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STORY

2018.06.02

音楽プロデューサーの渡辺淳之介さん

++ Introduction ++
音楽プロデューサーの渡辺さんは、
現在「BiS」、「BiSH」、「GANG PARADE」、「EMPiRE」
4組のプロデュースを手がけ、クリエイティブディレクターNIGOさんと
「BILLIE IDLE」の共同プロデュースもしています。

渡辺さんがプロデュースするアイドルは
過激な活動や奇抜な企画をしていますが、、、、

『企画は思い付きが多いですけど、
とりあえず「何かやってみよう」と思った時に
なんとなくマイナス面を考えるんですけど
マイナス面が大きければ大きいほど変われる可能性が非常に高いので
とりあえずやってみて、そのマイナス面を
どうやって潰していくかって考えていた方が
結構楽だったりするので、
なので何か衝撃的なことをしようとする時っていうのは
何かしら変革をしたい時なので、
マイナスがないとなかなか変化がしづらいというか
そういう感じでやっていますね。
うちの事務所の方針は基本的に「スクラップ&スクラップ」。
「ビルド」はないんですよね。』

その中でアイディアは基本的には真似が多いそうで
道頓堀で行われたBiSHの「船上ライブ」は、
イギリスのバンド「SEX PISTOLS」が
テムズ川に浮かべた船の上で大音量で演奏したことから考えた企画なんだとか。

「楽器を持たないパンクバンドBiSH」だけあって、
「SEX PISTOLS」が行なったことを真似できちゃうアイドル。
そんなグループをプロデュースする渡辺さんのアイドルの定義は
「なんでもやってくれる子達」。
そして、アイドルに求めていることは、「従順さ、性格の良さ」。
自分たちで曲を作ったりしないので
だからこそ渡辺さんが提案した時に面白がって
一緒に行なってくれる子達こそアイドルなんじゃないかと考えているそうです。


++ Until now ++
昔から音楽が好きで1番最初に買ったCDは
小学校の時に買った、映画「フォレスト・ガンプ」のサントラで
The Doobie BrothersやThe Doorsなどを聞いていたんだとか。

その後「シャ乱Q」にハマり、歌手になりたいと考えていましたが
中学生になった頃、母親の勧めでLed Zeppelinを聴き始め
再び海外のアーティストに興味を持ち始めました。
NIRVANAに始まりオルタナティブ・ロックにハマりつつ
辿っていってDavid BowieやSEX PISTOLSにも興味を持ち始めました。
その分、洋楽至上主義でアイドルソングなどを全く聴いてなかったとのこと。

その後、音楽業界に入ったのは
音楽スタジオでサウンドプロデューサーの松隈ケンタさんと出会い
それがきっかけで、インディーズ音楽事務所に新卒で就職。

地下アイドルがだんだん流行りつつある黎明期に、
これはすごいビジネスチャンスだと思い、地下アイドルを勉強し始めました。

現在のアイドル業界の現状は成熟していて、
売れているアイドルはいますが
売れ始めている途中のグループ、追い上げているグループがいないため
盛り上がりが少し止んできてしまったと考えていて
アイドルシーンが回転していかない苦しい状況にあると感じているとのこと。

++ Right now ++
好きなことを仕事にしているので、プライベートとの垣根がなく
基本的には24時間の勢いでずっと仕事をしている感覚。

気分転換は「ゲームをすること」と「海外ドラマを一気見すること」。
1話の中で話題性がある海外ドラマの影響を受け、
今の時代飽きやすくなってきていて飽きさせないよう刺激を与えるため
アーティストにも1週間に1回何かしらの話題があるようにと考えているそうです。


++ From now on ++
会社を立ち上げた際、
5年以内に六本木ヒルズに事務所を構えるという目標でしたが
現在4年が経とうとしていて、
現状では六本木ヒルズに会社を立てることが出来なさそうなので、
軌道修正をし、「もう5年後に渋谷に一軒家の会社を建てる」
という目標に変えたとのこと。
学生時代から道玄坂でよく遊んでいて、
お世話になったライブハウスやお店のある渡辺さんが好きな場所、
渋谷に10年目で建てられるようにするのが今の活動目標。

今後は海外進出も考えていて
オリコンで1位を取ったので海外のファンの方々のためにも
今後は海外でのライブなど視野に入れて活動していくとのこと。

今の時代、CDが売れていないと言われていますが
売り方の形態が変わっているだけで
音楽産業が縮小する事は無いのではないかと
考えているそうです。

今後のアイドル業界については

『非常に参入しやすい業界ではあるのかなと思っていて。
なので簡単に始めやすい反面、非常に人の目も厳しいというか
そういう状況の中、僕がやってきたように言っていたらちょっと変なんですけど
人目を気にせず好きにやっていれば、
どんどん上がっていける土壌はすごくあると思っていて
なので逆に言うと多分バンドが「ZEEP TOKYO」でやるのがすごく大変。
10年かかってやりましたみたいな人たちも多いと思うんですけど、
言ってしまうとアイドルとかだと本当1年くらいで
ぽん!と出来たりして、
お金をいっぱい使ってくれるお客さんがいっぱいいるので
どんどんチャレンジしてシーンを
活性化していってほしいなって言うのが1番ですね。
本当今でも中間層って言うのがすごくいない
売れてるか売れてないかみたいな状況にもなっちゃっているので
そこを活性化させていきたいなと思っているんですけど。』

ON AIR LIST

  • AUDIO WITH SIA,DIPLO & LABRINTH / L.S.D.
  • LIFE IS BEAUTIFUL / BISH
  • SUNDAY MORNING / VELVET UNDERGROUND
  • THIS IS AMERICA / CHILDISH GAMBINO

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