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STORY

2018.06.30

プランティオの共同創業者/CEOの芹澤孝悦さん

++ Introduction ++

今回のゲスト、芹澤孝悦さんが手掛けているのは、
「スマートプランター」という、ハードウェア。
センサーを搭載、通信機能も付いているので、
育てた野菜のデータや、コンディションを
インターネットでクラウドに送り、学習。
育てている植物の成長によって、大体の収穫時期予想などを判断、教えてくれる他
「明日は、雨の予報なのでお水をあげ過ぎないでください」など
プランターから得られる情報を集約、ユーザーに報告をしてくれる
・・・という夢のようなプランターなんです。
ちなみに電源は不要。 ソーラーパネルで充電し、30日間稼働します。

さらに、ユーザーが互いに育てている植物の状態をコミュニティ内で共有し、
何をそだてているのか? あと何日で収穫なのか? 教えてくれて、
収穫できた野菜を使ったレシピもアドバイスしてれる機能も付いています。
誰かと誰かが作った野菜でお料理を作る…
「野菜を通じたコミュニケーション」ができちゃう! 
そんなコンセプトのプランターです。

元々は「土を耕すという行為」という意味の「アグリカルチャー」。
“みんなでやる事の楽しさ”を
ITの力を使って知ってもらう・実践してもらうことを考えているそうです。


++ Until now ++

家業である、園芸用品メーカー
「セロン工業」の三代目である芹澤孝悦さん。
ちなみに「プランター」という言葉を製品名にして発売したのは
「セロン工業」の創業者である芹澤さんのお祖父様! 
これが1955年のこと。
高度経済成長期に入り、団地が増える中、
ベランダでも使えるプランターの需要は増え、
さらに東京オリンピックがあったことがきっかけとなり、
世界に広まっていったそうです。

芹澤孝悦さんはもともとITのベンチャー企業出身で
エンターテインメントに携わるお仕事をされていました。
そんな中、家業であるプランターとエンターテインメントを
どうにか融合できないかなと考えていた時に、
プランティオの共同創業者である孫泰蔵さんとの出会いがきっかけで、
ITと、農業に視点を向けた会社プランティオを設立。
IoT技術と、そもそものプランターの本質を考えた
「スマートプランター」が誕生しました。

会社を継いでから、家庭菜園を始めた芹澤さんはバジルを育てたときに、
ちゃんと育てられた喜びと、食べた時の美味しさに感動!
感動を人に伝えたいと思った時に、
エンターテインメントやITなどを使う事によって
家庭菜園を始めやすくなるのではないか? 
と考えたことが、「スマートプランター」誕生の
きっかけとなったそうです。

++ Right now ++

根はインドア派と仰る芹澤さん。
気分を変えたい時はドライブで海を見に行くことが多いそうです。
アイデアに行き詰まっている時、
車の中にいるとなにかをフッと思いつくこともあり、
車中は芹澤さんにとって大事な場所なんだとか。

先日、視察を兼ねて訪れたのはロンドン。
アーバン・ファーミング(都市農業)の活動が進んでいるロンドンでは
集合住宅の真ん中にコミュニケーションガーデンや
キッチンが解放されているキッチンコミュニティガーデンなど
「野菜栽培」をコミュニティーハブとして使っている事例もあり、
芹澤さんが日本で考えている
「マイクロファーミング」のキーポイントも「コミュニティ」にある、
とヒントを得たそうです。

日本での展開を考えたとき、例えば…
ITの力で「どの場所にコミュニティーガーデンがあるのか?」
という情報を地図上に掲載、
それを見たユーザー同士のコミュニケーションが生まれ、
さらに飲食店の連携や、
ワークショップが関わっていく… というような形。

消費するだけだった都心の“食の姿“。
それが、みんなで育てることで食の喜びを分かち合い、
食を楽しむ行為となる。
さらに、全てではないにしても地産地消に繋がり、
フードロスやフードマイレージを減らす…
そんな未来を描く時、アグリカルチャーのライトな入り口となるのが
「スマートプランター」と、いうわけです。


++ From now on ++

スマートプランターでどのくらいの普及を目指しているか、、、
この問いに芹澤さんは
「既存の農家さんを否定しているわけではなく、
『気がつけば自分たちで育てるのが多いよね。』っていう程度でいいかな。
それを通じてスーパーで売られている野菜のことを考えたり、
農家さんの本当の凄さなどを知ってもらいたい。 
だから本当にわずがでいいと思っているんです。」
そんな風にお答えいただきました。

ただ、都市部には、60%の人がいて、もしみんなで育て始めたら、
結構な量の野菜が担保できる、
という期待もあるそうで、どこまで出来るかは、チャレンジではありますが、
ワンシーズンの、ある一時期は、
『このコミュニティで育てた野菜を食べたよね。』
という楽しい思い出からスタートしていけば良い、と考えているそうです。

今後は農家さんでも、このIoT技術を使うことも考えていて
例えば、ビニールハウスの管理など、今までの既存の農家から得た情報を練り上げ、
人工知能と合わせることで実用化が可能になってくるそうです。

芹澤孝悦さんの考える
スマートプランターが普及した先にある、未来のビジョンとは、、、

『アグリカルチャーというと、農業という意訳が、
すぐにされてしまうんですけれども
元々アグリカルチャーは、土を耕す事、野菜を育てる事の楽しさ、というものが
あったと思うんですね。 
喜びがあったり、人と分かち合える尊さだったり… 
それらを、みんなが、エンターテインメントと、
コミュニケーション栽培を入り口にして、
分かち合って頂きたいなと思っています。
まずはみなさんが、知ることが大事だと思っているので
みなさんが、ライフスタイルの中で、当たり前に、
アグリカルチャーが傍らにある世界を
描いて行きたいと思っています。』

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