2007年04月22日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : ウルフルズ


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J-WAVE春のキャンペーンソングを担当するウルフルズが登場!
スペシャルな生演奏を披露してくれました!


クリス:今日のお客様をお迎えしたいと思います。この春のJ-WAVEの顔ですね。いや「声」といっても良いでしょう。ウルフルズからこの方がご来店です。
松 本:こんにちは、トータス松本です。よろしくお願いします。
クリス:よろしくお願いします。最後会ったのって、ついこの間だと思ったら2年も前なんですね。
松 本:2年以上も経ってるって意外ですね。でも2年経ってもお変わりないですね。
クリス:だから1年位だと思ったんだけど、トータスさんも大台(40代)に入られて...。
松 本:そうなんですよ。
クリス:やっぱり40代に入ると時間が経つのが早いんですよ。20代の1年が、我々の意識の中では半年位で消化されてるんですよ。絶対そうだと思う。脳内の記憶の部分が圧縮されてるというか、あっという間なんですよ。
松 本:ホントびっくりしますね。2年前やったかな〜?
クリス:でもトータスさん、デビュー15周年おめでとうございます。
松 本:そうなんですよ、おかげさまでデビュー15周年です。
クリス:でもぶっちゃけ、そんなに経ったって感じじゃないでしょ?
松 本:そうですね。15年前の出来事を調べてもぜんぜん実感がないんですよ。92年は「金さん銀さん」が流行語だったんですけど、やっぱり大分前だなこれって。
クリス:多分、今の若い子は「金さん銀さん」知らないですよ。あの長寿姉妹のことですよね?100歳でも元気なおばあちゃん2人。
松 本:相当昔ですよね。
クリス:ところで、一流芸能人の仲間入り、おめでとうございます。
松 本:何のこと?
クリス:「情熱大陸」に出ましたよね?
松 本:気がついたらカメラに追いかけ回されてましたね。
クリス:どうですか、四六時中、カメラに追われるというのは?
松 本:やっぱり最初は変な感じでしたね。集中したいときがあっても、横でカメラが回ってるから気が散るんですよ。当たり前ですけど。でも見た人の感想はオカンの話ばっかなんですよ。
クリス:あー、出てきてましたもんね。
松 本:良いお母さんですねとか、お父さんに顔似てますねとか、牛の置物が良かったとか、ぜんぜん僕の話がないんですよ。結局、母は凄いなと気づきました。
クリス:それはそうですよ。
松 本:あんなに頑張ったのに結局母親かよって、ちょっと悔しいですね。
クリス:まぁまぁいいじゃないですか。それもまた自分に還ってくるんだから。でも凄いですよ、2007年第一弾シングルが「情熱A GO-GO」。これはどんな風に作ったんですか?
松 本:これはメーカー移籍して第一弾だったので、気持ちを新たにして、あえて青臭い言葉を入れつつ作りました。気合を入れて2週間の合宿もしました。
クリス:場所はどこだったんですか?
松 本:藤沢です。
クリス:ちょっと気になることを聞いたんですが「最近、『波乗り』を始めたトータスのわがまま説有り」という事なんですが...。
松 本:僕が勝手に藤沢のスタジオをチョイスしたからでしょ?レコーディングって普通は都内でやってるんですけど、スタッフが僕の士気ををあげたかったのか、藤沢にスタジオを見付けてくれて。おかげでサーフィンし放題だったので「うぉ〜いいね〜!」って。でもほかのメンバーは、海に興味はなかったので「なんで藤沢?」みたいな。
クリス:最近はサーフィンにハマってるんですね。
松 本:去年の9月から始めました。
クリス:僕の周りも「今から始めるの?」って人多いですよ。
松 本:でしょ?僕もそういう人達に勇気づけられて始めたんですよ。
クリス:やられてみた感じはどうでした?
松 本:楽しいですよ〜。他のスポーツみたいなストイックさが無いんですよ。すごくいい気晴らしになるんですよ。
クリス:へぇ〜。桑田さんも湘南ボーイだけど、実は42〜3歳で始めたらしいですよ。
松 本:ホントに!じゃ稲村ジェーンのときは、まだやってなかったんですね。
クリス:ミュージシャンの方はそういうのは多いですよ。それで、合宿のときはどんな感じでやってたんですか?
松 本:はい。朝は海に行って、昼はレコーディングすると。まぁそういう感じです。
クリス:ですよね。気持ち良かったんじゃないですか?
松 本:結局ね、都内でやってても飽きるんですよ。
クリス:でもバンドを15年もやってるわけでしょ?やっぱり合宿は必要ですよ。
松 本:うん、良くも悪くもね。
クリス:メシ食ったり、近くで寝起きしたりとかね。
松 本:結束を固めなあかんね。
クリス:固まりました?
松 本:いや、どうでしょう?
クリス:ハハハッ!でもサーフィンは出来たということですね。
松 本:そうです、そうです。

クリス:今回のシングルは「情熱A GO-GO」ということなんですけど、ウルフルズはベタなタイトルが多いですね。
松 本:言葉にしてはいけないテーマなんでしょうね。なんか湧き上がってくる気持ちというか、そういうのって言葉にならないじゃないですか?それを言葉にしようとすると、結局は陳腐な言い回しになってしまうんですね。何とかかんとかそれを曲にしてるんですけど。
クリス:いやいや。でも直球ですよね。 
松 本:そこをもっと上手くいえたらいいなと。いつもそういう戦いがあるんですけど。
クリス:聞くところによると、Bruce Springsteenに影響を受けてるらしいですね。いわれてみれば彼も結構直球ですよね。
松 本:ちょうど波乗りに行く車の中で「BORN TO RUN」がかかってたんですよ。そしたら何か気恥ずかしいくらいなテンションで、これはちょっと良いなと思って。
クリス:何か図太い初々しさみたいなね。    
松 本:そうそうそう、凄い良かったあれは。
クリス:あとキャンディーズにも影響を受けてるらしいですね。
松 本:そうです。10年に一回、僕の中でブームが来るんですよ。
クリス:それは作曲にも影響を受けてるんですか?
松 本:コード進行ですね。 やっぱり昔の曲は古臭いですよ。何かキュンと来るんですよ。
クリス:70's、昭和的なモノが刷り込まれてるんでしょうね。
松 本:そうそう。今の音楽はコード進行が捻くれているのが多いけど、ああいうオーソドックスなやつもありかなって思います。
クリス:なるほどね。それで話が変わりますが、ウルフルズさん、今年はありがとうございます!我がJ-WAVEの春のキャンペーンソングを、トータスさんが書き下ろしてくれました。
松 本:そうなんです「花さかフィーバー」。
クリス:この曲は、トータスさんが18歳のときに兵庫から大阪に上阪したときを思い起こしたものなんですよね。
松 本:あの頃は根拠のない自信があって、焦りも無かったし、いろんな意味でフラットで。でもちょっと野暮もある感じだったんですけど。それで、オヤジの運転してるボロイ軽に乗りながら、上阪した後の成功を思い浮かべてニヤニヤしてたんですね。そんな頃を思い出して書いた曲なんです。
クリス:なるほど、「花を咲かしてやるぜ」っていう感じですか?
松 本:でも根拠はないんですよ。何で花を咲かせるかは決めてなかったですから。
クリス:でもその頃の自信っていうのは、どこからきてたんですか?
松 本:昔から良い意味でも悪い意味でも目立ってたんですよ。だから俺は人より目立つ仕事が出来るんじゃないかって思ってたんですよね。普通に埋もれていっちゃうのはもったいないなって変な気持ちがあったんですよ。
クリス:すばらしいですね。で、何で音楽を選んだんですか?
松 本:やっぱりギターが唯一飽きのこないモノだったんです。2〜3ヶ月弾けば納得するかなって思ったんですけど、もうぜんぜん飽きませんでしたね。
クリス:それで今日はギターを持ってきてもらいました。かなり年季の入ったギブソンですね。
松 本:これは1966年製で、僕と同い年なんですよ。
クリス:ボディーも、指の当るところがエグれてますね。
松 本:こいつは東京に出てくる前に買ったやつなんですよ。「バンザイ」も「ガッツだぜ!」もこれで作ったんで、僕の相棒みたいなもんですよ。
クリス:ホント友達ですよね。では早速それで生演奏して頂けるという事なんですけど。
松 本:「花さかフィーバー?」人前で歌うのは初めてですね〜。
クリス:やっていただきましょう、どうぞ!

クリス:J-WAVE LIVE SPRINGでもやっていただけそうですね。
松 本:いやぁ、ありがたいですね。マイラジ終了して一年以上経つのに、こんなにしていただいて。
クリス:いやこちらこそですよ。去年の夏もやっていただきましたよね、お尻出されて。
松 本:そうそうそう。あれも情熱大陸と一緒ですよ。みんなお尻の感想しかないんですよ。「トータスさん、よかった!お尻が」とかだれもライヴの感想をいってくれないんですよ。
クリス:でも野郎でいいケツっていうのは、褒め言葉ですよ。アメリカの女の子なんか男のケツが大好きですから。「ナイス・ア〜ス」「ナイス・ア〜ス」って、これは男にとって最高の褒め言葉ですよ。
松 本:(笑)
クリス:15周年のライヴのときもスガシカオさんが飛び入り参加して、「尻」の話で盛り上がったようですね。
松 本:結局、斉藤和義もスガシカオも、ウルフルズってどんなバンド?って聞かれると「ケツがいいバンド」っていうんでうすよ。
クリス:それはすべてケツに集約させているんですよ。男のいろんな魅力はケツに現れてるんですよ。
松 本:そんなことない(笑)。
クリス:いやそうですよ。そこが強いやつが勝つ!
松 本:勝つってなにに勝つんですか(笑)!


リリース、ライヴの詳しい情報は、オフィシャルサイトをチェック!





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Guest : BEN WESTBEECH with GILLES PETERSON


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UKのカリスマDJ、GILLES PETERSONが新たに立ち上げたレーベル「BROWNSWOOD」から
要注目アーティストBEN WESTBEECHが登場!!


クリス:クリスペプラーがお届けしているサッポロビール・TOKIO HOT 100。六本木ヒルズ森タワーJ-WAVEのBスタからお送りしていますが、ここで本日のゲストをお迎えしましょう。ジャイルス・ピーターソンのお墨付き、UK、注目の新人さん、ベン・ウエストビーチさんです。ようこそ、日本へ。
ベン:ありがとう。日本に来たのは初めてだけど、素晴らしいね。
クリス:はい、そしてベンさんは、UKのBBCラジオのパーソナリティで、世界的なトップDJであるジャイルス・ピーターソンさんが認めた逸材ということで、今日はスタジオにスペシャルゲストとしてジャイルスさんもお迎えしています。こんにちは、ジャイルス。
ジャイルス:はーい、クリス。
クリス:ジャイルスさんは、J-WAVEでレギュラー番組も持っていますよね。そんなわけで、まず最初はジャイルスさんにベンさんのサウンドを聴いた第一印象から聞いてみたいんですが。
ジャイルス:最初に聴いたときから、掴みはOKだったね。とにかく北ロンドンでは、ものすごくブレイクする音になると思うよ。
クリス:最初に聴いたのはどういうきっかけで?
ジャイルス:最初はガールフレンドから「もの凄い人を発見したのよ」っていわれて車の中に引き込まれたんだ。車の中に引き込まれたから、なにか別のことを期待したんだけど、変なことはされず、そこでベン・ウエストビーチの曲を聴かされ、そこでもう惚れたんだ。
ベン:そのガールフレンドは、どのガールフレンド?(笑)
ジャイルス:ベッキー・レッグスという子だよ(笑)。

クリス:20年選手のジャイルスさん、アシッド・ジャズ、トーキング・ラウドに続いて立ち上げた第三のレーベル「BROWNSWOOD RECORDINGS」についてきいてみましょう。
ジャイルス:レーベルは三つ目じゃないんだ。ほかにもレーベルはあるんだけど、それらが成功してないからみんな知らないんだよ。
クリス:そうなんですか。それでその「BROWNSWOOD RECORDINGS」からのファーストアルバムがベンさんのアルバムになったわけですが、ベンさんは実はチェロ奏者として、オーケストラにも在籍していたそうですけど、どうやってこのクラブシーンと関わりを持つようになったんでしょうか?
ベン:そう、昼間は声楽隊とかオーケストラでいろいろやってたんだけど、夜はDJをやってたんだ。
クリス:いくつの頃から?
ベン:12歳の頃から。
クリス:12歳!その頃はどういう曲をかけてたの?
ベン:ヒップホップとかジャングルとか。でもボクにとって音楽というものはすべて必然なので、いいモノはいいという判断だけで、とても自然な状況だったんだ。

クリス:今回、東京ではクラブでライヴを行ないますが。
ジャイルス:ベンはライヴを初めてまだ一年も経ってないんだ。それがUKのみならず、ヨーロッパをまわってこうやって東京でもライヴがやれるだなんて信じられないよね。今年の夏はいろいろなフェスティバルにも呼ばれているし。
ベン:まるで親ライオンが子ライオンを谷に落とすみたいに、プールのイチバン深いところに落とされた気分だよ。でもそれを無理に泳いで、バンドもまとめて、ずっとプレッシャーと戦ってきたんだ。でも結果的にそれがすごく良かったんだと思うけどね。

クリス:ベンさんのニューアルバムはJ-WAVEでかかりまくっていますが、ところでドラムンベースのシーンは、再び盛り上がってる?
ベン:う〜ん、盛り上がっていることは盛り上がっているけど、けっこう雄中心だよ。ちょっとノイジーで野蛮?な感じかな。
ジャイルス:でもやっぱりドラムンベースの存在はしっかりしているよ。
クリス:ところでアルバムを制作する際に、ジャイルスはアドバイスをしたの?
ジャイルス:いや別に。自然体でやってもらったよ。あまりナニかをいわない方がいいでしょ?
ベン:ボクはナニかいわれるのが苦手なんだ。
ジャイルス:そうだよね。なにかいってもまったくいうこと聞かなかったもんね。「カントリー・ウエスタン」にしろとか「BOYZ II MEN」のカヴァーをやれとか(笑)。
ベン:そういう意味でジャイルスと一緒にできたのはよかったよ。
クリス:ベンさんのすごいところ、スペシャルなところってどんなところ?
ジャイルス:まず声が素晴らしい。パフォーマンスも素晴らしいし、曲もかけるしプロデュースもできる。なにはともあれ、彼は安いんだよ(笑)。そこが素晴らしいね。
ベン:(笑)。

クリス:今後の予定は?
ベン:ライヴの予定がいっぱいでスケジュールがパンパンだよ。
クリス:ジャイルスは?
ジャイルス:DJとしてのパーティがたくさんあるのと、THE HERITAGE ORCHESTRAとベンをあわせて、コンセプトアルバムを作ったら面白いんじゃないかなって思ってるんだ。それからホセ・ジェームスっていうボーカリスト、そしてソイル&ピンプ・セッションズ……なにか面白いことはできないかなと考えてるよ。
クリス:すごく楽しそうだよね。
ジャイルス:やっぱり人々は新しくて面白いものを聴きたい、吸収したいんだと思う。みんな音楽に対してハングリー、貪欲なんだよ。だから面白い仕事をどんどんやっていかなくちゃね。



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