ドラマや映画を自分の町を舞台に撮影してもらうことで町おこしに役立てようと、積極的にロケを誘致する自治体が増えています。佐賀県では平成17年に「フィルムコミッション」という専門の部署を立ち上げて、4名の職員の方が誘致に力を入れているそうです。「内容としては、映画の企画が出来上がったときに、プロデューサーや脚本家の方を地元の土地へ案内して、そこから脚本が出来上がってそれを映像化する時に、ロケの候補地となるような場所を、私たちでいうと佐賀県の中で監督さんに紹介して見てもらうと。「ここ」と監督さんが決められた場所が、例えば企業さんだったり個人のお宅だったりするとですね、許可をもらいに言ったり、ご迷惑かけますと住民の方に挨拶しに行ったり、撮影隊・ロケ隊と地元の間に入ってトラブルが起きないように、スムーズに進行するようにロケの支援ということをやっています。実際にロケに入ると、エキストラの手配だったり、スタッフやキャストの皆さんが泊まるホテルとか、お弁当の手配をしたりとか、撮影がオフの時には美味しいお店の紹介だったりということまで含めて支援をさせていただいております。私たち、ロケがないときにはですね、 普段から自主的に“昭和の時代に使えそうな橋がないか”とか、“時代劇で使えそうな建物が無いか”とか、そういった目線で県内をぐるぐるまわって、写真を撮りそういった写真をストックしています。」☆今回、深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で「最優秀女優賞」を受賞された映画「悪人」は佐賀でロケが行われ、江島さんが担当されました。映画のあるシーンにはこんなエピソードがあったそうです。「深津絵里さんが通勤される、田んぼの中の道というのがあるんですけれども、その背景に佐賀が誇る「天山」という山々が画面に映っているのですが、実際の撮影の時は霞んでて、その山が本当は映ってなかったんですね。それを監督さんが、やっぱりこれじゃあもったいないから…ということで、「後日写真でそれを撮ってくれ」と依頼を受けまして、クランクアップした後にですね、私その場所のカメラの位置に立って写真をとってデータで送ったところ、うまくぴったりはまってですね、合成で山々が再現されたというような裏話があります。」
平成17年に「フィルムコミッション」立ち上げ、現在4名の職員の方が担当しています。江島さんは担当されて3年目。