SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2023.06.09 ON AIR
先週に引き続き、
ceroの高城晶平さんをお迎えしました。
(※高ははしごだかが正式表記)
『e o』の制作に影響を与えたのは...

後半回は高城さんが
最近注目するアーティストの話からスタート。
紹介したのは、ceroが所属する
カクバリズムからアルバムをリリース予定の
藤井洋平さん。
「前にアルバムを出したのが
  もう10年前なんですけど、
今本当に素晴らしいアルバムを作っています。
ceroのキーボードの荒内くんも
  何曲か参加していて、
  この間聴かせてもらったんですけど、
  それが素晴らしくて!
  和製プリンスみたいな人なんですけど、
  それじゃ言い表せないくらいの
  エモーションを持っていて、とうとうこんなものを
  作ってくれたかって思って期待しています。
  皆さんにも聴いてほしいです。」と話しました。
ちなみに高城さんと藤井さんは昔からの
知り合いで、曰く「ソウル垂れ流しの男」だそうです。

高城さんはceroの活動と並行して
文筆も行っていますが、音楽をやろうと志す前は
漫画家や何か物語を作る仕事をしたいという
夢があったそう。
「自分にはたまたま楽器があって、
 ”音楽”をしたら自分の中で
  まとまったものが作れたので、
  こっちに来ましたけど、もともとは何かを
  書くことが好きだったので、
  文章を書かせてもらえるのは嬉しいですね。
  そういうセカンドキャリアがあっても良いなって
  思っています。」と語りました。
クリス・ペプラーに文筆業と音楽業の
共通点について訊かれると、
「作詞は近いです。僕はメモみたいな断片を
  常に携帯に書いていて、それを作詞の時に
  一つにまとめたりするんですけど、文筆も
  それに近いことをしていますね。」と明かしました。

これまでの作詞のアプローチは歌詞が先行、
もしくはメロディと同時ということが
多かったそうですが、ニューアルバム『e o』では
歌詞が最後だったんだとか。先に曲があることで、
歌詞が必然的にメロディに寄り、
反対に歌詞が先だと物語性を
持ったものになりやすくなるそう。
「メロディが先にあると散文的というか、
  叙情的になっていく。そんな違いがあるのを
  今回感じました。」

この流れから、英語でも日本語でも、
しっかり意識をしないと歌詞が頭に
入ってこないと話したクリス・ペプラー。
一つの楽器として聴いているということでしたが、
これに対して高城さんは
「ある聞き慣れないワンフレーズが出てきて、
 『今何て言った?』みたいな、
 そういう小さい違和感を積んでいく作業が、
  『普通じゃないものを聴いた!』
  っていうことになれば、
  それでいいんじゃないかっていう気もします。
  僕も歌詞が一言一句入ってくるわけじゃない
  ですけど、例えば”赤”っていう歌詞が
  入ってきて、それが音楽の印象になるように、
  言葉はフレグランスをシュッとやるような役割で
  十分なんじゃないかな思います。」
と歌詞に対する考えを語りました。

『e o』の制作に影響を与えた作品のお話も。
中学校の時に初めて触れた洋楽が
ベン・フォールズ・ファイヴだったという
高城さんですが、コロナ禍にアルバム
『The Unauthorized Biography of
  Reinhold Messner
 (ラインホルト・メスナーの肖像)』を
よく聴いていたんだそう。
「1枚目、2枚目は結構明るくて、
  ピアノロックみたいな感じなんですけど、
  この3枚目のアルバムは暗いんですよ。
  荘厳で退廃的なムードがあるんです。
  今回作った『e o』にもこういう静けさ、
  こういう印象のものが作りたいって
  思ったりもしたんですよね。」と明かしました。

そんなceroのニューアルバム『e o』は、
5月24日にリリースされました。
前作『POLY LIFE MULTI SOUL』から
5年ぶりの作品ということで、ほとんどの楽曲が
コロナ禍に制作されています。
アートワークを担当したのは
デザイナーの坂脇慶さん。
そして、『e o』のリリースツアーも始まっています。
詳しくはceroのホームページを
チェックしてください。

最後にクリス・ペプラーが高城さんに
“コロナ禍以降にやりたいこと”について質問すると、
高城さんは「本読んだり映画見たり、
コロナ禍も基本的に近所でやりたいことが
出来ていたから、あまり大きく変わらないかも
しれないですね。引き続き、
そういうことをやっていきたいです。」と話しました。
クリス・ペプラーは自身の娘の成長を
楽しみにしており、
「子供を通していろいろ再発見出来ることが
 多いじゃないですか。自分の幼少の頃の記憶が
 蘇ったんですよ。こんな部屋が
 俺の中にあったんだ!って驚いてます。」
と語りました。高城さんも子供を育てる父親として
同じことを感じているそうで、
「タイムスリップしますよね。
  子供はタイムマシーンです、本当に。
  これからクリスさんの新しい部分も
  見つかっていくかもしれませんね(笑)」
と締めくくりました。

ceroの情報はこちらから

さて、次週6月16日&23日のゲストは
4ピースロックバンド 04 Limited Sazabysの
ベース・ボーカル・GENさん。
音楽を始めたきっかけはなんだったんでしょうか?
ぜひ、お聴きください。

OMIYA

焼きそばパン
焼きそばの濃厚なソースの味と
もっちりとしたパンの組み合わせを
黒ラベルで流し込む。
いい夜になりそうです!

MUSIC

  • CAN'T STOP THE MUSIC
    ワインレッドの心 / 藤井洋平

  • ミッドナイト・ランデヴー
    / Shohei Takagi Parallela Botanica

  • Nemesis ネメシス
    Epigraph エピグラフ
    / cero

  • Don't Change Your Plans
    / Ben Folds Five

  • Fdf (e o)
    エフ・ディー・エフ (イーオー)
    Fuha フハ
    / cero

  • Time Was / Wishbone Ash

    高城さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!

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