2017.12.30 ON AIR
【JAMES BROWN】音楽評論家の吉岡正晴さん、OKAMOTO’Sのオカモトショウさん登場

今週のレジェンド・ミュージシャンは、『JAMES BROWN』。ゲストには音楽評論家の吉岡正晴さん、OKAMOTO’Sのオカモトショウさんをお迎えしました。

リアルタイムでジェームズ・ブラウンを追いかけてきた吉岡さん。はじめてジェームズ・ブラウンと出会ったのは深夜のラジオ。14歳だった吉岡さんは「Sex MachineだったかGive It Up or Turn it a Looseだったか、とにかくこのガッツと元気いっぱいなモリモリ感はなんなんだ?」と熱気みたいなものを感じたそう。「最初はTOP40ばかり聴いてたんですが、そのうちそのTOP40の中で自分が好きなものをチェックしていくと、なぜか黒人がやってる音楽が僕が好きなものだと分かってきて、そのうちソウル・チャートというのを追っかけるようになって、それで黒人音楽というのにのめり込むようになったんです。当時は、ずっとラジオを聴いて、録音して、のめり込んでいった感じです」とおっしゃっていました。一押しの曲は『Ain't It Funky Now』「ベースとブラスセクション、そしてジェームズ・ブラウンの声の一体感が凄くて、踊らずにはいられません」

60年代のロック・バンドを良く聴いていたオカモトショウさん。ジェームズ・ブラウンとの出会いは、最初に聴いたのはThe Whoの「Please Please Please」。「ジェームズ・ブラウンっていう名前はやっぱ知ってるわけですよ。ただ、まだ触れてない中で、これはどうやらカバーらしいぞと。まあ随分同じことを連呼してるなと(笑)。と思いながら聴いていましたが、なんかカッコイイなと。でもまだThe Whoがカッコイイなというところでしたね。だからすぐにジェームズ・ブラウンを堀りにはいかなかったんです。ところがミック・ジャガーの本とかを読んでいくとジェームズ・ブラウンのダンスに影響を受けているとか、いろんなバンドがガレージっぽくカバーしてたのを聴いて、外堀を埋めていった感じですね。アルバムが出尽くした後だったので、どこから聴いたらいいか分からなかった」と言います。最初に買ったアルバムは71年のライヴ盤「Sex Machine」。

「気性の荒さ、おそらくわがままでガキ大将。バンドなんだけど、もはや軍隊化してるような。俺がリーダーだ。俺の言うことを聞け。言うことを聞けないやつはクビだ、っていうその徹底した対応から生まれる音楽というのは、相当斬新だと思うし、唯一無二なところだったり、緊張感だったり。ジェームズ・ブラウンが出した合図通りに演奏できなかったら、チーズバーガー買ってこいって言われて買って帰ってきたら新しいミュージシャンがいるっていう伝説もある」とオカモトショウさん。

その話を聞いた吉岡さんは「本当に罰金制度なんですね。ジェームズ・ブラウンはオン・ステージでお客さんには背を向けて、ミュージシャンが演奏を間違えたりするとそのミュージシャンを指さして、手の平を広げるんです。これは5ドルという意味。“いまお前間違えたな、罰金5ドル”もし2回やるとそれを2度やって罰金10ドル、ウィークリーのサラリーから引かれちゃうんですね。(笑)ジェームズ・ブラウンのキャッチで「FUNKY PRESIDENT」ってありますけど、このファンキー株式会社は超ブラック企業で、ジェームズ・ブラウンが超ワンマンの社長なんですよ。だからお前はクビだって言ったらクビだし、罰金だって言ったら罰金だし、全部彼の元にある本当にヤバい企業なんですよ。そこにみんな勤めていて、言われるがままに、だけどカッコ良くJB’Sの音楽を演奏するんです。ジェームズ・ブラウンは凄く耳が良いんですよ。彼は楽譜を見ないんですね。自分の曲は全部頭に入ってる。絶対音感があるかわからないけど、いろんな楽器の中でひとつの楽器が外すと誰が外したかって分かっちゃうんです。そこがちょっとある意味音楽的な天才だと思うんですね。ジャズ的な音感も持ちつつ絶対音感的なものに近いものを持ってたんだと思うんです。

ライヴ映像は本当に面白いですよ。10分でも観たら相当凄いです。ただ曲を演ってるだけじゃない、そこにジェームズ・ブラウンのこだわりがあると思うし、こんなものを一から作り上げたひとなんだと驚愕すると思います。とオカモトショウさん。


ライヴでいちばんアガル曲を選んでいただきましたが、お二人とも問答無用のこの曲でした。「Sex Machine」

まだまだ続く『JAMES BROWN』来週もお楽しみに!


■この収録は新丸ビル7階(marunouchi)HOUSEで行なわれました。

PLAYLIST

Ain't It Funky Now / James Brown

Please Please Please / James Brown

Soul Power / James Brown

Get Up, Get Into It, Get Involved / James Brown

(Get Up I Feel Like Being Like A) Sex Machine / James Brown

Papa's Got A Brand New Bag / James Brown 


※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。

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次回のレジェンドミュージシャンは「JAMES BROWN」のPart2。ゲストには、音楽評論家の吉岡正晴さん、そして、OKAMOTO’Sのオカモトショウさんをお迎えします。お聴き逃しなく!