりたいメンバーを集めようと思って声をかけました。まず、ベースのひなっち(日向秀和)に声をかけた所から始まって、そこから人づてにメンバーを集めた感じです。
クリス:村松くんはどうやって入ったの?
村松:真一がライブに見に来てくれて、声をかけられたところからです。「お前が気に入った」みたいなノリで。
クリス:あんたをゲット!みたいな感じで(笑)。じゃあ生形くんがバンマスという感じですかね。バンドのコンセプトはあったの?
生形:音のコンセプトはなかったですけど、とにかく妥協しないでメンバーを見つけようという所から始まりました。バンドを他にやっていようが関係なく、一緒にやりたい人を誘いました。
クリス:その基準は何だったの?
生形:感覚ですね。例えば、ベースのひなっちだったら前からストレイテナーというバンドでよく見てたんで、探すのは早かったです。拓ちゃんとかは、最終的にはライブを見に行かないと分からない部分があったので、ステージに立ってる時のオーラを重要に思ってました。それがうちのメンバーには全員にあったので誘いました。

クリス:このバンド名は外国のお友達に付けてもらったんでしょ?凄い長いよね。
村松:失敗したー、と思って(笑)。
生形:長いのはいいんですけど、略せないので。何かありますかね?
クリス:ナシカ?
村松&生形:(笑)
クリス:難しいよね。やっぱナッシングスになっちゃうか。何て呼ばれてる?
村松:ナッシングスですね。
生形:スカパラみたいにもっと呼びやすい名前の方が良かったんですけど。
クリス:やっぱ、ナシカト?ナシカスト?難しいね(笑)。

クリス:3月6日に今年第一弾のニューシングルがリリースされました。タイトルは?
村松:「Out Of Control」です。
クリス:どんな思いを込めて書いた曲なんですか?
村松:まさに制御不能と言いますか。答えが出せない事とか自分の中でモヤモヤしている事を書きました。この歌詞を読んだからといって答えが出るようなメッセージを伝えたいとかそういう感じではなくて、一個の事に表裏あって一つのきっかけでそれが裏返ってしまうことって結構あると思うんです。そういったことに、どういうふうに立ち向かって行くかということを書いた曲です。
クリス:これはアニメ「PSYCHO-PASS」の主題歌になっていますが、書き下ろしだったんですか?それともたまたま上手い具合にフィットしたんですか?
村松:タイミングがフィットした感じだよね?
生形:そうですね。
クリス:前回のアルバムからメジャーデビューしたという事なんですけど、どうですか?
生形:昔からのファンの子には「ちょっと心配です」とか言われたんですけど、俺らは何も変わらないです。今までは、凄い少ない人数で色んなことをやってたんですけど、それが今日のラジオにしてもEPICの人がたくさん居るのは心強いです。
クリス:ああやれ、こうやれって言ってこない?
生形:言ってこないです。逆に、俺らが言うことを、今のところはかなり聞いてくれます(笑)。
クリス:それ良いよね。メジャーデビューの一つ怖いところは、強いレーベルが付いてくれたのは良いけれどやたら「君たちこういう風にした方がいいよ」とか言われたり。
生形:そういうのは一回もないです。
クリス:EPIC良い会社なんだね!
村松&生形:(笑)
クリス:「Out Of Control」だいぶ突っ込んでる感じですけど、CD全体的にそういう感じだよね?
生形:そうですね。
クリス:どういうプロセスで曲は作ったんですか?今回は村松くんが歌詞を書いたということですけど、曲は?
生形:誰かがリフを持ってきて、そこからセッションで広げてくっていうのが一番多いパターンです。
クリス:一つのキーリフがあるんだ。ワンコードでずっとジャムってという感じ?
生形:それもあるし、何となくコードを決めて来て、次の展開はこのコードで、というのもあるし、ワンコードからその場でみんなでコードを考えることもあります。
クリス:一曲作るのにどれくらいかかるの?
生形:早いのだと2日くらいで、遅くても3、4回スタジオ入れば曲はできるかなという感じです。
クリス:みんなで作るって感じですか?
生形:そうですね。
クリス:バンドはそうじゃないとね。1人で全部やっちゃうケースってあるじゃない(笑)。
生形:うちはないですね。

クリス:ライブが非常に評判なんですが、やっぱり曲を作る時はステージを意識してるの?
村松:あんまり関係ないですね。
生形:たまに、作ってる途中にこれ盛り上がりそうだねって言って話すことはありますけど。
クリス:ステージ上で絶対できない曲も作る?
生形:今のところはないです。うちは同期も出しちゃうんで、全部できます。

クリス:次のアルバムのレコーディングはもう入ってるんでしょ?
生形:ちょうど4日ぐらい前に曲が全部揃ったので、この後もリズム録りを見に行きます。
生形:今日で全部録り終わりますね。
クリス:リリースはいつなの?
生形:まだ決まってないですけど、夏前には出したいと思います。

番組恒例★ピンポンボックス

◎ 必ず守る自分だけのルールは?
村松:いきなり難しいのきた。なんだろうな、なんだろ、うーん、なんだろうなんだろうなー。
生形:(笑)
村松:納豆は2回ぐらいしか混ぜないっすね。
クリス:何で?
村松:ネバネバしてるのが嫌なんですよね。
クリス:嘘?じゃあ食べなきゃいいじゃん(笑)
村松:好きなんすよ納豆が(笑)
クリス:変なやつだなー!俺なんかグニャグニャにするけどね。
村松:白いふわふわしてるのが嫌なんですよ。

◎ 親孝行した思い出を一つ教えて!
生形:バンドをアマチュアでやってた頃は、うちの親「やめろ」って凄かったんですよ。ほんと、毎日のように言われてたんです。でもバンドのレーベルが決まって、ちょっとずつ人気出てきたら分かりやすく手のひらを返しまして。サインとか書いてあげたことあります(笑)
クリス:最初は、やめろやめろって言ってても、いつかはやると思っていたよ!というようなことですよね。布袋さんがそれ言ってたな。でも、それが親心ですよね。

◎ 他人には理解されなさそうな個人的な悩みは?
村松:なんだろうなーすっげえ難しいな。
生形:(笑)
村松:あんまないですね。
生形:じゃあ俺が答えてあげようか?
村松:うん。
生形:鎖骨の上あたりの首に赤いぽっちが出きてるんですけど、これが全然消えなくて。最初黒かったんですよ。かさぶたみたいであまりに気になって引っ掻いてたら、ぽこって取れたんです。そしたら今度赤くなったんですよ!
クリス:皮膚科に行けばいいじゃん。
村松:そういうことですよね(笑)
生形:それが首だけじゃなくて、もう何個か出きてるのが心配です。
クリス:見てもらいなよ、皮膚科で。
生形:(笑)

◎ 思い出のライブ、一番初めに見に行ったライブは?
村松:思い出のライブは、19歳ぐらいの時に見に行ったブラフマンのライブです。ライブのエネルギーとか、バンドのエネルギーがこんなに凄いのかと感じました。
クリス:それがプロになるきっかけみたいな感じですかね?
村松:そうですね、憧れが強くなったのはあのライブですね。

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Guest : サカナクション


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約半年ぶりに、サカナクションのボーカル 山口一郎が登場!

クリス:調子はどうですか?
山口:調子はバッチリです。
クリス:若干アンニュイな空気が漂ってるんですが。
山口:プロモーションが続いてるので、ちょっと疲れてます。
クリス:いいですよ、そのアンニュイな雰囲気が素敵ですよ。

クリス:レコーディングがかなりみっちりで大変だったんでしょ?
山口:昨年の9月頭からレコーディングを続けてました。
クリス:非常に上質な一枚が完成しましたね。
山口:ありがとうございます。
クリス:アルバムが出来た後は、北海道の実家に戻ってたんでしょ?
山口:それも実はプロモーションで戻ってたんです。
クリス:そうですか!どうでした?
山口:久々に雪景色を見て昔を思い出せたので、休まりました。
クリス:ご両親にお会いしたりも?
山口:実は実家には帰れなかったんですよ。
クリス:本当?この親不孝者(笑)!何で帰らなかったの?
山口:僕は北海道の小樽市出身なんですけど、札幌市内でのプロモーションだったし、一泊だったので帰れなかったですね。

クリス:サカナクションは6枚目のアルバム『sakanaction』を3月13日にリリースしました。これは、セルフタイトルアルバムにしたんですよね。それは何故ですか?
山口:3枚出したシングルがドラマの主題歌だったり、CMソングだったりタイアップが続いたんです。なのでこのアルバムで僕たちの存在を知ってくれる人がたくさんいるだろうなということを予想して、今の自分たちを閉じ込めたアルバムにして、タイトル名もバンド名にしようということになりました。
クリス:サカナクションはデビューしてどれくらい経つの?
山口:6年目です。
クリス:2012年はサカナクションにとってエポックな1年でしたよね。
山口:そうですし、非常に難しい1年でもありました。自分たちが上にのぼっていくという感覚をあまり自覚しないままであったし、外に向けて音楽を作るということをイマイチ理解出来ないままでもあったんです。
クリス:外に向けてというのは?
山口:例えば、テレビに出演したりとかタイアップで曲を作ったりすることです。今までマイノリティーな世界で戦って来たつもりだったので、外に飛び出した瞬間に、新しい景色が広がって少し戸惑った時期もありました。
クリス:アーティストには、自分が誇れる作品を作って、それを世の中に受け入れてもらうという役割がありますもんね。

クリス:アルバムの制作のラストはメンバーが3日連続徹夜で仕上げたんでしょ?
山口:はい、ほぼ寝ずに。
クリス:デッドラインはいつだったんですか?
山口:2月8日だったんです。でも、それを超えて2月14日に完成しました。それ以上超えたら発売延期でした。
クリス:どこがキモだったの?
山口:歌詞です。今回の作品はオケが完成してから歌詞を入れるというスタンスでやってたんです。なので、オケが遅れるとその分歌詞を書く時間が短くなったので、それで後ろに詰まってしまいました。
クリス:歌詞は山口くんが書いてるんでしょ?最後の3日間、他のメンバーは何してたの?
山口:その間、ミックスの細かい直しとか、マスタリングをやってました。全部通してのマスタリングは出来なかったので、一曲ずつやって最後の一日のほんの数時間で頭から通してマスタリングをしました。
クリス:血と汗と涙の結晶と言う感じですね。
山口:そうですね。

クリス:ほぼ家でトラックは作ったということだけど。電気代が大変な額になってたとか。
山口:もうビックリしましたね。
クリス:いくらぐらいだったの?
山口:5ヶ月間で20万円くらいでした。
クリス:うっそ!?
山口:電気代はクレジット決済にしてたんで、明細来た時にビックリしちゃって。何でこんなに支払ったのか分からなかったんです。スキミングに遭ったんじゃないかと思って慌てて調べたら電気代でしたね。どこに請求したらいいんだろうと思って(笑)
クリス:事務所?
山口:メーカーと事務所に話したんですけど「そうなんだー」みたいな感じで(笑)。
クリス:それは請求しなきゃ。確定申告は自分でやるの?
山口:税理士さんにお願いしています。
クリス:そこで経費として落としてもらわないと。レコーディング・コストな訳ですから。
山口:スタジオ代も今回かかってない訳ですよ。なので、レコーディング制作費としては過去最低だと思いますよ。もう原盤権頂きたいです(笑)。

クリス:家でのレコーディングは、いつもと違ったことはありますか?
山口:スタジオでやると仕事っぽくなるんですけど、家でやると高校生の頃の放課後のような感じです。友達と家に集まって音楽作っているようなリラックスした空間で出来るので、メンバーも好きな音を探すというのには有利だったと思います。
クリス:時間に拘束されていないという意味で贅沢でもあるよね。
山口:しかも、お酒も飲めるので。12時過ぎると、お酒飲みながら鍵盤弾いたりとかしてました。手を叩いてゲラゲラ笑いながら音楽を作る時間が久々だったので、本当に楽しかったです。
クリス:出来上がったアルバムに関しては賛否両論ありましたか?
山口:音楽誌の人たちの評価が結構バラバラで、もっとシングルっぽい曲をたくさん揃えた方が良かったんじゃないかという意見もあったし、これは問題作だという人もいたりしました。逆に、ファッション誌などのカルチャー誌は攻めたアルバムだねとか、最高と言って頂けたりもしたんです。何でその差があるんだろうなと思ったら、今回のアルバムはダンスミュージックの要素が強いんですね。僕らが普段出ていた音楽誌はロック誌が多かったんで、そこで差があったのかと思いました。ファッション誌の人たちはジャンルじゃなくフラットに聞いてくれた上で、評価してくれたのかなと思います。
クリス:新しい試みをすると、それまで好いていてくれた人が戸惑うというのはあるかもしれませんね。
山口:でも、近くにいてずっと見てくれていたライターさんや編集の人は良かったって言ってくれたんで、バンドってストーリーなんだなって思いました。
クリス:けど、かなりヒット曲満載だよね?
山口:そうなんです、意外と攻めてるんです(笑)

クリス:全国ツアーもありますが、どんなライブになりそうですか?
山口:ダンスミュージックとロックという、縦ノリと横ノリが一つのライブの中で混ざり合うので、ライブを見に来た人もいつの間にかクラブミュージックを味わっているというよな、今まで経験したことのない空間を目指したいです。
クリス:山口くんはクラブとか行くの?
山口:行きますよ。
クリス:そうなんだ!
山口:昨日も友達がUSTREAMでDJやってて、ずっと部屋で1人裸で踊ってました。
クリス:裸で!?何で?
山口:解放されるからですかね。服を着ないで踊るって、恥ずかしいとか変態的な感じしますけど、フラットですよね。だから僕はお風呂上がりにそのまま体が乾くまで踊ってます(笑)

クリス:まだ魚釣りにはハマってるの?
山口:ハマってます。でもなかなか行けないので、音楽を制作するのと釣りをどう混ぜるかを考えて、年末はニュージーランドでレコーディングしようと思ってます。そしたら釣りも音楽も同時進行で出来るので。
クリス:それはいいですね!ぜひ叶えてください。
山口:はい。

番組恒例★ピンポンボックス

◎ いつまでも大好きな心の女性アイドルは?
山口:荻野目洋子さん。僕の勝手な記憶なんですけど、ボブっていう髪型の走りは荻野目洋子さんな気がするんですよ。あの髪型が凄く僕の中でヒットなので、そこから広末涼子さんとかがその髪型で出て来たりもして、ずっとボブに縛られてた時がありました。
クリス:ボブ好き?
山口:でした(笑)。
クリス:荻野目洋子さんのファンだった頃は、おいくつだったんですか?
山口:小学校6年生だった気がします。
クリス:これ意外ですね。

◎ 必ず守る自分だけのルールは?
山口:朝と夜、必ず頭を洗う。
クリス:何で?
山口:もう習慣ですね。朝洗わないと、一日気持ち悪いし、夜洗わないと疲れが取れた気がしない。
クリス:でも洗いすぎると頭皮に良くないんじゃないの?
山口:シャンプーをオーガニックの物にしたりして、色々工夫するのも好きですね。色んなシャンプー試しました。
クリス:シャンプーマニアですか?
山口:男性としては試した方だと思います。

◎ ミュージシャンじゃなかったら何の仕事をしてる?
山口:喫茶店の店主やってましたね。コーヒーも大好きだし、好きな音楽をずっと聞いてられるので。昔、両親が喫茶店やってたんです。なので、その思い出もあるし、好きなミュージシャンがそこに来て演奏してくれたりすると自分的に良い人生だと言えると思うので。
クリス:ライブもできるカフェね。
山口:近所の不良のおじさんおばさんが集まるところな感じで。
クリス:いいですね。

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