2014年10月30日

10/30 「(作曲家の気持ちに)自分も取り込まれてしまう」

今週は、ヴァイオリニストの諏訪内晶子さんをお迎えしました。

今、一番したいことは、いつもいい状態で演奏活動をしたいことと、
国際音楽祭NIPPONに取り組むこと。
現代作曲家の初演を柱としているので、
新しいものを作って発表していく楽しみもあるそうで、
演奏家だからこそ、紹介していきたいとお話されていました。

現在は演奏活動に追われる毎日という諏訪内さん、
今後、プライベートにも時間を割いていきたいと考えているそうで、
自然の側で、何もしないでぼーっとする時間が欲しいんだそう。
演奏の際、作曲家がその楽曲を書いた理由を突き詰めると、
書かざるをえない時に書いたものが多いことから、
音楽に浸ってばかりいると自分も取り込まれてしまうといいます。

プライベートではまったく音楽は聴かないそうで、
どんなジャンルの音楽でもダメなんだそうです。

第3回国際音楽祭NIPPON

11月30日
諏訪内晶子&エンリコ・パーチェ デュオ・リサイタル
武満徹さんの楽曲を演奏!

12月7日
ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団

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2014年10月29日

10/29 「これ以上触れたら離れられなくなる」

今日もヴァイオリニストの諏訪内晶子さんをお迎えしました。

1年のうち9か月が演奏旅行という諏訪内さんの
自分へのご褒美は、パリの自宅に帰ること。
体を休め、英気を養うことができると言います。

ですが、戻ってきた時には「これがしたい!」など、
制限は一切持たないそう。
また、演奏旅行に関しても、持ち物にこだわらず、
食べ物も限られてくるため、「〇〇がしたい!」と言う気持ちは
忘れてしまったと語る諏訪内さん。
一流の演奏家には、フレキシブルなことが重要なようです。

300年前のストラディバリウスを使っているという諏訪内さん、
始めて触った瞬間に、これ以上、弾いたら離れられなくなると思ったそうで、
その魔力に魅せられてしまったよう。
すでに、このヴァイオリンと過ごして14年目だそうですが、
未だに、毎朝、触ると高揚感を覚えるほどなんだそうです。

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2014年10月28日

10/28 「東京は私にとって怖い場所」

今日もヴァイオリニストの諏訪内晶子さんをお迎えしました。

演奏活動の日々の中で、
毎回違う有名オーケストラとの共演は、常に緊張の連続という諏訪内さん。
海外のオケに合流する際は、「出稽古のようなもの?」との質問や
「本田が毎日違うチームで10番着るようなもの?」
との例えに、最初は驚きながらも、
その後は、笑いの連続でお答えいただきました。

ですが、実際、共演の際の緊張はかなりのもののようで、
ヨーロッパなどでは、東洋人だからこそ、
想像できるぐらいのレベルではダメ!
想像の遥か上を行く演奏を目指さないといけない
という厳しい世界だといいます。

11月11日には、ローマサンタ・チェチーリア国立管弦楽団との
共演を控えている諏訪内さんですが、
東京はオーディエンスの方の耳も肥えているので、
東京は大切な場所であり、
ある意味、一番怖い場所なんだとか。

イタリア人気質の、歌心溢れるオーケストラと
どれだけ合わせられるかにかかっているというこの共演、
「その緊張度は?」との問いに、
言葉に詰まりながら、「かなり」と答えていらっしゃいました。

ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団
日時:11月11日 19時開演
会場:サントリーホール
チケット発売中!

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2014年10月27日

10/27 「そこで初めてプロになってもいいのかな、と思った」

今週は、ヴァイオリニストの諏訪内晶子さんをお迎えしています。

日々、演奏旅行で飛び回る日々という諏訪内さんですが、
落ち着いた雰囲気で、美しい佇まい。
そして、国際的ヴァイオリニストの優美なオーラに
スタジオの中も、何だかいつもより華やいだ雰囲気。

今日は、そんな諏訪内さんの学生時代のお話を伺いました。

ロシアに憧れていたことからチャレンジしたというチャイコフスキー国際コンクール。
何の気負いもなく弾いたことが功を奏して、史上最年少、審査員全員一致の優勝。
「でも、本当に当時は何もわかっていなかった」と
当時を振り返り、笑いながらお話してくださった諏訪内さん、
優勝した後に、やっとプロになろうと決心ができたといいます。

優勝後は、NYに留学し、コロンビア大学では政治思想学を専攻。
これも、一見音楽とは関係なさそうですが、
実は、音楽と政治は歴史的にも深く関係しているから、という理由。
6年のコースを3年で終了するという過酷な大学生時代だったようですが、
寮生活の中で、たまにはパーティーに参加したりと、
学生らしい日々も過ごされたようです。

学生時代のお話の際に、時折見せる少女のような表情が
とってもキュートな諏訪内さんでした。

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2014年10月23日

10/23 「生きている間にやり終えられるか心配」

今週は、写真家のホンマタカシさんをお迎えしました。

オフはほぼないというホンマさん。

何か作ってないことに耐えられない性分で、
旅に出ても「ワーキングホリデイ」となるそう。

格闘技が好きだったことから、ブラジリアン柔術を始め、
理詰めでチェスのようなところに惹かれたというホンマさん。
今やりたいことが絶えずあって、同時進行の毎日で、
生きている間にやり終えられるか心配だと語ります。

現在は、「カメラオブスキュラ」と呼ばれる
カメラを使わず、ピンホールルームを作って撮影することにチャレンジ中。
どこでもカメラになり得るという発想で、
都市のビジネスホテルで作品を作っているそう。

ビルで都市を撮るというこのプロジェクトを
明日から東京ミッドタウンで開催される展覧会で発表予定。

新たな写真の可能性、是非皆さんも直に目にしてみてください。

「活動のデザイン THE FAB MIND」展
会場:21_21 DESIGN SIGHTにて
会期:2014.10.24〜2015.2.1

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2014年10月22日

10/22 「エンターテイメント」より「インタレスティング」

今日も写真家のホンマタカシさんをお迎えしています。

ロンドンで作品を撮っていく中で、自分が撮る意味を問い詰められたホンマさん。
自分にとって何が撮る価値があるのかを考えた時、
撮るべきものは日本にあると帰国を決意。

そうして生まれた「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」は、第24回木村伊兵衛賞を受賞。
ですが、評判は良くなかった、と言います。

荒木経惟さんの言う「虚実皮膜」という言葉に共感するというホンマさん。
本物と偽物、何が正しいか、その境界線はどこにあるのか・・・
微妙であいまいな部分を撮るのがアートだと感じ、
写真と現代美術、写真と絵、写真と映画など、
中間領域が面白いと感じていらっしゃるそう。

キャプションに惑わされず、自分の目で見てもらいたい。

「エンターテイメント」より「インタレスティング」。
何か心にひっかかる写真が面白いと感じられているそうです。

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2014年10月21日

10/21 「今、最高に、写真に興味が湧いている」

今日も写真家のホンマタカシさんをお迎えしました。

国内外で高い評価を受けるホンマさんですが、
学生時代は野球少年で、写真はまったく撮っていなかったそう。
ですが、何かを表現したいとは思っていて、
その気持ちが写真に現れることとなりました。

ですが、最初はあまり興味が持てずにいたところ、
現場を体験してから世界が変わり、
今、最高に、写真に興味が湧いているといいます。

20代の頃、ファッション写真の世界では、パリが人気なところだったものの、
ホンマさんは、ロンドンにリアリティを感じ、渡英。
「ID」という雑誌で活躍されていますが、
「写真は本当に良い写真を1、2枚撮れば良い」という
精神に衝撃を受け、
そして、街角でプリントしたものでもアートになる、
ということを学んだといいます。

ロンドンで出会った「Why not」の精神は
今もホンマさんの基本になっているようです。

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2014年10月20日

10/20 「勝手に一人歩きしない写真は良い写真じゃない」

今週は写真家のホンマタカシさんをお迎えしています。

雑誌から広告、そして美術へと活動の幅を広げているホンマさん。
活動の場が変わる理由については、「とにかく面白いことがやりたい」から。

雑誌の1ページでも美術館の作品にもなり得るという写真。
90年代を振り返ると、当時の雑誌には自由があって、
写真家にも隙間があった。
それが、ネットのせいか、規制が多くなり、
面白い写真を出す隙間がなくなった、と言います。

仕事という名のもとに、自分の作品を撮ることしか
考えていなかったという当時、
ファッションページにも関わらず、
まったく洋服のディテールが見えない写真を撮っても
それをOKした編集者がいたという事実も
雑誌が面白かった時代の象徴かもしれません。


写真は勝手に自立する、自生する。

勝手に一人歩きするところが写真の良さだというホンマさん。
見る側によって、社会的な写真にもなる要素があり、
そういった部分を意識的に取り組んでいきたいといいます。

勝手に一人歩きしない写真は良い写真じゃない。

「my daughter」シリーズを始め、見る側によって変化を遂げるのが
ホンマさんの作品なのかもしれません。

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2014年10月16日

10/16 「翻訳は橋渡し役」

今週は翻訳家の堀茂樹さんをお迎えしました。

翻訳は橋渡し役であり、自己主張が強い翻訳家は、
作品の中に自分を持ち込んでしまうから危険だという堀さん。
ご自身は、翻訳者には向いていないといいますが、
訳書の「悪童日記」は愛読者カードの反響が、出版社史上最高だったそうで、
これが一番嬉しかったと語ります。

今後は、もう一人、ロマン・ガリーという作家を日本に紹介したいと
考えているそうで、その翻訳など、やらなきゃならない仕事がいっぱい。
「今までの自分に全然満足していない」と語る堀さん、
今後も、精力的に活動を続けていきたいとお話されていました。

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2014年10月15日

10/15 「文学はアートであり、モラルではない」

今週のお客様は、翻訳家の堀茂樹さんです。

世界的ベストセラー、アゴタ・クリストフの「悪童日記」の翻訳を担当された堀さん。
この本に出会ったのは、友人が営む小さな本屋さん。
ある土曜日の夕暮れ、「これはすごいよ!」と薦められたのが、
この本だったそう。

人生の問題について、読みやすい文で描かれているというこの本。
堀さんが魅了されたのは、人間の真実をラディカルに描いている部分。
自分で出版社に持ち込んだそうですが、
「大きなノートブック」という直訳のタイトルではなく、
より華やかなタイトルを付けるように、と言われ、
思い切って、「悪童」と付けたそう。

「文学はアートであり、モラルではない」という堀さん。
道徳で人生の問題は終わらない。
道徳や倫理の向こうにあるのが人生であり、
それを描くのがアートだとお話されていました。

堀さんが原作を訳された「悪童日記」
映画が公開となっています。
こちらも要チェック!

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2014年10月14日

10/14 「そのままは訳せない。理解しなければ訳さない」

今週は翻訳家の堀茂樹さんをお迎えしています。

世界的ベストセラー「悪童日記」の訳者である堀さん。
子供の頃から本が好きだったそうで、
バルザックに出会ってフランス文学を研究しようと決めたものの、
国費留学生としてパリに渡ってからは挫折の日々。
留学なのか、遊学なのかわからないような生活で、
結局、資金が底をつき、帰国。

その後は、実務翻訳や通訳として働き、
世界自転車選手権や世界陸上に関する翻訳も担当されていたそう。
様々な翻訳を担当される中で、
西洋語と日本語の間では、
そのままは訳せない。理解しなければ訳せない、と
当時を振り返っていらっしゃいました。

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2014年10月09日

10/9 「自由な発想が表にこぼれるようにする」

俳優の松尾貴史さん、今日が最終日でした。

オフの日は、夢想したり、絵を描いたり、お店のメニューを作ったり・・・と、
結局仕事になってしまうという松尾さん。
一番最近の旅行は、石巻への旅。
それも、ご自身で手がけているレトルトカレーの工場を回ったりと、
完全なオフとは言えないようで、
更に、今後は石巻の再建を映像にすることを計画中だそう。

アイデアが浮かぶのは、飲んでいる時!
お酒を飲むことで、元々ある自由な発想が、
表にこぼれるようにすることが重要とお話されていました。

プライベートでは、「サービス精神は旺盛なものの、
攻撃精神も旺盛なのでプラマイゼロ」なんておっしゃってましたが、
共演してみたいのは・・・
モンティ・パイソンのジョン・クリースなんだそうです。

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2014年10月08日

10/8 「座右の銘は、「不謹慎、無意味、中途半端」

今日も俳優の松尾貴史さんをお迎えしました。

仕事は、楽しいかどうかより、楽しむしかない、という松尾さん、
与えられることを望んでいても、素敵な仕事は一生来ないと思った方がいい、と
現実的なご意見でしたが、
だからこそ、今と違うことにチャレンジしているそう。

「できるからやるんじゃなくて、評価されなかったらやめればいい」というスタンスで、
座右の銘は、「不謹慎、無意味、中途半端」!

そして、腹が立って寝付けないときは、
宝くじの当選金の使い方を考えるようにするそうで、
前向きなことしか考えないのに、緊張も高揚もしない。
そして、楽しいことしか考えないので、すっと寝られるんだそうです。

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2014年10月07日

10/7 「緊張しない人は向上心がない人」

今週は、俳優の松尾貴史さんをお迎えしています。

幅広い活動をされている松尾さんですが、一番楽しいのは、
直前にやってた事と違うことをする時、なんだそう。
次のことを考えるだけでワクワクする、といいます。

年末にはG2さんとの演劇ユニット「AGAPE store」を再開、
5年ぶりの舞台となる松尾さんですが、
舞台に立つと、お客様のありがたさを改めて実感できるそうで、
また、緊張もするそう。
緊張とは無縁に見える松尾さんですが、
「緊張しない人は向上心がない人」と考えているそうで、
自分の実力の9割以上を出そうという責任感から生まれる緊張感を
大切にされているようです。


・松尾貴史 & G2のユニット「AGAPE store」活動再開!!
「きみはフィクション」
<東京公演>
12/10(水)〜15(月)全労済ホール スペース・ゼロ
チケット発売日:10/19(日)

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One And Only STAFF| 16:29 | カテゴリー:

2014年10月06日

10/6 「自分で決意をした瞬間はなかった」

今週は、俳優の松尾貴史さんをお迎えしています。

俳優、ナレーター、コメンテーター、エッセイスト、折り紙作家、
カレー店経営、大学客員教授、などなど、マルチな才能で幅広く活躍している松尾さん、
「本業は?」という質問には、「すべて本業です」と潔く答えてくれました。

もともとは、大学勤務の傍ら、デザイナーを目指していたという経歴の持ち主。
デザイナーはプレゼンテーション能力が大事!ということで、
話し方教室に通い始め、そこからナレーションのアルバイトをすることに。
そんなところから、あれよあれよと、ラジオの仕事、テレビの仕事と
メディアに登場するようになり、今に繋がる訳ですが、
仕事や将来については、自分で決意をした瞬間はなかったと
独特のちょっとシニカルで、軽やかな口調でお話いただきました。

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2014年10月02日

10/2 「恥ずかしいことをやれるぐらい、突き進むべき」

今週は、ファッションデザイナーの菊池武夫さんをお迎えしました。

若い頃は、伝説の店といわれる名店の常連として、
夜遊びの達人と言われた菊池さんの「夜遊び」の定義は、
ちょっとは悪い事をするような気持ちで出かけないと、「遊び」じゃない!ということ。

最近の若い世代はあまり遊ばないといいますが、
何事も体験すべき、
そして、その時に納得できてしまうような範囲ではなく、
自分でもわからない世界の自分を開発すべき、とのアドバイスをいただきました。

「面白いことはいくらでも自分の中にある。
答えがその場では出ず、後からわかるようなものに挑戦すべき。」という菊池さん
若い頃は、恥ずかしいこともやれるぐらい、突き進むことが大切と
お話くださいました。

また、若い世代とのコラボも、次の世代に技術などを伝える術と考えているそうで、
9月から、チェスターフィールド・コート、復刻版シャツなどなど
コラボアイテムが続々登場予定。
3月には久々のショーも予定されているそうです。

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One And Only STAFF| 16:29 | カテゴリー:

2014年10月01日

10/1 「壁は乗り越えるのでなく、一度、引く」

今週は、ファッションデザイナーの菊池武夫さんをお迎えしています。

会社で成功するためには、
プロデュース力がなければダメだという菊池さん
ご本人も現在もデザインだけでなく、販売促進、企画販売など、
トータルに関わっていらっしゃるそうですが、
これまでには、何度も壁を経験していると言います。

ファッションの流れより早すぎ、空振りを何度も経験。
時代の流れと自分がかみ合わず、
ニュートラルに戻る、ということを繰り返して来たとか。
壁は乗り越えるのでなく、一度引く、というスタンスで
やってきたと言います。

そんな菊池さんは大の車好き!
将来は、車のレストアをしてみたいそうで、
ローバーの60年代の車をレストアするのが夢という菊池さん
そんなお話の際には、少年のような眼差しに戻っていらっしゃいました。

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One And Only STAFF| 16:53 | カテゴリー: