2012年11月11日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : People In The Box


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People In The Boxから波多野裕文さん(Vo/Gt) 、山口大吾さん(Dr)が初登場!

クリス:初登場ということなんですけれども、でもPeople In The Boxはずいぶん前からチャートを賑わせてくれています。J-WAVE ウィークデー 深夜のロック・プログラム「THE KINGS PLACE」毎週火曜日も担当されていますが、どうですかラジオのナビゲーターって?
波多野:ずっと前から喋りたくて、やっと番組持てたって時はテンションが違いましたね。クリス:僕も聴いたんですけど、全然テンション違いますよね(笑)。
山口:いい感じのバランスになってればいいな〜と思いながら、普段からこんな感じなんですよね(笑)。
クリス:山口さんが異様にテンションが高くて、波多野さんが低いという、ボケとツッコミじゃなくて、ボケと素みたいな(笑)。それがまた味になっていますけれども。
クリス:いろいろ面白いコーナーがあって、山口さんの“高音絶叫”って何なんですか?
波多野:彼が何か言うたびに絶叫になっちゃうっていうものです(笑)。
山口:僕的にはクールにやってるつもりなんですけどね(笑)。
クリス:後は、“ドMさん!いらっしゃい!”ってどんなコーナーはなんですか?
山口:これは、僕たち“罵しリスト”って称号があるんですけど、罵ってほしい人だったり、リスナーの自分のM具合の自慢してもらうコーナーです。
クリス:今まででどんなMがいました?
波多野:結構ハードな人があんまり来なくて、結局、「あなたはそんなにドMじゃないよ」っていう罵りをするっていうオチになる事が多いですね。
クリス:二人はSなんですか?(笑)
波多野:本当のことを言うと難しいんですけど、本当のSってMの気持ちをわかってあげなきゃいけないなって思っていて…だから両方と言えますよね。SでありMであり。
クリス:さすが、解析を見ても歌詞がSだな!って感じがしました(笑)。

クリス:2年ぶり3枚目のフルアルバム『Ave Materia』が先日リリースされましたが、このタイトルはどこから付けたんですか?
波多野:アルバム全部を通してのタイトルをつける時に、なにかの象徴のような、それでいてどこか物質的で、語感的にも合う言葉をずっと探していて。ふとある時に、『Ave Maria(アヴェ・マリア)』という曲のタイトルを思い出したんです。柔らかくもあり、暖かくもあるこのタイトルに、マテリアル(= 物質)という言葉をあわせて、ちょっと皮肉を持たせたというか。
クリス:物質という暖かみと、暖かみを持たない対極なものを…
波多野:そうですね。相反するものと、そこらへんが音楽のありかたと結びつくと面白いなって。
クリス:曲名も不思議なタイトルが多いですけど、曲作りってどんな感じで進めていくんですか?
山口:基本セッションが多いですね。誰かがネタを持ってきて、それをバンドメンバー3人でセッションしていくって感じですね。
波多野:僕らの場合は徹底的に先に音楽を作ってしまって、そこから歌詞と歌のメロディーをどんどん付けていく感じです。
クリス:すごく気持ちいい部分と、複雑な部分が入り交じっていて、それがPeople In The Boxの特徴なんじゃないかなと思いますね。

クリス:実は二人は6年前から一緒で、それ以前は敵だったんですよね?!
山口:敵ではないですけど、僕が一方的に嫌いだったっていう(笑)。初めて出会った時の彼の印象が悪くて…。その時は違うバンド同士での対バンだったんですが、そのライブハウスのスタッフに友達外で。その友達に彼がキツくあたってたんですよ。友達とケンカしてる知らない人って嫌じゃないですか。それで僕が一方的に嫌いだったっていう。
クリス:でもPeople In The Boxになってから初代ドラマーが脱退して山口さんが入って。それは気が食わぬ相手でも腕は立つから?(笑)
波多野:いえいえ。僕はだいちゃんのことは大好きでしたから(笑)。彼は相当センスという点で抜群だったんで。リズムの捉え方が人と違っていて、あまりそういう人が当時いなくて、技術よりも感性の方でハッとすることが多かったですね。
クリス:山口さんは波多野さんのことはどう思っているんですか?
山口:一緒にやってすごさがわかりますよね。詩の世界観だったりとか。

クリス:二人の音楽的なバックグラウンドは?
山口:僕は音楽が好きで、そもそも楽器をやり始めたというよりも、ただ単にドラムがかっこ良かったからっていう理由で始めました。元々は吹奏楽出身で、吹奏楽で演奏されるようなオーケストラだったりを聴いたりしていました。
波多野:僕は何でも好きで、オルタナティブロックからジャズ、クラシック、ワールドミュージックが好きで。ベースの福井君も違うルーツの持ち主で、ひとつのスタイルを決めてこうやってやりたいねってできないんです。だから、3人の元々持っているところで勝負するしかなくて。

クリス:People In The Boxの方向性を決めるリーダーシップっていうのは3人イコールなの?
波多野:みんなの受け持ちっていうところに信用を置くようになってるんですよ。だからそこの領域っていうのを守りつつ、相手に預けるっていう形でやってるので均等だと思います。
山口:なんだかんだ、最終的に形に締める波多野ちゃんの比率は大きいと感じます。

番組恒例★ピンポンボックス

◎最近涙したことは?
山口:この前、「THE KINGS PLACE」のKINGS MEETINGってコーナーの収録で、激辛の餃子を食べて涙しました。完全に罰ゲームですよね(笑)。

◎有名無名問わず、今いちばん気になる人は?
波多野:最近、アンドレー・メマーリというピアニストさんがいて、南米の方なんですが、すごく郷愁感のあるピアノを弾くんですね。ただそのサウダージ感というのがいやらしくない清涼感のあるという感じというか…。

◎他人には理解してもらえなさそうな個人的な悩みは?
山口:ありますね!(笑)ドラマーであるんですよ。ドラムを自分でこだわってチューニングをして、完全に仕上げてレコーディングとかにいった時に、「これちょっと違うかもな〜」とか…ダメ出しって感じじゃないんですけど…。
クリス:自分が最高だと思っているものが他人にはわからん!と。
山口:いろんな楽器をやってる人はあると思うんですけど、まぁドラムっていう比率が多いのかなって感じます。
クリス:それは誰が言うんですか?(笑)
山口:1回経験したのが、波多野ちゃんから言われましたね(笑)。
クリス:そんなんですか?!
波多野:そこって好みだもんね…。でも、彼がこだわっているのはわかっているので、最終的に彼の決断は全部信用しているんですけど。

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