2005年02月13日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : THE CHEMICAL BROTHERS


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現在、TOKIO HOT 100では、「GALVANIZE」が3週連続No.1を獲得中!!
ケミカルブラザーズ登場!

クリス:ケミカルブラザーズのお二人、Ed RowlandsとTom Simonsがスタジオに来てくれました。今回の来日でなんと、12回目!去年のフジロック以来の来日なんですが、フジロックはどうですか?
CHEMICAL:フジロックは世界でも指折りの最高のフェスティバル。グラストンベリー(UK)に次ぐぐらい素晴らしいフェスだよ。メンツもとてもすばらしい。
クリス:今回はオセアニアのフェスティヴァル・ツアー「ビッグ・デイ・アウト」でヘッドライナーを勤めて、その流れで来日したわけですが、単独でのワールドツアーは、日本からスタート。日本から始める理由は?
CHEMICAL:新しいものを世に観せるときに、日本の観客っていうのは大きな理解を持っていてくれるから、日本でやってみたかったんだ。極端な話、日本の観客にぶつけてみて、ダメだったらそれはダメだっていうぐらいの気持ちかな。
クリス:ライブでは実際、どうやって音を出しているんですか?
CHEMICAL:自分達の十数年間の課題で、いかにライブでスタジオの音を再構築するか、即興性を盛り込めるかっていうのがあるんだ。それはオーソドックスなスタイルのバンドでもそうかもしれないんだけど、エレクトロニック・ミュージックの素晴らしいところは、例えばあるベースラインに別の曲のリズムをのせることもできるし、別のメロディを被せることもできる。シーケンサーやミキサーをいじって、即興でいろいろな演奏をすることができるんだ。いうなれば常にステージで、無限の実験をしてるってことかな。

クリス:シングルの「GALVANIZE」は、現在TOKIO HOT 100で、3週連続No.1を獲得してます。中近東のモチーフを使ったり、「DON'T HOLD BACK」「PUSH THE BUTTON」という表現も入っていて、いろいろな解釈がとれると思うんだけど?
CHEMICAL:「DON'T HOLD BACK」っていうのは、パーティでいうと、「解放しろ」「解き放て」「ともかく自由になれ」っていう意味があるんだけど、そこに急に「PUSH THE BUTTON」というどちらかといえば不安な声が入ってくる。これにはいろんな意味があって、いうなれば問題定義。あとはこの曲を聴いている人の状態や環境によって、陽なものなのか陰なものなのかにとれるはずだよ。
クリス:そして、「GALVANIZE」も収録されているニューアルバム「PUSH THE BUTTON」は、UKチャート NO.1、アメリカのエレクトロニック・アルバム・チャートでもNO.1の大ヒット。いろいろと新しいチャレンジをしているわけだけど、どうなんでしょうか?ヒッピホップ色が強い?
CHEMICAL:自分達の音楽の中に、やってはいけないものないって考えてる。確かに自分達の音楽のコアにあるものはヒップホップなんだけど、今回のニューアルバムでラッパーを使っているからといって、ヒップホップ色が濃厚になったってことはないよ。それよりも前回のアルバムが、ちょっと自分たちでCHEMICAL BROTHERSという枠を作っているような気がしていたので、今回はより自由に、なにも規制せずにサウンドを作ったんだ。

クリス:というわけで、今日はジャパンツアーの最終日なんだけど、どんなライブになりますか?
CHEMICAL:サイケデリックで、刺激的で、最高に楽しめる時間にするよ。それからツアーも日本で始まったばかりだから、いろいろと実験してみるよ。大勢の観客に来てもらいたいね。



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