EVERY SATURDAY
8:00 - 12:00

TOKYO GAS
LIFE IS A GIFT

10:10 - 10:40

この番組は、毎週、ある一人の人間の人生にフォーカス。誰もが知っている有名な
ワンシーンの裏にあったストーリーから、知る人ぞ知る隠された感動の出来事にも
クローズアップし、さまざまなエピソードや音楽とともに綴る30分間のプログラムです。

BACK NUMBER

2016.7.16

ギャラリー「ピカレスク」代表・松岡詩美

中目黒にあるギャラリー「ピカレスク」で、現在、ユニークな展覧会「手帳展」が開催中です。他人に見せる前提で書かれていない手帳や日記から、私たちは何を読み取り、何を見いだすのか。手帳の中にひそむ、人間模様を探ります。

「手帳展は、使用済みコレクターの志良堂正史さんという男性がいらっしゃいまして、彼が人が使った手帳、ノートを読むのがすごく好きで、一冊1,000円で
不特定多数の方たちから手帳を買い集めている企画がベースにあります。常時300冊前後の手帳が展示されていまして、どれでも手にとってお読みいただけるんですけど、その中には女子高校生の交換ノート、OLや社長さんのスケジュール帳、アーティストのスケッチブックなど、本当に幅広いものが揃っております。中には小学生の夢日記ですとか、高校生、中学生の学習帳などもラインナップにございます。

これはちょっとしたコトなんですけど、長い時間、例えば5年間分の手帳ですとか、10年間分の手帳みたいなものを売ってくださる方もいらっしゃるんですけど、読んでいて筆跡ですとか、根本的な習慣ですとか、そういったものがあまり変わらないんだなというのを見るのも面白かったりしますね。時々、中には、例えば2012年の手帳がすごく荒れてて、その翌年の手帳がすごくキレイになってて、なんでだろうと思って聞いたら、この年彼氏ができたんですっていう方もいらっしゃったりするんですけど、また結局別れちゃってまた粗々しい手帳に戻っていたので、なんかそういう、変わる!新しい自分を見つける!と書いていても数ヶ月後には全然いつも通りな感じに戻っていたりして、面白いですね。」
(放送より抜粋)

2016年4月以前のサイトはこちら