東京駅は複数ある!?
新年にピッタリな「てつがく」…「“哲”学」ならぬ「“鉄”学」のお話。
名前を先に思いついてしまい、内容はただの雑学です。
お正月行った方も多いのかな?東京駅の話でどうでしょうか。
この東京駅1つじゃないんですよ。みんな知ってますかね?
JR東京駅は2つあるんですよ。正式には3つあるんです。
国鉄時代は1つだったんですね。
1987年民営化される際に、新幹線と在来線が併設される駅は、
ホームなどの施設はその線を管轄する会社が管理することになったんですね。
このため、JR東海の東海道新幹線が乗り入れる東京駅と、
あとはJR東日本との区分を持つことになったんです。
ということは、現在の東京駅は、JR東海の東京駅JR東日本の東京駅が
2つくっついている状態なんです。
で、これちゃんと気にして見ていただくと、
2つの会社の違いが目に見えてわかるんですよ。
駅の名前を表示する駅名標はそれぞれの会社の様式になっていますし、
駅員の制服、ホームの売店、全部違います。
JR東日本のイメージカラーは緑で、JR東海はオレンジなので、
全体の雰囲気も違いますし、あと「みどりの窓口」。
これJR東日本の商標登録なので、東海側はただの切符売り場です。
見たら全然違うので、見てみてください。もちろん駅長も2人います。
なので、東京駅の駅長にお会いしたら「どっち?」って聞いてみてください。
でも先ほど東京駅は3つと申し上げましたが、今2つでしたよね。
3つ目は、国土交通省の正式な数え方ですね。
正式な数え方では、在来線の駅、東海道新幹線の駅、そして東北新幹線の駅と数えて
それで3つになるんですよ。
最後に、さらにもう一つ東京駅を紹介させてください。
これは、埼玉県の深谷市にある深谷駅なんですが、
東京駅から1時間半、高崎線の駅なんですが、
見た目がそっくりなんです東京駅と。あのレンガ造りで優美な感じ。
それの完全にミニバージョンなんですよ!もう模して作られています。
理由は、深谷市はレンガが有名で、東京駅に使われたレンガも深谷市のもの。
すごく不思議な光景で、すごくのどかな場所に突然ドーーーン!と現れるので、
突然の重厚感に戸惑うと思います。ぜひ行ってください。
外見だけじゃなくて、中もドーム状の吹き抜けも再現されているので、
不思議な感じです。
初詣がまだの方、お隣に瀧宮神社という有名な神社もあるので、
ちょっと深谷市にも東京駅があるということで、どうでしょう!
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