J-WAVE 81.3 FM
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イチカワカオスモス

2018.04.14

音鉄について熱く語る!

今日は、「音鉄」のお話。
ゲストの伊藤さんが、音楽の世界について素敵な話を
いっぱい聞かせてくださったので、私もその素敵さを出来るだけ崩さないように
「音鉄」の話をします(笑)
まず「音鉄」とはですよね、鉄道好き中でも列車のモーター音、走行音とか、
駅の接近メロディ、発車メロディだったり踏切の音などなど、
鉄道にまつわる音に関心を抱く人種のことです。
小型の録音機を使う者もいれば、放送局の音声さんさながら、
竿の先にマイクをくくり付けた機材を使う者もいますが、
私は小型の録音機ですね。また手軽にスマホの録音機能ですね。
で、どこで録るかも全然違うんですよ。例えば網棚の上に機材を置くと、
車内放送は綺麗に録れるんですけど、モーター音が入らないんですよねあんまり。
で、反対に床に近い所に置くと、モーターはいい感じだけど
車内放送はクリアに録音出来なかったり、、、悩ましいです。
これ録音の対象もそうですけど、どういう状況で録音するかも人によるんです。
大体はできるだけ人が乗っていない状況で録りたい人が多いのかな?
でも私はどちらかというと生活音込みで録ります。
おばさんがビニール袋あさる音とか、おじさんのクシャミとか、
結構みんな「台無しだ!」と思う人多いんですけど、。
私結構、情景を捉える感じで好きです。環境音楽みたいな感じ?違うか。
でも季節感すごく出て良いんですよ!
っていうのも、走行音ってすごく季節が出るんですね。
金属は気温が低いと縮んで、暖かいと膨張しますよね。
線路ってものは、ずっと繋がっているわけではなく、
所々切れ目があって冬だと少しばかり隙間が大きくなるわけですよ。
なので冬の方が列車のジョイント音、いわゆる「ガタンゴトン」という音が
若干大きくて硬いんです。これプラス、コートのガサッという音とか、
「あー冬の列車だなー」って。あとアナウンスに方言が出る地域もあるので、
「あーこれは冬の津軽鉄道だな」って家で真夏に聞くのが好きなんですよ。
最近はロングレール増えてねジョイント音もちょっとつまらなくなりましたが、
それはさておき・・・
あと、わかりやすい「音鉄」のツボ。モーター音ですかね?
VVVFインバーター制御とか、電機子チョッパ制御とか人気ですが、
有名どころは京急の『ドレミファインバーター』。
「ドレミファソラシド~♪」実際は「ファーソラシド ドレミファ」なんですけど、
ちょっと絶滅危惧種なので、それも皆さん乗ってください
ここで「音鉄」トピックスに参ります。音的に好きな路線が大阪の地下鉄の
『長堀鶴見緑地線』なんですが、これリニアモーターなので
ちょっと高音の走り出しが、どこかオモチャっぽくて加速音が
とても魅力的なんですよ、たたみかける感じもあって。
でもね、接近メロディ・発車メロディもとても特徴的で、
まず大正行きは「フアーーーッン、ファファー」ってなるんですけど、
これが京橋って行き先になってるんですよ。「ファーン、鶴見緑地」って
言っているような大阪弁を意識をしているらしいんです。これは本当なんです!
確認しましたから!で、その「フアーーン」も、ちょっとチェンバロっぽくて
オーケストラの始まりみたいな感じです。
そこから「ダダダッ ダダダッ ダダダッ フア~ン」って
突然人の声に聞こえるんです。これがちょっと不気味で
「長堀鶴見緑地線」で検索すると、「怖い」って出てくるんですけど、
ちょっとね、少し特徴的な、私は幻想的だなって思うようにしていますが、
これが何がトピックスなのかと言いますと、
大阪市営地下鉄は4月から民営化されました。大阪メトロになったんですよ。
で、どうなるのかがわからないんですよね。
こういうものが変わりますよというのは発表されているんですけど、
音については書いてないんですよ。
っていうのも、音鉄はね基本発表はないので自分で開拓しなきゃいけない。
そういうフロンティアを行くような精神の塊で、
ちょっとモーター音はもちろん変わらないんですけど、
接近メロディと発車メロディはどうなっているのか、すごく気になっている所です。
あっ。もうひとつありました。私、走行音ばっかりのCD出していますので、
興味ある人ちょっと手にとってみて下さい。

イチカワカオスモス
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