2011年11月27日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : LAMA


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元スーパーカーの二人が新たな仲間と再始動!LAMAからフルカワミキとナカコーがそろって久々の登場

クリス: お二人そろってお越し頂くのはなんと7年と9ヶ月ぶり!スーパーカーのとき以来なんですね。ミキさんは2006年にソロで来てくださってますけど、ご無沙汰です。
二人:お久しぶりです。
クリス:最近は各々のソロ活動や、ときどきコラボレーションなんかもされてますけど、今回、またバンドを組もうっていうのはミキさんの発案だと伺いましたが?
ミキ:そうなんですよ。ソロでそれぞれ活動している中で、常に一緒にやれるミュージシャンを捜してはいたんですよ。それなで私は男性とやらせてもらうことがすごく多かったので女性で探していて、それで前から田渕ひさ子ちゃんが気になっていたので、まずはお話ししましょうって誘ったんですよ。それでカフェで彼(ナカコー)も含め3人で話をしていたら、ソロで何曲か絡むよりは、「アルバム丸ごと一枚とかやってみたい。どこまでできるのかな」っていう興味がすごくわいてきて、それだったらバンドっていう形にした方が面白いかなと思ったんです。
クリス:じゃあ、最初はガールズバンドをやろうっていう考えだったんですか?
ミキ:それも決まってなくて、ただひさ子ちゃん歌えるし、女性と一緒に歌ったこともなかったので、ちょっとそういうことがしてみたかったって言う感じで(笑)。
クリス:それで最初はナカコーさんがプロデューサー役で入るっていう感じで?
ナカコー:いや、全然そういうことではなかったです。
クリス:ただ付いていっただけ?
ナカコー:まあ、二人がなんかやるっていうのは噂に聞いてて、面白そうだねっていう話はずっとしてて、「じゃあ、会うから」っていうんで「あ、じゃあ。」って言って僕も一緒に会いにいって。
クリス:その時はどういう立ち位置だったの?本当に「俺も会った事無いから会って話してみたいなー」みたいなこと?
ミキ:最初は本当にそんな感じだったよね(笑)?
ナカコー:そうですね(笑)。
クリス:そしてもう一人、牛尾憲輔さんという方も参加されていますが、このかたはどういった経歴の持ち主なんですか?
ミキ:agraph(アグラフ)という名義でもエレクトロな音楽をやっているんですけれども、彼にはライブのサポートで入ってもらってたんですよ。一緒に製作をしたことはなかったんですけどね。それで最初、リズムパートだけ決まってなかったので探していたんですけど、生ドラムにしてしまうと音楽性がすごく狭まっちゃうというか、もう少し余幅を残しておきたかったので、打ち込みも鍵盤も出来る牛尾くんをお誘いして、それで今年の1月に結成したって言う流れですね。
クリス:それで4人とも役割分担があるんですよね?ミキさんが女社長で、ナカコーさんが進行役で…。
ミキ:社長って(笑)。
クリス:そうでしょ? 「我が輩の会社じゃ〜」みたいな(笑)。 自分で立ち上げたバンドだし。
ミキ:まあ、そうですけど(笑)。
ナカコー:僕も確かに進行役が多いですね。
クリス:それでひさ子さんが職人。これ、どういうことですか(笑)?
ナカコー:まあ、演奏スタイルだったり演奏への考え方が職人的なんです。
クリス:なるほど。で、牛尾さんが、、、マスコットですか?
ナカコー:いい意味でも、悪い意味でも(笑)。
クリス:悪い意味ってどういう意味(笑)?
ナカコー:いや、ムードメーカーなんで、空回りしなければ(笑)。
クリス:なるほどね。ちゃんと誰かが見守っていると、自由にしても安全っていう事ですね。
ミキ:ちゃんと誰かが餌付けと調教をしてれば(笑)。

クリス:バンド名の『LAMA』っていうのはどうやって決まったんですか?
ミキ:最初のお茶会の段階で、音楽性に関してはあまりカチッとは決めてなかったんです。会話の中でチューニングしようと思って。それで色々話している中で、動物だったらどういう動物がいいかなっていう話をしてて、猫でも犬でも馬でもないし、「じゃあ、ラマは?ラマが鋲ジャン来てるイメージはどう?」って言ったら、二人とも「あー、分かる!」って(笑)。「えー、分かるんだ」なんて思いながらも、そこで通じるというか、それぞれ想像するものがあるっていうことだから、そしたらなんか余計いろいろできるかもしれないと思って。それで家に帰ってから文字にしてみて「あ、LAMAっていいかもな」と改めて思って決めたんです。
クリス:でもそのイメージ僕もすごく分かります。アルバム聴いて、すごくエッジーなんだけど浮遊感があるっていうか。で、今度の水曜日、11/30にニューアルバムが出ますよね。タイトルは?
ミキ:『New!』です。
クリス:わかりやすいねぇ(笑)。でもこれ、”New”に”!”が付いてますけど、どういう思いが込められてるんですか?
ミキ:もう最初に言っていただいたように分かりやすいものを付けたかったし、それに色んな情報でもよく新しいことが出たり更新されると”New”って出るじゃないですか?そういう意味でもすごくみなさんにもなじみ深いものだと思ったし、ビックリマークは勢いですね(笑)。
クリス:アルバムジャケットも面白いですね。昔のツェッペリンのような、ヒプノシスっていうイギリスのグラフィック集団がいて、彼らの作品なんじゃないかっていうような印象を受けたんですけど、あれを撮られたのも日本の方なんですよね?
ミキ:はい。木村さんというデザイナーの方と、野村ひろしさんという写真家の方と組んでやってもらったんですけど、今回のジャケット、よく見るとメンバーも出てるんですけど、二つの違う出来事が一枚の絵の中で同時に起こっているというのをテーマに入れてやったらああなったわけで(笑)。
クリス:まあちょっとこれ説明が難しくてみていただかないと分かんないんですけどね。簡単にいうと、自転車に乗ってるメンバーの後ろ姿がまずあって、開けるとカメラマンの男の人がレディーガガみたいな女性の写真を撮ってる姿があって、更にめくると今度はその女性が男性の写真を撮ってて、その窓の向こうにメンバーが自転車に乗ってる姿があるという…。なんか見てすぐに分かるというよりも、ちょっとじっくり見ているうちに「ああ!」みたいなね(笑)。

クリス:LAMAの楽曲製作ってどんな過程なんですか?
ナカコー:まあ、メンバーがみんな忙しかったっていうのもあって、一つ共有するサーバを一つ設けて、そこにそれぞれが好きな時間に素材を投げ合って、最初のデモ段階を作っていくっていう形でしたね。
クリス:すごい便利な時代になりましたね。
ミキ:だからこうよけいに、みんなが好きな時間に素材を取り出して聴いて、それに更に色んなアイディアをのせていくっていうことをやっていたんですよね。一発録りは、その瞬間、その場所で一斉に鳴らした音を切り取ったっていう美学がありますけど、それとはまた違ってじっくりと考えられるので、曲の着地点だったりとかそれぞれ思うことをチューニングしながら作り込んでい蹴るっていうのはありますよね。
クリス:そうなんですよね。非常に良く構築されている一枚っていう感じがしますもんね。スーパーカーのときはミキさんはベースをやってらっしゃいましたよね?今はみなさん、マルチ系なのかな?
ミキ:みんな結構コンピュータを使って作るので、ギターだけじゃないし、ナカコーもリズムとかトラックも全然作ってきたりするし、その辺は曲作りのときはがっちり決めこまず、大まかなパートはあるにせよ、自由に素材を作っていくっていうスタイルですね。
クリス:ライブはどうやってやるの?
ミキ:そうなんですよ(笑)。よくいわれるんですけど、まあでもライブではなるべくこの楽曲に寄った形で聴かせられるようにしようとは思ってますけど。
ナカコー:絶賛調整中ですね。
クリス:そのハコによっても鳴りが全然違ってくるもんね。だからウチ込みで全然OKなところもあれば、やっぱり生音入れようか、ってなる場所もあるだろうし。
ミキ:やっぱりウチ込みと生音のバランスは結構難しい所があるので、一生懸命調整している最中ですね。

番組恒例★ピンポンボックス

◎初対面の女性で思わず目がいく所は?
ナカコー:化粧かな?
クリス:どんな化粧がいいですか?
ナカコー:自然なのが一番いいですけどね。でもなんかこう、デフォルメ入ってるのも面白いですけどね。
クリス:目と口だったらどっちに目が行きます?
ナカコー:目ですね。目のメイクの方が人それぞれ個性があって面白いので。

◎歴史上の人物に会えるとしたら誰に会いたい?
ミキ:今だったら、アインシュタインかな。
クリス:ランキング高いですよ、アインシュタイン。
ミキ:そうなんですか?なんか最近また光を超えるっていう…。
ナカコー:ああ、ニュートリノね。
ミキ:そうそう、ニュートリノ。それも話題になっていたんで。それをふまえてどうですかって聴いてみたいですね。
クリス:確かに、彼らが今の研究者たちみたいにコンピュータを使っていろいろできたらまた違うだろうしね。
ミキ:なんかスタジオとかでもナカコーと牛尾くんがそんな話ばっかりしてるんですよ。チンプンカンプンになるんですけど(笑)。
クリス:あー、っぽいな。君たちっぽいな(笑)。スタジオの中で量子力学の話しとかしちゃってるんだろ(笑)。なんとなくわかるわ、それ。

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