吉岡里帆 UR LIFESTYLE COLLEGE

2026.04.12

葉画家の群馬直美さん!

吉岡里帆がナビゲート!
心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える
「UR LIFESTYLE COLLEGE」。
より豊かなライフスタイル、より良い生き方とは?
自然とのふれあい、生きた街の音、素敵な本や映画、音楽、
そして、人とのつながり・・・
様々なジャンルのゲストと考えていきます。

ゲストは、葉画家の群馬直美さん!
そして後半は「GOOD LIVING COLLEGE」。
毎月2週目は、料理家・養生デザイナーの井澤由美子さんにお話を伺います。
今回のテーマは「お弁当作りのコツ」です。

群馬直美さんは、群馬県高崎市生まれ。
東京造形大学在学中に、新緑の美しさや自然の生命力に癒された経験から、
「葉っぱ」をテーマにした創作活動をスタート。
その後、より緻密に描写ができる技法と出会い、さまざまな作品を発表。
世界でも注目を集めています。

群馬さんが「葉っぱ」をテーマに据えるようになったのは大学3年生の時。
「世界一美しいものを作ろう」と決意し、
3ヶ月かけてカラフルな目が無数に貼り付いた立体像を制作します。
最高傑作だと確信していたのですが、
近所の子どもがその作品を見て「怖い」と泣き出してしまったんだとか。

「自分の感覚は世の中からズレているのではないか」と悩み、
追い詰められた群馬さんは、
3ヶ月間、下を向いて走り続ける日々を送ります。

しかし、ふと見上げた空に輝く「太陽に透ける新緑」を見た瞬間、
理屈抜きの美しさに心が洗われたそうです。
「これが本当の美しさだ」という確信が、
その後の45年に及ぶ葉画家としての歩みを決定づけました!

最新作『Dancing Vegetables 踊る野菜』(世界文化社)は、
完成までに17年の歳月を費やした大作です。
群馬さんは野菜や葉っぱを単なる「静物」としてではなく、
固有の傷や経験を持つ「一つの命」として捉え、向き合っています。

例えばオクラを描く際、群馬さんは花の形、
葉の切れ込み、実の断面のすべてに共通する
「五」という数字の秩序を発見し、
そこに深い尊敬と「恋」にも似た感情を抱きます。

ネットやAIで簡単に情報が得られる時代だからこそ、
「自分の目で見つめ続け、発見した驚きを添える」という、
人間ならではの身体的な表現を何よりも大切にされています。

また、群馬さんの絵が放つ圧倒的な存在感の秘密は、
「テンペラ技法」にあります。
顔料に卵を混ぜて自ら絵具を作り、
木の板に天然石膏を15回塗り重ね、鏡のように磨き上げます。
一見シンプルに見える「麦」を描くために、
47色もの調合を行うなど、微細な色の変化を逃しません。

この情熱は世界でも認められ、
英国王立園芸協会主催「RHS ロンドン ボタニカルアート展」にて、
4年かけて下仁田ネギの一生を描いた作品が
金賞および最高賞を受賞しました。

満場一致で「画期的」と評されたその作品は、
日本人の誇りを感じさせる快挙となりました。

そんな群馬直美さんのライフスタイル。
ライフスタイルを支えるのは、
倉庫の2階にある共同アトリエです。
蔦が生い茂るその場所で、
他の作家たちと程よい距離感を保ちながら
創作に励んでいます。
同じ「ものづくり」を志す仲間がいる温かな空間が、
群馬さんの繊細な作業を支える心地よい居場所となっています。


今回のゲスト、群馬直美さんの原画展が5月に開催されます!
「葉画家 群馬直美『踊る野菜』出版記念原画展」
日程は、5月12日(火)-5月23日(土)
10:00-16:30(最終日-15:00)※18日(月)は定休
会場は、東京・小平「ギャラリー青らんぎ」です。

ぜひ、チェックしてください。

群馬県

群馬直美さんのご出身は、群馬県高崎市。

「太陽に透ける新緑」を見た瞬間の
“これが本当の美しさだ”という確信が、
45年に及ぶ葉画家としての歩みを決定づけました!

プレゼント画像

メッセージをお寄せいただいた方の中から毎週1名様に、番組オリジナルグッズのハンカチをプレゼント

GUEST

料理家・養生デザイナー 井澤由美子さん

Podcast配信中

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