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2017.05.21 ON AIR平成生まれにもわかる、渋カジ講座!


渋カジが、わたしを作った。/増田海治郎
講談社刊


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『渋カジが、わたしを作った。』の著者、増田海治郎さんのガイドで、
“平成生まれにも分かる、渋カジ講座”をお届け!

渋カジとは渋谷カジュアルの略で、
DCブームのカウンターカルチャーとして渋谷のセンター街で生まれた、
日本初のストリートファッション。
アメリカのワークウェアやスポーツウェアがもとになっていて、
都内の有名私立高校生たちがブームを牽引しました。
本書では1985年〜1992年までを渋カジの時代と定義。
その中心にいたのは1971年〜1974年生まれの団塊ジュニア世代です。


■渋カジを象徴する服とは?

「初期の1985年頃はまだ渋カジとは呼ばれていなくて
「アメカジ」と呼ばれていました。
85年〜87年くらいまでの代表的なアイテムは、
フライトジャケットのMA-1、ムートンのB3、リーバイスの501、
ヘインズの赤ラベルのTシャツなどが流行りました。」


■当時のショップの雰囲気は?

「お金儲けより先に洋服が好きすぎて洋服屋を始めた人たちがいっぱいいて、
その情熱があったからこそ高校生に伝わったと思います。
「これがカッコいいんだ、これが俺はすごく好きなんだ!」
と情熱をもってアメリカから買い付けてきたものだったので、
言葉では表せないパワーみたいなものが洋服屋さんにあったと思います。
洋服屋に行けるだけで幸せになれるみたいなところがありました」


■平成生まれの10代・20代が渋カジを楽しむには?

「80年代のアメリカンカジュアルの流れが
世界的に再評価されているという動きはあるなと思います。
1月にミラノやパリコレクションを取材したのですが、
20歳前後の子たちが『渋カジが、わたしを作った』の表紙になっている
B-3というアメリカのフライトジャケットを、
シュプリームやパレスなど流行りのストリート系のブランドと
合わせたりしていました。
カテゴリーがない時代なので、今の日本の若い子たちも自分の感性で
着てくれたら嬉しいかなと思います」

B-3は次の秋冬に大きなセレクトショップなどでも展開される見込み。
レプリカ系のブランドもありますし、
ネットオークションを見れば古着も出ています。
さらに、ファッションデザイナーがより高級なムートンで作ったり、
少しディティールを変えた現代的なものなども出てくるとか。
時代を超えて流行をシェアするのも面白いのではないでしょうか?



渋カジが、わたしを作った/増田海治郎