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イチカワカオスモス

2017.12.16

アメリカの伝説的なラジオ「Car Talk」

今日は、市川紗椰の中での伝説のラジオ番組のお話。
自分の中と言いましたけど、たぶん多くのアメリカ人にとっては伝説かもしれない
「Car Talk」という番組なんですが、
これは名前の通り、車のお話をする番組です。
アメリカのNPRという放送局で放送されていたんですが、
NPRは日本でいうNHK第一ラジオみたいなもので、
ただ、アメリカでは数少ない全国放送のメディアなんですね。
アメリカの数少ない共通文化になり得る番組の「Car Talk」は、
1986年に始まったんですが、実は放送が終了したのは今年の10月の頭ですね。
そう、30年間も放送された長寿番組だったんです。
で、実際に肝心の内容なんですが、おじさんの兄弟二人がふざけながら
ひたすら車の話をするだけですね。で、二人はメカニック出身で、
リスナーが電話で車の不調を説明し、それに二人が答える。
で、お約束はリスナーが車の音マネをするんですよ。
「モーターがギーイギイ!!って音するんですが、どう思います?!」って言って、
まぁ、だいたいは弟の方が質問に答え、お兄さんはガハハハって笑うだけで、
車の話をしているようなしてないような。
で、私、小学生ながら大好きだったんですね。毎週土曜日欠かさず聞いていて、
で、実は色々送ったりしていたんですよ。
24時間電話受付していたので、小学生だから大して車の不調も
理解していないぐらい車の知識がないのに、「ちょっと窓が開かないです。」とか
「ドア開けるときにキーってなります」みたいな。
まぁ、採用されなくて当たり前なんですが、
実はある日聞いていたら、同級生が出たんですよ!
小学3年生のぐらいのときなんですが、同級生の女の子が
普通に話が採用されていて、しかもちゃんとした車の不調を、
モーター音の音マネもちゃんとしていて、
まぁ悔しかった。悔しかったと同時に“やっと同士を見つけた!”っていう
嬉しい気持ちも大きかったですね。
ただ、その子に言う勇気がなかったんですよ。
「聞いたよ!」って。「私もリスナーだよ!」って言えなくて、
やっと趣味を通す仲間を見つけたのに、
人生の後悔のひとつですよ。
本当に、あのときの同じ番組聴いている人って
すごい似たような不思議な距離感があって、
不思議な輪があると思うんですけど、
それを見つけたのに、それを逃してしまった小学3年生の自分。
未だにやっちゃったな!って思っています。
その番組、もう終わっちゃったんですけど、
ポッドキャストでは残っているらしいので、
英語も割とシンプルなので、英語わからない方でも聞いてほしいです。
音マネだけでも笑えます。
私よく、鉄道のモーター音をマネするんですけど、
そこが原点だなって言う風に改めて思いますね。
アメリカのNPRの「Car Talk」という番組です。
皆さんぜひ聞いてみてください。

イチカワカオスモス
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