名古屋・東海シーンの塾長！SEAMOがいま伝えたいメッセージとは！？

クリス：最近、Twitterを始められたそうですね？
SEAMO：そうなんです。みんながやっているので、「逆に僕はやらない」って頑なに拒否してたんですけど（笑）。ただ、あの震災の後にTwitterが情報伝達手段として大活躍していたので、僕もやってみようと思って始めたんです。
クリス：僕もTwitterを始めたばかりなんですよ。でも、僕はあまり向いてないみたいです（笑）。どうしても長文になっちゃうんですよね。
SEAMO：短い言葉だけでつぶやくって、なかなか難しいですよね。
クリス：そうなんですよ。僕はスーパーデジタル原始人なので、「ハッシュタグって何？」って状態で（笑）。
SEAMO：僕も毎日奮闘してますよ。
クリス：震災と言えば、チャリティーイベントで、SEAMOさんがいつもライブで使っていた大事な小道具をオークションに出展されたと伺いましたが？
SEAMO：そうなんです。僕がライブで大事に使っていたクリスタル製の天狗のお面、略して「クリ天」を出展したんです。誰にも入札されなかったらどうしようか、と心配していたんですが、無事にどなたかが落札してくれたみたいです。僕の汗がしみ込んだ逸品ですので、ぜひ、忘年会かなにかで使ってほしいですね（笑）。

クリス：新曲『約束』は、SEAMOさんにとって初のウェディングソングとなりましたが、何か心境の変化があったのですか？
SEAMO：まず、こういったターゲットを絞った曲というのは僕にとって作りやすいので、ベストアルバムなどではよく挑戦させてもらっているんです。それに加えて、やっぱり年齢的にもそろそろ結婚に対してイメージを膨らませたりもするようになってきたので、具体的な話がある訳ではないですが（笑）、今だったらこのテーマでリアルな曲が作れるかな、と思ったんです。
クリス：すぐではないけれど、結婚をイメージできるようなお相手がいらっしゃるということですか？
SEAMO：そうですね（笑）
クリス：この曲を書くときに、頭の中でなにかイメージしたりシミュレーションしたんですか？
SEAMO：そうですね。僕は以前、ミュージシャンとしての活動が上手くいかなくなった時に、当時付き合っていた女の子に「将来が不安だ」って言われた事があるんです。ですから、好きという気持ちだけでは本当に幸せになれない事もすごく理解しています。昔はダンスやDJをやっているだけでチヤホヤされる時期もありましたが、やはり年齢を重ねてくると、経済力だったり包容力も備わっていないと本当に好きな女の子を守れないんだ、という事を意識しながら作りましたね。
クリス：4月27日には、2年半ぶりのニューアルバム『messenger』がリリースされますが、このアルバムにはどういった思いが込められているのですか？
SEAMO：同じ言葉でも、自分が使ったらこんな違う意味や風格を持たせたい、というのを意識していますね。それから実際の『messenger』の方々は、書類やそこに含まれる情報、文字を届けているじゃないですか。同じように僕もライブでお客さんたちに歌を通して文字や言葉を届けている、という意味で共通感を持ったんです。
クリス：６月からは全国ツアーもスタートしますね。
SEAMO：そうなんです。『SEAMO THE MOVIE 〜目指せ！バカデミー主演男優賞！〜』と題しまして、「SEAMOが映画を作ったら？」という世界観のもと、普通はアーティストがやらないような寸劇だったりコントなども織り交ぜているので、僕の音楽をまだ知らない人たちにもきっと楽しんでもらえると思います。
クリス：新しい「クリ天」も買わないといけないですね（笑）。
SEAMO：もう既に考えています（笑）。今度は、節電を意識したエコな天狗、「エコ天」を用意していますよ（笑）。
クリス：また、夏にはSEAMOさんが発起人の夏フェス『TOKAI SUMMIT 11』も開催されます。
SEAMO：震災を受けて今年も開催するかどうか話し合ったのですが、僕らの音楽で東海から東北、そして全国に元気を送ろう、と思い開催する事に決めましたので、みなさんぜひ遊びに来てください！

番組恒例★ピンポンボックス
◎家の中で一番癒される場所はどこ？
SEAMO：お風呂ですね。お風呂が好きで、結構、長風呂なんですよ。本をよんだりリリックを書いたり。改装してテレビが見れるようにもしました。
クリス：半身浴？
SEAMO：いえ、全身浴です（笑）。熱めのお湯に、長い時は１時間くらい入っていますね。

◎緊張した時にやるジンクスやおまじないはありますか？
SEAMO：ライブ前でもトークをする時でも緊張はするんですが、特に意識してやっている事はないですね。ただ貧乏揺すりをしているときは落ち着きますね。
クリス：そうやってリズムをとっているんですかね？
SEAMO：どうなんでしょう？（笑） 以前、テレビで貧乏揺すりをすると集中力が増すって見た事があるんですよ。
クリス：頭が活性化されるんですかね？いずれ貧乏揺すりじゃなくて「裕福揺すり」になるかもしれませんね（笑）。
SEAMO：そうですね（笑）。

◎最近仲良くしているお友達は？
SEAMO：僕は競馬が好きなんですが、アーティストの方で競馬が好きだという人がなかなかいないんですよ。逆に、そのアーティストのマネージャーだったりスタッフの方々と仲良くしているんですが、特にMetisのマネージャーさんとよく遊びますね。夜な夜な競馬好きが集まる飲み屋に行って、競馬談議をしていますね。
クリス：ずっと競馬の話をしているんですか？
SEAMO：一割くらい音楽の話もしますよ（笑）
クリス：SEAMOさんにとって競馬の魅力って何なんですか？
SEAMO：単純にサラブレッドってとても美しいんですよ。僕にとってこの世の３大セクシーって、フェラーリとプレイメイトとサラブレッドなんです。

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38年ぶりの全曲ボーカルアルバムをリリース！日本の音楽の生き証人、細野晴臣 登場！

クリス：細野さん、1969年にプロデビューして今42年目。
細野：古い話だね。
クリス：おいくつだったんですか？
細野：今？
クリス：（笑）当時！
細野：ちょっと待って。えーっとね、ハタチそこそこぐらいですね。
クリス：サマーオブラヴ、1969にデビューですよね。かっこいいですよね。ジャニスも生きてましたもんね。
細野：そうですね、影響されました。
クリス：それでその後はいろいろと大活躍ですが、今回、「ホソノハウス」以来38年前ぶりに全曲ボーカルアルバムをリリースですよね。これはどうしてですか？
細野：言われたから（笑）。
クリス：誰に！
細野：周りの人から（笑）。ボク、言われないとなにもしないんですよ。
クリス：構想はあったんですか？
細野：2年前に『FLYING SAUCER』というカバーを作ってよかったので、またやろうかなと思ってたら、「そういうのは駄目だ、オリジナルを！」と言われて。
クリス：誰に？
細野：（笑）レコード会社に。それでオリジナルと作らなきゃって思い出して、ぼちぼちやり出してかなり時間がかかったんですけど。
クリス：じゃあゆったり目の企画だったんですね。制作期はどれくらいかかったんですか？
細野：制作費？
クリス：制作費なんて聞きませんよ！どんな番組ですか。制作期間です。
細野：制作期間ね。だいたい一ヶ月で、のべにすると三ヶ月です。
クリス：曲は書きためてたものですか？それとも書き下ろしですか？
細野：中間ですね。普段からずっとメモとってるんですよ。お笑いの人とおんなじでネタ帳があって、簡易レコーダーとかパソコンにいろいろな断片があるんですよ。2小節とか。だから作るときはそういうのをまず聴いてから、こんなのあったんだって思い出して。それをネタにした曲もけっこうありますね。
クリス：そのメモを聴き直してみるときってどうですか？
細野：いちばんいいのはやっぱり元のメモなんですよ。完成させると自分ではつまらなくなるんですよね。メモが一番好き。
クリス：プロセスがいいんですね。
細野：そうですね。子どもと一緒です。


クリス：今回のアルバムはオリジナルに加えカバー5曲が収録されていますが、アルバムのライナーには『種の保存に携わる公園の管理人の気分』と書いてありますが、これはやっぱり古きよきものを後世に伝えるということですか？
細野：その危機感がけっこうあって、例えばサイモン＆ガーファンクルのこととか誰も知らなかったりして。
クリス：あー、将来的に？
細野：今ですよ。この前テレビのクイズ番組でやってて、誰もわからないんですよ。
クリス：サイモン＆ガーファンクルを？何歳ぐらいの人？
細野：40代ですよ。
クリス：40代でわからないんだ。うわー。
細野：そういうのを見ていると、いい曲はいっぱいあるから、誰もやらないとまずいんじゃないかと思って、伝承していかないとって思うんですよね。オリジナルなんて実はどーでもよくて…なんていっちゃうとあれですけど、そういうカバーをずっとやっていきたいなと。…と思いつつ、オリジナルもいいなと、最近思ったりして（笑）。


番組恒例☆ピンポンボックス

◎やらないと思いますが…細野さんの好きなゲームは？
細野：ゲーム？ゲームね、やりますよ。昔は好きでしたね。ブラックジャックとか、小さいときは神経衰弱とか。
クリス：トランプ好きなんですね。
細野：トランプ好きですね。マジックも好きですよ。
クリス：手品できるんですか？
細野：今トランプがあればお見せしますよ。
クリス：トランプある？…ない？すいません、ないです。

◎最近読んだ本でオススメは？
細野：ハワイの秘法みたいな本を今読んでいるんですが、いいですね。
クリス：ハワイ王朝の？
細野：そうじゃなくて、なにかセラピーに近い、ヒーリング系の。昔よく読んだんですが、今この時期に読むとわかるような内容なんです。
クリス：ハワイの秘法…。
細野：例えば今、余震で揺れたときに被災地の方は大丈夫かなって思うでしょ？そのときお祈りをするしかないじゃないですか。その具体的な方法が書いてあるんです。参考になりますね。

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