2017.12.02
革新的な名前?ばばあ鍋!
今日は、季節感たっぷり!冬の風物詩、「鍋」のお話。
先日、鳥取に行きまして、「ばばあ鍋」なるものをいただきました。
そうです、「ばばあ」です。とはいえ「カチカチ山」的なばばあ鍋ではなく、
「ばばあ」とは、タナカゲンゲという深海魚のことなんです。
名前はもちろん見た目のインパクトもすごくて、見るからにぷよぷよブヨブヨで、
顔はちょっと寄り目、口は妙に大きくて、一昔前は見た目のグロテスクさから
一般には嫌厭され漁師しか食べなかったそうです。
それぐらい受け入れがたいビジュアルなのに私すごく愛くるしくて、
親近感感じたんですよ!
で、なんだろう?って思ったら、この“寄り目”具合!
これ映画「シン・ゴジラ」の第二形態でしたね、蒲田君!わかります?
ちょっと寄り目っぽい…。それが「ばばあ」だったんですよ。
で、肝心のお味なんですが、見た目のグロテスクさからは想像つかないぐらい、
繊細かつ上品な味わいでした。
身は白身で、柔らかくて癖がなく、タラに似た淡泊さなんですが、
タラより身がしっかりしているので、特に鍋にすると美味しいんだと思いました。
すごいお出汁もしみ込んでいて最高でしたね。
で、「ばばあの刺身」とか「ばばあの唐揚げ」とか色んなばばあ料理がありまして、
多分ばばあが言いたいがために、沢山頼んだんですよ。
ただ、骨がしっかりしているので、ちょっと気をつけなきゃいけない、
なかなか骨太なばばあだったんですけど。
コラーゲンが豊富なので、特に女性にお勧めだそうで、
コラーゲンが多いことから「美人鍋」とも呼ばれていて、
同じメニューが「ばばあ」呼ばわりなのか「美人」なのか、
すごくツンデレな鍋だなと思っていただきました(笑)