2007年12月09日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : 電気グルーヴ


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「電気グルーヴ名義」としては約8年ぶりのシングルをリリース!
石野卓球&ピエール瀧登場! 電気の2人のクリスマスって!?


クリス:クリス・ぺプラーがナビゲート、サッポロビール TOKIO HOT 100。それではここで今日のお客様をご紹介しましょう。先日、電気グルーヴ名義としてはなんと8年ぶりのシングルをリリース。このお二人を一緒に見るのはホント久し振りという感じもするんですが、まずは自己紹介お願いします。
石野:電気グルーヴの石野卓球です。
瀧:ピエール瀧です。
クリス:卓球さん、ピエールさん、個別にはいろいろなところでお会いするんですが、この2ショットは久し振りというより懐かしい感じがしますね。
石野:うちらはそうでもないんですけどね。
クリス:最後に電気グルーヴを見たのは、去年のフジロックのライヴで、それからこの番組には、スチャダラパーとのユニットで二年前にお越しいただきまして、卓球さんもソロのときにお越しいただいてるんですが、電気グルーヴとしてはなんと2000年以来なんですよ!
瀧:(笑)。20世紀ですもんね。
石野:そんとき、まだオレ、小二です(笑)。
クリス:(笑)僕でもまだ中二ぐらいですよ(笑)。まあそんな昔のことだけに、今回は世の中的に話題になってるんじゃないですか?電気グルーヴが復活する!みたいな。
石野:休んでたつもりはないんですけどね。いちおうリミックス盤だの、ベスト盤だのでお茶を濁してたんですけど。
瀧:ごまかしごまかしで来たんですけどね。だいぶもうケツに火がつきまして(笑)。

クリス:今回は、電気、そして大槻ケンヂさん、そしてケラさんとのコラボレーションなんですよね。
石野:そうですね。映画のエンディングテーマなんですけど、もともと大槻ケンヂ君もケラさんも、それこそ僕らが10代の頃からの知り合いで、ケラさんがやってたナゴムレコードというところで、電気グルーヴの前身の「人生」というバンドのレコードを出してもらったりしてたんで。
クリス:「人生」は電気グルーヴとどう違ってたんですが?名前だけですか?それとも音的にも違うんですか?
石野:音的に違いますね。最近、瀧とよく話すのが、当時のレコード聴くと、「ゴミを作ってた」って(笑)。「ゴミを録音して売ってた」っていういい方がふさわしいですね。
クリス:どんな感じの音なんですか?打ち込みだったんですか?
石野:そうですね。で、一曲1分とか30秒の…(笑)。
クリス:パンクっぽい?
瀧:う〜ん、ふざけてふざけまくって、深くない感じです(笑)。
石野:今とぜんぜん変わんないですね(笑)。
クリス:テキトーな感じで?
瀧:そうですね。
クリス:でもどうしてナゴムレコードから出すようになったんですか?
石野:僕らまだ高校生の時に、ケラさんが当時、有頂天というバンドをやってまして、(地元の)静岡に来たんですよ。それでそのときに対バンしまして、自分たちのテープとか渡したりしてたら、そのうち静岡にくるたびに指名を受けるようになって。
クリス:なるほどね。で、その映画、タイトルが「グミ・チョコレート・パイン」。原作が大槻さんで、監督がケラリーノ・サンドロヴィッチさんなんですが、歌詞の中に「ナゴム」という言葉が出てきますね。
石野:はい、いちおうそういう依頼だったんで、サービスで(笑)。
クリス:でも歌詞見てもなんのことだかさっぱりわからない(笑)。
石野:書いてる本人たちもわかってないですからね(笑)。
クリス:暗号みたいでしたよ。
瀧:誰か教えてください(笑)。
クリス:でもタイトルの「少年ヤング」。これは「少年ジャンプ」「ヤングマガジン」世代ということなんですか?
石野:いちおう映画が青春映画だってことで、青春的なもの(笑)でこういうタイトルにしたんですけど、もしかするとそういう雑誌がすでにあるかもしれないと思ってネットで調べたら意外にもなくて。
クリス:僕も調べたんですけど、なかったですね。
瀧:「少年ジャンプ」と「ヤングジャンプ」ですからね。そこは縦では切らないんですよ(笑)。
クリス:そうですよね。でも「ヤング少年」だったら変ですよね。
石野:とっちゃん坊や見たいですよね(笑)。

クリス:で、「少年ヤング」の歌詞なんですが、新宿の某ホテルで書き上げたそうですね。
瀧:そうですね。ナゴムの活動の拠点が新宿近辺だったんですよ。ライヴハウスも新宿LOFTに行ってたりしたんで、新宿で考えれば、当時の気分っていうか若いころの気分になれたりするんじゃないの?ってことで、新宿のホテルで二人で。
クリス:二人で?気持ち悪いですね(笑)。チェックインから二人で?
瀧:(笑)チェックインは別々で(笑)。
石野:間が持たなくて、やたら酒飲んでましたもん(酒)。
クリス:けっこう時間かかったんですか?
瀧:ひと晩であらかたできましたね。
石野:結局最後まで仕上げずに、瀧は帰っちゃったんだよね。
瀧:そう。二人ともグダグダで(笑)。
クリス:じゃあ最後を書いたのは卓球さん?
石野:まとめただけですね。だいたい二人で書きました。
クリス:内容はパーソナルな心象描写?
石野:特に伝えたいものはないですよ(笑)。
クリス:卓球さんが歌ってますけど。
石野:シンガーソングDJですから。
クリス:声がちゃんと出てますよね。
石野:最近はテクノロジーの進歩でどうとでもなるんです。
クリス:歌のレッスンとかは?
石野:まったくないですね。
クリス:カラオケに行ったりとかは?
石野:カラオケにも行かないですね。たまに移動のクルマの中で奇声を上げたり物まねしたりするぐらいで(笑)。

クリス:でも瀧さんは最近多角経営ですごいですよね。CMでお殿様になったり、映画にも出てるし、教育テレビで英語の番組にも出てるし。
石野:瀧がね、音楽以外の仕事ばっかりやってるんですよ!(笑)。
クリス:瀧さん、お子さんが生まれてから仕事の仕方が変わったんじゃないですか?
瀧:(笑)そうですかね?自分では気づいてないですけど。
石野:明らかに変わりました!(笑)
クリス:現実的な方にいってる。やっぱりそういうのあります?
瀧:どうなんでしょうね。意識はしてないですけど、人に言われるってことはそういうところあるんでしょうね。
石野:いやらしい男だからね(笑)。
瀧:基本、守銭奴ですから(笑)。
クリス:お子さん今、おいくつなんですか?
瀧:2歳と8カ月ぐらいです。
クリス:パパとかママとか言います?
瀧:言ってますね。最近、どこで覚えたのか「時には娼婦のように」を歌ってて、ちょっと困ってるんですけど(笑)。


スペシャル企画☆クリスマスの想い出は?

石野:僕、誕生日が12月26日なんですよ。それで実家がパン屋でして、クリスマスのシーズンはクリスマスケーキの予約をやってるんで、家にはケーキがいっぱいあって、僕の誕生日のケーキには、必ずサンタクロースがのってましたね(笑)。。
クリス:あらららら、でも可愛らしいですね。
石野:いや、夏生まれとかうらやましかったですもん。誕生日、クリスマス、お正月って3つのイベントがあって。下手すれば僕なんかお年玉までまとめられてたんで。
クリス:それは痛いですよね。バースデーケーキもクリスマスケーキも一緒だし。
瀧:歳の数だけサンタが乗ってたんじゃないですか(笑)。

瀧:僕もクリスマスはそんなに思い出ないですね。
クリス:でもお子さん生まれて、そろそろツリーを立ててやろうかなみたいなのは?
瀧:去年は1歳だったんで、まだわからないだろうなって思ってたですけど、今年からは「いい子にしてたらサンタがくるからね」っていってきかせてます。あとはサンタを誰にするか。
クリス:あー、なるほど。
瀧:いや、どのサンタさんに来ていただくか、ですね(笑)。



クリス:電気グルーヴの今後の予定は?これから二人でどんどんやってくんですか?
石野:今、アルバムを作ってまして、春ぐらいに出して、ツアーをやったりする予定ではあるんですけど。
クリス:シングルがもう一枚出るんですよね。2月14日のバレンタインに。
石野:そうなんですよ。これは「墓場鬼太郎」という「ゲゲゲの鬼太郎」のもとになったもので、それがアニメになってその主題歌です。
クリス:「墓場鬼太郎」も水木しげるさんなんですか?
石野:そうです。よりダークなんですよ。
瀧:貸し本時代の作品で、鬼太郎もねずみ男も出てきます。


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Guest : 原由子


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風味堂、竹内まりや、コラボレーションの数々秘話
ケーキは手作り!?原家のクリスマスの過ごし方とは?


クリス:クリス・ぺプラーがお届けするサッポロビール TOKIO HOT 100。ここで今日は素敵なお客様をお迎えしております。サザンオールスターズ、そしてハラフウミとしてもご活躍のこの方です!
原:原由子です、よろしくお願い致します。
クリス:こんなにビックなゲストに来て頂いて嬉しい限りでございます。
原:こちらこそ毎年ナレーションでお世話になってまして、ありがとうございます。
クリス:今年はサザン以外でも大変ご活躍されましたよね。
原:そうですね。
クリス:竹内まりやさんの曲「チャンスの前髪」をコーラスで参加されまして、後は映画「リトルレッド」の日本版主題歌「大好き!ハッピーエンド」で久々の書き下ろしなさったんですね。
原:はい。
クリス:なんとこれは10年振りだったんですね。
原:そうだったみたいですね…(笑)
クリス:あんまりそういう意識ってしないもんですよね。この番組も前回が1000回記念だったんですけど、ホント?って感じですよ。で、最近は風味堂とのユニット、ハラフウミも話題になっていますね。名前が良いですよね。ハラフウミっていうのが。
原:そうですね。響きが可愛いですね。
クリス:これは誰がつけたんですか?
原:最初はレコード会社の人たちが (仮) って事でつけてたんですけど、響きが可愛いのでこのままでって事になったんです。
クリス:そうですね。ハラミドウだったらなんか焼肉屋さんみたいですもんね。
原:(笑)でも間違えた人いましたよ、ハラミドウだっけ?って。
クリス:それはそれでスタミナが湧く様な名前でいいですけどね(笑)。あと、風味堂の彼らは77、78、79年生まれで、この年はサザンがコンテストで入賞した年なんですよね。まさに「いとしのエリー」をリリースした年に生まれているんです。
原:そうなんです。記念すべき年なんですよ。
クリス:これは運命を感じますよね。
原:ええ、すごく縁を感じました。
クリス:それで、どういった経緯でユニット結成に至ったんですか?
原:今年の夏にテレビ番組で風味堂の3人が「真夏の果実」を歌ってくださっていたんですね。それをたまたま私が見ていまして、「風味堂っていいな」って思っていた時に、コラボしませんか?って声をかけて頂いたんですよ。それから一生懸命、彼らの作品を聴いていったんですど、本当に素晴らしくて、一緒に面白い事が出来るんじゃないかなって予感でやってみました。
クリス:なるほど。原さんがコラボレーションする時って相手のスタイルに合わせたりする方ですか?
原:彼らは息子達みたいな世代なので、今回はサポートするお母さんみたいな気持ちで感じでやりました。
クリス:じゃあ若手を立てたみたいなところですね。
原:そうですね、でも私自身も楽しみましたけど。
クリス:曲作りは携帯メールでやりとりされたそうですね?
原:はい。風味堂の渡さんが曲の大筋を作ってくれたんですけど、それに私が大サビを入れたりして。あと歌詞が出来ていなかった所があったので、そこを「原さん、考えてください」って言われたりして、それで私も出てきた言葉をメールすると、「それ良いっすね!」って返事が来たり。
クリス:思いついたモノをそのままメールするんですか?
原:やっぱり、考えて紙に書いたモノを携帯で送りますね。
クリス:なるほどね、今どきな感じですね。あと絵文字も入れるそうですね?
原:そうなんですよ。表情が入っていないと冷たい感じがするかなと思って。
クリス:そうですか。僕は入れないんですけど、布袋寅泰さんは結構絵文字好きなんですよ(笑)

クリス:ハラフウミで「夢を誓った木の下で」ですが、完璧にこれはクリスマスを意識した曲ですよね。
原:そうですね。みんなで頑張ってやっていこうみたいな感じですね。
クリス:木はもみの木に限らずって事ですか?
原:そうですね。特に木の種類は…(笑)
クリス:もうお好きな木にしてくれって事ですよね。プローデュースはうちの番組でもお世話になっている亀田誠二さんが担当されているんですけど、亀田さんとも今回初めてなんですよね?
原:そうなんです。亀田さんとも一度コラボしたいなって思ってたんですけど、今回実現してとても楽しくやらせてもらいました。
クリス:亀田さんのアレンジはどんな風なんですか?
原:まずアレンジを決めてしまう前に、風味堂の3人と、私と、亀田さんとの5人でバンド形式で音を出してみたりしたんです。その時にすごくみんなに気を使ってくださったりとか、盛り上げてくださったりして、私なんかが少し言った事を取り入れてくださったりとか、すごくリーダーシップがあって素敵でしたね。
クリス:そうですね、柳の様なリーダーシップですよね。
原:そうですよね。「うん、やろう!やろう!」みたいな(笑)
クリス:笑みを絶やさないというか。
原:すごくホッとしますよね。
クリス:楽器の練習とかは毎日されているんですか?
原:本当は毎日しなきゃいけないと思っているんですけど、ついついテレビ見たりダラダラしてます。
クリス:ライブの前とかはどうしてるんですか?
原:あわててカノンとかから練習したりしてます(笑)。
クリス:基礎から入るわけですね。
原:はい。
クリス:小耳に挟んだんですけど、実はギターがバカうまらしいじゃないですか?
原:全然そんな事ないです。
クリス:実はすごいけど、ピアノを弾くにあたって、なるべくやらない様にしていると聞いたんですが?
原:そういう訳じゃないんですけど、ギターを弾く時は指が出来てないと、タコができて泣きそうになっちゃうんですよ。だから、弾く時は弾く時でギターの指にするって感じですね。
クリス:そうですか。最近お気に入りののアーティストはいらっしゃいますか?
原:FEISTさんがすごく好きでよく聴いてますね。
クリス:ジャンルでいうとどういうのが好きなんですか?
原:昔は、サザンロックとか、ブルージーな男っぽいのが好きだったんですけど、最近は落ち着いた感じの女性ボーカルのしっとりしたのが好きですね。
クリス:なるほどね。じゃあホントに聴きやすいポップスって感じなんですね。
原:そうですね。
クリス:ちなみに、音楽以外のご趣味はどうなんですか?
原:本当にのんびりした性格なので、近所を散歩しながらバードウォッチングしたりとか、名前がわからない植物を写真に撮って調べたりだとか…、そんな事が好きなんです。
クリス:桑田さんはサーフィンにハマってたりしますけど、一緒に行ったりはしないんですか?
原:見に行ってビデオを撮ってあげたりはしますね。
クリス:そうなんですか。
原:一度やれって言われてウエットスーツまで作られたんですけど、サーフボードに乗ってたら沖の方まで流されちゃった事があって、それ以来やってないです。
クリス:気づいたら流されてるってよく聞きますもんね。

スペシャル企画☆クリスマスの想い出は?

クリス:ここで12月のスペシャルという事で、ゲストの方にクリスマスのとっておきの思い出を伺っているんですが。
原:私の実家は、横浜で天ぷら屋をやっているので、丁度クリスマスの時期は忙しいんですよ。
クリス:クリスマス天ぷらですか?
原:あったら良いですね、かき揚げでツリーとか(笑)。まぁそういう事はなかったんですが、横浜なので米軍の関係者の方が多く住んでいらっしゃって、イルミネーションがすごく素敵だったんですね。
クリス:すごいですよね!お父さんたちが12月に入った瞬間に工事を始めますからね。
原:私もすごくそういうものに憧れていて、家に小さなクリスマスツリーを買ってきて飾り付けを楽しみにしていました。
クリス:他に何かありますか?
原:30年くらい前、サザンがデビューしようかどうか迷っていた77年に、大学のキャンパスにあるヒマラヤ杉がクリスマスツリーになったんですね。それで初めての点灯式があって、その時に何だか心が温かくなったというか、将来の事をいろいろ悩んでた時期だったんですけど、恐れずにやってみようかなっていう気持ちに変わっていきました。
クリス:クリスマスツリーを見て、夢にかけてみようと思ったんですね。
原:「夢を誓った木の下で」じゃないですけど、そういう感じだったんですね。
クリス:ミュージシャンっていうのは先がわからないですからね。保証も全く無いですし。
原:そうですね。その時にとりあえず3年間やってみようかって話だったんですけど、気づいたら30年も経ってましたね。
クリス:素晴らしいじゃないですか!それもそんじょそこらのバンドじゃないですよ。あと、桑田さんはサンタの格好をするそうで。
原:子供たちが小さいころですけど、主人がサンタさんの格好をして、マネージャーが赤鼻のトナカイの格好をするんです。
クリス:サンタはわかるんですけど、トナカイはどうなっているんですか?
原:トナカイが黒縁のすごいメガネをしてて、それに赤鼻と角を付けて帰って来たので、子供達がすごく怯えてしまって。
クリス:なまはげ状態になってしまったんですね。
原:そんな感じです。下の子はしばらくサンタさんとトナカイ恐怖症になってしまって(笑)。
クリス:最初のご対面が良くなかったんですね。
原:ちょっとね。
クリス:今年のクリスマスはどうされるんですか?
原:主人はツアー中なんですけど、クリスマスの日だけはお休みがもらえるそうなので、家族でのんびりしようと思っています。

原由子さん、そしてハラフウミの最新情報は、オフィシャルサイトでチェック!






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