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STORY

2017.11.04

ツリーハウス・クリエイターの小林崇さん

++ Introduction ++
ツリーハウスといえば、「トムソーヤの冒険」や「未来少年コナン」といったような、
木の上に箱を乗せたイメージですが、
小林さんは、「トムソーヤの冒険」の小屋の感じじゃないものを作りたいと
思っていたといいます。
カタにはめたくない、一言で言えないモノを作っていきたい、、、
という夢があったからだそう。
ツリーハウスは、お客さんが作りたい木を決めている場合だったり、
どこに作ったらいいかと聞かれる場合もあるとのこと。
決まっていない場合は、まず場所を見に行って、
お客さんが思っているやりたいことのイメージと、場所の中にある木から
ツリーハウスのサイズなどをお話して絵を描いて決めていくそう。
作るにあたってのルールは、木は生きていて成長してしまうので、
成長する様を想像するために、
その木やその土地の環境を把握しなくてはいけないこと。
日本でのレギュレーションは、自由ではないがきちんとしたものはまだなく、
各都道府県市町村に建築指導課があり、家を建てたりするときには
そこの確認申請をもらうんですが、
ツリーハウスは今のところまだ入ってない微妙なところだとか。
でも、その微妙なところが小林さん曰くちょうど良くて、
全部レギュレーションの中に入ってしまうと、
「これはこうしなきゃいけない」と言われるのが嫌なので、
だからこそこの仕事が出来ていたといいます。
ただ、これからはレギュレーション化されていくかもしれない・・・
ともおっしゃっていました。


++ Until now ++
小林さんがツリーハウスを手がけるようになったのは、30代半ば。
それまでは、「社会」に入らないギリギリのところで、
フリーマーケットのバイヤーや古着の買い付け、バーテンダーなど色々やっていて、
ルールの中に入らないようにしていたそう。
ツリーハウスとの出会いは、よく行く原宿のヨーロッパの雑貨と洋服を扱ったお店。
そのお店に、ホーローの看板があって、その看板にはツリーハウスが描かれていて、
見入ってしまったそう。
後々、それがツリーハウスだと気づいたが、当初はわからなくて、
「わざわざ海から生えてる危なそうな崖の一本の木の上にハウスを作って
危なそうだな・・・。」と思ったけど、自分の居場所が定まらない、
地に根を張ってない生き方と危うげなハウスが自分の中でヒットして、
ツリーハウスへの思いが強くなったとのこと。
ツリーハウスを作り始めた頃は、雨も漏って、ギシギシ言うし、
うまくいかなかったそう。
生きているものが土台になっていることは、
それが同じ高さの人工物の中にいるときと、
生きている木の上でギシギシギシと揺れたり、あと幹の動く感じが、
日常とは違うそこに行かないと味わえない快感ともおっしゃっていました。

++ Right now ++
ツリーハウスに住んでいるかとよく聞かれるけど、まだ住んでおらず、
ツリーハウスに住むことが夢なんだとか。
『自分のプライベートな時間を過ごせるツリーハウスはなくて、
それが今でも夢だし、今でも未練』。
作りたいツリーハウスのイメージは、、、
『出来たら島で、丘の上で、丘のもう少し上に滝があって、滝から水が流れていて、
川があって、その川をずっと下にいって、最後は海で河口になって、
その河口の先にブレイクしている波があって、そこでサーフィンができる。
実は高いところ、そんな好きじゃないんですよ、高所恐怖症なんですよ。
丘の上に、ちゃんと住むおうちが地面にあって、
崖のギリギリのところに木がもしあれば、
そこにエスケープの場所・ツリーハウスがあって、海を見て波があるとかないとか、
川の音がするところに作りたい。』


++ From now on ++
ツリーハウスを通して伝えたいものは・・・
『実はこう見えて悲観的で、
まさかツリーハウスみたいなものがここまで日本でこんなになると思わなかったけど、
そうなったのは日本がきっとツリーハウスって頭に描いたときに
ホッとするのとは逆の方に進んでいるから、
そのカウンターカルチャーみたいにみんな思っているのかな。
森がないから観葉植物を置くみたいのと近いのかなと。
自分の生活の中に実は自然って入ってないのかな、
だからアウトドアがブームなんじゃないのかな?と思ったり。そんなののひとつで、
何かが足りなくて、何かが辛くて、切ないから求めているのかなと思っています。』

そして、今ツリーハウスに興味を持っている人に方に向けては・・・
ツリーハウスビルダースクールというものを不定期で6回ぐらいやっていて、
今、120人ぐらい修了した方たちがいるとのこと。
その中で伝えているのは、作り方だったり、木の登り方、木の見方、座学など。
でも、やり終わった後に何か伝わってないなと感じるそう。
まだ言葉に出来ないことが多く、
そこがちゃんと自分の中で整理できないと次の世代に伝えられない・・・。
どうしたら伝えられるか、何を使って伝えればいいのかを考えていかなくては・・・
と考え深げにお話されていました。

小林崇

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