EVERY SATURDAY
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JBL
DIGGIN' THE ROOTS

11:00 - 11:10

今の日本の音楽シーンをリードするミュージシャンたちが影響を受けてきた、
音楽のルーツにフォーカスする10分間。
世代・時代を超えた音楽の結び付きをテーマに、音楽の魅力を紹介するプログラム。

2017.8.26

家入レオ「Alanis Morissette」

アラニス・モリセットの名前を世界が知ることになったのは1995年。マドンナのレーベル「マーヴェリック・レコード」から鳴り物入りの新人としてデビューしたときでした。それ以前、まだ10代の頃に母国のカナダでデビューし、すでにプラチナム・ディスクを獲得する名声を得ていたとは言え、世界デビューとなった3枚目のアルバム『ジャグド・リトル・ピル』での成功は、関係者の期待をも大きく上回る驚きをもたらしました。北米だけでも1500万枚、全世界では3000万枚を超える規格外のスーパーセールスを記録したのアラニスの魅力について語ってくれるのは家入レオさん。

『尊敬しているミュージシャンの先輩がHands Cleanという曲を歌ってくれて。すごくいい曲だなって、原曲はどんな人が歌ってるんだろう?って興味を持ったのが最初でした。

普段の私の音楽の聴き方って、アーティストの「声」から入ることがほとんどなので、メロディだけでCDを手に取ることって本当に稀なことでした。

耳に残るけど、個性的で。
見えるようで見えない。
掴めるようで掴めない自由さに心惹かれました。
アラニス・モリセットの歌声でその楽曲聴いたら、また衝撃で。
なんでこんなに泣きそうになるんだろう?って。
心の扉の前でノックもせずに、ただ立ってる。
なんかその姿が健気すぎて、結局こっちから鍵を開けてしまうような、魔力がある歌声な気がします。
歌うことって自分を分かってってガムシャラな強さも素敵だけど、相手のことを思ってただ待つ、静かな強さも素敵だなって影響受けました。』