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STORY

2017.11.11

「銀座 松崎煎餅」の代表取締役・副社長、松崎宗平さん

++ Introduction ++
松崎煎餅が江戸時代に元々やっていたものは、小麦のお煎餅とおまんじゅう。
お煎餅というと、お米などのイメージが強いと思いますが、
松崎煎餅はずっと小麦のお煎餅とのこと。
お煎餅って季節感がないですが、そこをなんとかできないかと思い、
和菓子で紙に穴を開けてそこに砂糖などを振りかけて絵をつけるといった
手法があり、その手法をつかって絵を付け始めたのが最初で、
今は種類も増えてきて、販売用に作ったものだけでも200種類以上。
その他、オーダーメイドでも注文を受けたまわっているそうです。
使っているものとしては、アイシングクッキーとほぼ一緒ですが、
バターが入っていないので食べやすいお煎餅になっています。
関西の瓦せんべいは硬いものが多いですが、
松崎煎餅のお煎餅はそこまで硬くないので食べやすいとのこと。
また、コーヒーとも合うお煎餅となっていて、実際に松陰神社のお店では、
カフェとしても出しています。

『お煎餅って、人によると思うんですけど、
僕の中ではおばあちゃんの家のこたつの上に置いてあって、
団欒しながら食べるイメージがあって…それでいいと思ってるんですよお煎餅って。
ただ、今その生活の中にそのシーンってあまりないなっていうのは
すごく煎餅屋としてはもったいないよ!と思っていて。
で、じゃあそれを街の中でどうやったら環境を作っていけるかなと思ったときに、
お店自体はカフェスタイルであっても、その中で煎餅を見ていると食べたくなる、
買いたくなるじゃないですか。
で、食べて美味しいって思ってもらえるもの作っている自信はあるので、
それをきっかけにライフスタイルの中にお煎餅を取り入れてほしいなという気持ちで
やっています。』


++ Until now ++
松崎さんは銀座生まれで10歳、11歳ぐらいまで銀座で育ちました。
子どもの頃の銀座は、友達は居ないし、遊び場もないし、と
あまり楽しくない印象だったとのこと。
ただ、デパートのおもちゃ売り場は楽しかった思い出があるそう。
老舗企業の8代目となると、
小さい頃から跡継ぎとしての教育や教養があるイメージがありますが、
父親から「継げ」と言われたことは一度もなかったそう。
現在、副社長ですが、今に至ってもないとのこと。
家業を継ぐ前は、グラフィックデザイナーをされていましたが、
実家を継ぎたいと思ったきっかけは、継げと言われてないからなのか、
継がない選択肢を考えたこともなかったとか。
いつかは家業に戻ると思っていたため、デザインの会社に入った時も
「いつか辞めると思う」という話で入らせてもらっていたとのこと。
前の仕事は、ベンチャー企業は短いスパンでブランディングをしようとする考えが
普通だったため、技術的な話よりも考え方が大変勉強になったといいます。

++ Right now ++
松崎さんはプロのミュージシャン。「SOUR」というバンドもやっています。
中学2年生からベースをはじめて、コントラバスは、自分のバンドで
コントラバスの音を出したかったことをきっかけに弾き始めたそう。
バンドは、松崎さん自身も仕事が忙しく、バンドメンバーも色々やっているので、
現在は修行中(活動休止中)とのこと。
音楽活動以外に好きなもの・ハマっていることは、カレーがめちゃくちゃ好き!
カレーの食べ歩きなどを行ったりしているそう。
カレーとお煎餅の可能性としては、カレーが好きすぎて、
カレーを地域分けしてしまう…。
松崎さん自身は、南インドのカレーが好きで、北インド、タイ、欧風もあるし、
その味分けをお煎餅で出来たら楽しいのでは?とのこと。
そんなカレー煎餅について、、、
出来る気はするけど、ただ、需要があるのか、、、(笑)と渋っていました。

プライベートで音楽は移動中など聴くことが多く、
最近はHyukohというアーティストを良く聴いているそうです!


++ From now on ++
松崎さんの一番の仕事は、松崎煎餅のもう100年、200年のベースとなる
土台を作ることだと思っているといいます。

『お煎餅自体が生活の中で、
だんだん存在感が薄くなっている現状があると思うんですよ。
だから、煎餅の登場シーンをもっと増やす仕事をしていかないといけないと
思っていて、それは松崎煎餅だけじゃなくて、その煎餅屋の中で大切なことだし、
ひとつの小さな会社なので、牽引してくっていうと大げさですけど、
その動きを作っていけるようにはなりたいなと思っていますね。
そのためには、2つに分けて考えていて、
1つは「商品」。やっぱり絵のついたお煎餅とかわかりやすいと思うんですけど、
煎餅の味は喉を通らなきゃわからないじゃないですか。
でも、見た目って買ってなくてもわかるし、
それが喉に入っていく間にすごく大切な要素になるんですよね。
なので、そのパッケージだったり絵だったり、きっかけっていうのを
沢山作っていって良い商品を作る、
そうすると結果食べてもらえてまた買ってもらえるになるんだろうと。
もう一つは「お客様」。
街にあることですごくきっかけって増やせると思うんですよね。
銀座にしても日本橋にしても毎日来る方って少ないと思うんですよ。
でも、商店街って毎日いる場合が多いじゃないですか。
そこで店をやることって、お煎餅とお客さんをつなぐ機会を
最大限に増やせるときだと思うんですよ。
なので、商店街を中心にしたマーケットをうちのお店で作っていって、
それが3店舗、5店舗、10店舗、100店舗ってなっていけば、
それだけ煎餅に定着した街が増えていくと言っていて、
それが食文化につながると思っているんですよ。
やっぱり煎餅を残していくうえで、食文化をちゃんと構築するっていうことを
目指していきたいと思っています。』

『地域密着っていうテーマで考えたときに一緒に出てきたのは原点回帰
っていう言葉で。商品に対しての考え方は、
「煎餅の再定義」というテーマをつけているんですけど。
松陰神社とか元住吉でやっているお店のテーマは「地域密着原点回帰」って
名付けてて、ご先祖さまがやっていたことと見た目は全然違うと思いますけども、
哲学的なことは一緒なんじゃないかなと強く思っているんですよ。』

松崎さんは、すごく魅力的で瞬間的に人気になる商品ではなく、
長く愛してもらえるような商品を地道に作り続けていきたい・・・
ともおっしゃっていました。


++ 松崎宗平さん(「銀座 松崎煎餅」代表取締役・副社長)++
1978年東京都中央区生まれ。松崎煎餅・8代目。
グラフィックデザイン、ウェブデザインの仕事を経て、
株式会社松崎商店(屋号:銀座 松崎煎餅)の副社長。松崎煎餅の創業は、1804年。
プロミュージシャンでもあり、バンド「SOUR」のベーシストとしても活躍中。

大江戸菓子匠 銀座 松崎煎餅

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  • TOMBOY / HYUKOH
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