2012年08月19日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : RHYMESTER


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新曲はまさかのfeat.クリス・ペプラー!?RHYMESTERが三人揃って登場

クリス:今年の夏はいかがですか?
宇多丸:正直、フェスとかも出てるんですけど、アルバムのレコーディングの最中で、歌詞をどんどん書かなくちゃいけない時期なんで、そういう時って大体、暗い顔してるよね?
Mummy-D:最悪です。フェスの合間に夏を感じて、「あ〜、今年もこれだけなんだろうな」って思ってますね。
宇多丸:しかも締め切りとかにも追われてるから、時々普通にご飯食べてても「あ゛〜、間に合わない!」みたいな。
クリス:それはフェスとレコーディングの同時進行が大変ってことなんですか?
宇多丸:それもそうですし、あと曲って出来てない段階だと、そこには何も無いじゃないですか。その作らないと無いものを、ある時期までに有ることにしろ、って結構大変なことやってるんだなって思って(笑)。
クリス:JINさんから見て、リリックを書くのと曲を作るのとだとどっちが大変ですか?
DJ JIN:ごくたまに自分もラップしたりする事もあるんですけど、やっぱりリリックを書くって自分のメンタルを削っていくというか、モヤモヤした部分を掘り下げていくような部分もあるので、その辺は結構、痛みがいります(笑)。
宇多丸 :出来上がってみて「これで正解だったな」って思えると、その苦労とか全部忘れちゃうし、一本道で来たような気になるんですけど、それが無い時はどの道をいけばいいか全く分からないんで。
クリス:まあでも、産みの苦しみがあった方が、いいものが出来た時にいいじゃないですか。
宇多丸 :まあね。でも、やっぱりスラスラかけた方がいいですよ。寝ぼけながら書きたいって思ってますよ。

クリス:RHYMESTERの最新シングルが8/22にリリースになります。タイトルは?
宇多丸 :「The Choice Is Yours」です。
クリス:”選ぶのは君だ!”てことで、非常にストレートなタイトルですね。
宇多丸 :これ、前回この番組に出させていただいた時って、震災直後だったじゃないですか。それでOAしてない所で、クリスさんが「震災以降、価値観も変わったし、今までと同じようには生きれない」ってお話ししてたのを聞いて、それが僕らの中ですごく印象に残ってて。
Mummy-D:だからクリスさんの影響を受けて作ったような曲ですよ(笑)。
クリス:ウソ!?本当(笑)?
Mummy-D:今まで欲しかった車とか服とか、全然いらなくなったみたいな話をしてて、いらないなら僕にくださいって思いながら(笑)。
宇多丸:そっちかよ(笑)。
Mummy-D:でも本当にすごく影響を受けたんですよ。
クリス:ありがとうございます。でも、本当にあの時は震災からちょうど一ヶ月が経ったくらいで、すごくリアルだったもんね。
宇多丸:放送の中ではあまり触れたくないっていう位でしたからね。
クリス:この曲も、結構”もの申す”感じの曲だよね?
宇多丸:例えば、ある分かりやすい敵を作って「その人が悪い!」って言っていればその場では納得できるんだけど、それよりも自分たちが色んな問題を放置してきた事とか、自分たちのそもそもの態度みたいな所に立ち返らないと、根本的に3.11以降って言うものを活かした事にならないんじゃないかって。それこそクリスさんが「同じ生き方は出来ない」っておっしゃってたのを考え詰めていった感じですね。
クリス:リリックは結構、痛烈な感じですけど、逆にトラックにはマーク・キャパニの「I Believe In Miracles」(奇跡を信じている)というポジティブでアップリフティングな曲を引用していますよね。それはやっぱりバランスを考えて?
Mummy-D:まさにですね。結構厳しい事を言っちゃう感じになるので、変に重いトラックだと「もう、勘弁してくれ、、、すいませんでした、、、」っていう曲になっちゃうから(笑)。だからこういうアップなトラックの方が、リリックのメッセージもポジティブに伝わるんじゃないかと思って。
DJ JIN:厳しいことを歌っている裏で、ずっと「I Believe In Miracles」が流れていて、「奇跡を信じる、信じたい!」って言ってるわけですからね。
宇多丸:メッセージを伝えるのにビラでもなく、本でもなく、歌にしているわけだから、そういうバランスを汲み取って聴いてもらえたら嬉しいです。僕ら大人がこういう社会を作ってきたわけですから。もちろん俺等もまだまだですし、次の世代に対しての責任もありますしね。まあでも、そんな難しいことは後で考えてもらって、とりあえずまずは、踊ってもらえれば。

番組恒例★ピンポンボックス

◎初対面の異性で、思わず目がいく所は?
DJ JIN:姿勢ですね。体の前側って、鏡とかで見られるじゃないですか。でも、背中側って見ることが出来ないからこそ、その人が表れるというか。
クリス:ああ、イメージ沸きますね。それに前は隠せても、後ろは隠せませんからね(笑)。

◎親孝行した思い出は?
Mummy-D:今同居してるから、毎日親孝行してるようなもんですけど、でもやっぱり音楽を始めてから武道館のステージを見せた時ですかね。
クリス:それは親孝行だね。
Mummy-D:そこに別れた親父と、その奥さんも呼んだら、それで母ちゃん怒っちゃって、怒っちゃって(笑)。それで「あんた、私のステージにどうしてあの人達がくるんだい!?」って。俺のステージだっつーの(笑)。
クリス:まあ、お母さんにしてみればね(笑)。それにしてもやっぱりアーティストの親御さんにとっては武道館って言うのは効果テキメンだよね。
宇多丸:あの世代の人たちは、武道館と国営放送は強いですよ(笑)。あと新聞ね(笑)。

◎カラオケで歌う曲は?
宇多丸:序盤だったら勢い漬けに、まず「宇宙刑事ギャバン」ですね(笑)。で、だんだん雰囲気がしっとりしてきて、女の子とかいたら岡村靖幸の「カルアミルク」歌います。俺、そんなに上手くないですけど、そんな上手くない俺が一生懸命歌う様に、一部の女の子達はジュンってなってくれます(笑)。
クリス:なるほど(笑)。それを歌いながら、女の子のほうをチラ見して反応を確認するわけですね(笑)。
Mummy-D:俺等、世良さんの「あんたのバラード」歌ってるとこしか見たことないよ(笑)。
宇多丸:それはまた別のモードで、パンツ一丁になりまして、ちょっと何かがちらちら覗いちゃうぐらいな(笑)。
クリス:それは女の子の前で?
宇多丸:あのー、、、そういうのが大丈夫な女の子と一緒の時だけです(笑)。

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