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ゲスト|guest

2013.10.26
ミニコミ誌『野宿野郎』編集長 かとうちあきさん

プロフィール|profile

1980年神奈川県生まれ。法政大学社会学部卒。人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」の編集長にして発行人。著書に『野宿入門―ちょっと自由になる生き方』(草思社文庫)、『野宿もん』(徳間書店)がある。

URL

野宿野郎オフィシャルサイト

『あたらしい野宿(上)』(亜紀書房)

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かとうちあき〜なんで、野宿なんだろう?


本屋で平置きされていると、ひときわ目を引く本『あたらしい野宿』。その著者、かとうちあきさんに活動を通して得た絆のエピソードを伺いました。

2004年に『野宿野郎』というミニコミ誌を出したら、意外と売れた。

『野宿野郎』を読んだ人がみんな野宿をするわけではない。
しかしそれには想像力を刺激する面白さがある。

<番組内から抜粋>

「2013年の日本」とあまり結びつかない「野宿」というキーワードですが、かとうさんは、なぜ野宿にハマったのでしょうか?

私は中学のときからずっと野宿ってことをしてみたくて、野宿に憧れがあったんです。
それが寝袋ひとつもって当て所なく旅行することが青春ぽいなと思ってて、中学生のときは割とウツウツとしていたので高校生になったら青春ぽいことをやってみたいと「のじゅくのじゅく」と思ってて、高校生になって初めてやってみたんです。
女子高にいてクラスの女の子でもう一人、偶然野宿してみたいって子がいて。
あーよかったと思って一緒に初めて野宿をしました。
旅行に行ってもホテルに泊まることしか頭になかったんですけど、一度野宿してみたら、どこでも寝られるから、どこでも行けるんだなと思って。
それが嬉しかったし、何でもできるなって広々とした気分になったんです。
それで野宿にハマりました。


<番組内から抜粋>

小学校の教科書のような可愛い本『あたらしい野宿』について伺ってみました。

この本を通して野宿人口を増やしたいと思ってるんですけど、野宿をしたことがあると、野宿はこういうものだと思うし、その大変さも面白さも解るから、他の野宿をしている人に対しても優しくなれるというか。
人は知らないものに対して冷たくなったり想像力が働かなくなったりするけど、一度でも体験したものに対しては、もうちょっと違った目で見られると思うので、私が野宿しているときも、温かい目で見てもらえるというのがあって。
野宿は面白いよ!と伝えるのに加えて、自分のために作ったという感じです(笑)。

最後に改めて野宿の魅力を教えてください!

野宿は、すごい味わい深いものです。朝を迎えただけで嬉しい気分になる・・やはりちょっと不安な気分で寝ているので、朝を迎えて、それだけで嬉しいですし、その一方で、「あー野宿しちゃったな」って後暗さもあって。
その相反するというか、嬉しいけど、ちょっとアレなのが絶妙で、やみつきになるところがあります。
あと、その場所に行ったことがあるっていうのは強みになると思うんですけど、その「場」にゴロンと寝ちゃうっていうのが、もっとその場所を知れるというか、寝ることですごい愛着が持てるから、そうやって愛着が持てる場所を色んな土地に持っていると、嬉しいんじゃないかなって。



かとうさんのスナップショットは
野宿ぽくゴロ寝スタイルで!