2011年06月05日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : Rumer


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天使の歌声を持つシンガー・ルーマーが登場!

クリス:日本へようこそ!
ルーマー:来られて嬉しいわ。
クリス:日本は初めて?
ルーマー:ええ、そうよ。

クリス:パキスタンとイギリスで育ったそうだけど音楽を始めたきっかけは?
ルーマー:音楽は私の生活の一部だったのよ。私には4人の姉と3人の兄がいて全員ギターを弾いていたの。だから私も自然と音楽を始めるようになったのよ。

クリス:初めてギャラが支払われた仕事はどんな仕事だったの?
ルーマー:とあるミュージカルでアメリカのG.Iを演じた時よ。もともと女優になりたかったの。ジュディ・ガーランドに凄く憧れていて大学で演劇を学んでいたの。でも途中で自意識過剰になって演技をするのが恥ずかしくなってきちゃったのよ(笑)。でも今はまた演技にも興味を持っているし、私の曲『Goodbye Girl』のMVでも少し演技をしているわ。

クリス:バート・バカラックとの出会いはどのようなものだったの?
ルーマー:あまりドラマチックな展開とかではないのだけれど、レコード会社のスタッフがバカラックの事務所に私のデモテープを送ってくれて、それに彼が興味を持ってくれたのがきっかけなの。彼の素晴らしい所は、人気がある人たちと仕事をするというのではなくて、自分が仕事をしたいと思った人たちと仕事をすることよ。自分の耳や感性を大事にしているの。

クリス:どういう時に曲を書くの?
ルーマー:すべての曲というのはとてもユニークで、 生まれてくる方程式やパターン、ルールみたいなものはないと思うけど、曲の持つ魂というものはその曲が生まれる前から
存在しなくてはいけないと思うの。例えば『アレサ』という曲はまず最初にパッとタイトルが頭の中に浮かんだの。それを紙に書いた瞬間に「ああ、これはとある少女のことを言っているんだ」とか、その曲が持つ風景や雰囲気、エモーションみたいなものが、今日を書く前に既に私の中に宿っていたのよ。それをギターという物理的なものを使って音にしたのよ。私はそうやって曲を書いているの。

クリス:10年後はどのようになっていたい?
ルーマー:結婚してカリフォルニアで暮らしたいわ。ローレルキャニオンに住みたいのよ(笑)。

クリス:尊敬するアーティストは?
ルーマー:たくさんいるけど、アレサや、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、ローラ・ニーロ、ママス&パパスのキャス・エリオット、他にもたくさんいるわ。
クリス:よくよく考えると、60年代のアーティストが多くない?
ルーマー:60年代ってやっぱりとてもエネルギッシュで、文化的にも政治的にも人々の価値観に変革が起こった時代だったからその辺りに影響を受けているのかもしれないわ。

番組恒例★ピンポンボックス
◎タイムマシーンがあったら行ってみたい場所、時代はどこ?誰に会いたい?
ルーマー:キリストに会ってみたいわ。彼がホントに実在したのか、そして何を考えていたのか知りたいわ。
クリス:即答だったね(笑)。

◎この世で一番怖いものは?
ルーマー:テロリズムとサメね。
クリス:サメ?なんでサメがそんなに怖いの?『ジョーズ』の見過ぎとか(笑)?
ルーマー:そうかも知れないわ(笑)。私があの映画を見たのはまだ2歳の頃で、それ以来海で泳がないわ。

ルーマーの最新情報は、オフィシャルサイトでチェック!



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Guest : くるり


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くるりから岸田繁(Vocal)と佐藤征史(Bass)が2年ぶりにTOKIOに登場!

クリス:とてもご無沙汰なんですよね。
岸田:そんな気が全然しないんですけどね。
クリス:もうそれは二人もずいぶん年をとってきたってことですよ。僕なんか一年が一ヶ月くらいに感じますからね。
岸田;そうなんですか。僕らはまだ二ヶ月くらいの感覚ですね(笑)。
クリス:前回来たときは腱鞘炎を患ってましたよね。
岸田:そういえばそうでしたね。今はおかげさまで完全に治りました。

クリス;岸田くんはこの間同窓会に参加してきたそうですね?
岸田:そうなんですよ。小学校の同窓会だったんですけど、もう10年ぶりくらいですかね。最初、誰かわからなかった人とかもいたんですけど、5分くらいするとみんな昔の顔に戻るんですよ。35歳のおっちゃん、おばさんたちなんですけど、みんなその時に戻るからその時の力関係にも戻るんですよね。当時のピュアな感覚に戻りながら大人であるみんなが会話してるんで、貴重な体験ですよね。
クリス:幼なじみとかって不思議だよね。どんなに老けてもその時に戻っちゃうというか。
岸田:同窓会に行って思ったのは、当時当たり前だったことが今になってみると間違ってたことに気付くこともあるじゃないですか。昔の仲間と会うことで、基本に立ち返られる気がするんですよね。
クリス:佐藤くんは同窓会とか行くんですか?
佐藤:まあ、ないですね。うちの学校にあんまりそういうのを仕切る人がいないからでしょうけど。でも同窓会ではないけれど、当時の友達と2、3人で飲んでいたりすると、偶然同じ店でまた違う当時の友達が何人か飲んでたりして、お互いさらに電話し合って人を呼んで、最終的に20人くらい集まったりすることはありますね。まあでも、同窓会は本当にないですね。

クリス:先日リリースされたニューシングル『奇跡』は6月11日全国公開の映画『奇跡』(是枝裕和監督)の主題歌になっているけど、くるりの楽曲は映画主題歌になるのものが本当に多いよね。
岸田:よく、お話を頂きますね。主題歌だけじゃなくて劇中の挿入歌とかも頼まれたりするんですが、そういうのも合わせると5、6作品くらいになるのかな。
クリス;くるりの曲って聴くだけでその曲の風景や情景が目に浮かんでくるから映画監督もお願いしたくなるんだろうね。この『奇跡』は書き下ろし曲なの?
岸田:実は、この映画の挿入歌はすべて書き下ろし曲なんですけど、主題歌の『奇跡』だけは前からできていた曲なんですよ。以前、鹿児島のホテルでぽろっと書いた曲で、なぜかレコーディングはしなかったんですけど、ちょうどこのお話を頂いて映画を拝見させてもらってエンドロールが流れている時にふとこの曲が頭の中に流れてきたんですよ。この『奇跡』という映画も鹿児島辺りを舞台にした映画なので、何か土地の縁があるのかな、と。
クリス:じゃあ、もともと曲ができていて、『奇跡』という映画に合わせて歌詞とタイトルを付けていったんだ。
岸田:いや、歌詞も元々あったんですよ。ホントにすべてがこの映画に不思議とリンクしていたんです。
佐藤:持ってますね(笑)。
クリス:不思議だね(笑)。この映画は九州新幹線を題材にしているけど、みんなも知っての通り岸田くんは鉄道マニアということで、そういう所で引き寄せられたものもあるのかもね。でもホントに番組に来るゲストみんなが口をそろえて、震災前に書いた曲が震災後にまた違って聞こえるというか、さらに深い意味を持つって言うけど二人はどう?
岸田:この間もちょうどそんな話を人としてて、震災後に僕らも含めて多くのミュージシャンの方々が自分たちに何ができるかって悩んでたと思うんですけど、もとから何もできてなかったと思うんですよ。音楽は音楽なんで。ただ、実際に地震による被害を見て今まで当たり前だったものが変わったり、これから変わっていくだろうなっていうものがあるじゃないですか。でもその時に、前からあったものや考えていたことが急に変わってしまうということもないと思うんですよ。僕らは音楽を仕事にしているので、今まで持ってた大事な部分っていうものがぶれないようにやっていきたいとは思いますね。
クリス:なるほど。僕の中でも震災後に若干自分の中の価値観に変化があったと思うんですよ。
佐藤:大事なものがよりクリアになったということですよね。この映画『奇跡』の中で子供達が奇跡を望むように、自分の願う奇跡や夢、大事なものを具体的に考えるようになったんだと思います。だから、同じ曲でも捉え方が変わってきたというのはあると思いますね。

番組恒例★ピンポンボックス
◎親孝行した思い出は?
佐藤:孫の顔を見せてやれたことですね。
クリス:あ、そうか。お子さんが生まれたんでしたね。
佐藤:そうなんですよ。ばあちゃんにも見せてやりたかったっていうのが心残りなんですけどね。
クリス:ご両親はどんなリアクションでした?
佐藤:喜んでましたけど、僕に全く連絡してこなくなりましたね。嫁にばっかり連絡してきて、大事な話も僕だけ蚊帳の外みたいになってます(笑)。

◎最近読んだ本、もしくは見た映画でおすすめは?
岸田:中部大学の武田教授という方が書いたエネルギー…なんとかっていう難しい本ですね。すいません、タイトルちゃんと覚えてないんですけど(笑)。
クリス:それはどんな本なんですか?
岸田:もともと発電や原発について講演を行ったりブログを書いたりされている方なんですけど、エネルギーについての本ですね。3、4年前くらいに出された本なんですけど新幹線の中で読んだんですよ。

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