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講談社
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「試し書きからどんなことが分かるのか?」(お話:『「試し書き」から見えた世界』著者・試し書きコレクター 寺井広樹さん)

試し書きというのは、文房具コーナーに置かれているペンの書き心地を試す紙のことなんです。
私は2007年から試し書きを集めはじめまして、8年間で世界106カ国、2万枚の試し書きを集めてきました。
2007年に世界を放浪した時に1年少しかけて世界をまわったんですが、最初にベルギーで魅力的な試し書きに出会いまして、
これはもう現代アートだなって。これを額に入れて飾りたいという衝動にかられ、その時に、今まで注目していなかったんですが
そういえば日本の試し書きはどうだったかなと思いまして、海外の試し書きは、2倍、3倍くらい大きなサイズの紙の書かれていまして、
日本の試し書きはどうだったのかなって気になってすぐに日本に帰りたくなったくらいの衝撃をうけました。
日本に帰国後も試し書きを収集しまして、各都道府県47都道府県の試し書きもコンプリートしました。
各地域ごとによって試し書きの特徴も違っていまして、大阪の試し書きは、偏見かもしれませんが、
大阪のおばちゃんが書くと、人が書いた線の上にぐちゃぐちゃと試し書きをされたり、世界だけではなくて、
日本を見てもそれぞれ各地域で特徴があるんですね。ただ、試し書きをくれない地域もありまして、
魅力的な試し書きに出会うと文房具屋さんに「試し書きをください」と交渉をするわけですが、
日本においては、なぜか多摩地区の文房具屋さんは非常に厳しくて、なぜか断られてしまうんです。
なので、自分の試し書きのコレクションの中に唯一多摩地区だけはないんですね。
試し書きから見えるものは、各地域のお国柄やそれぞれ住んでいる人のお人柄も見え隠れしていまして、
時にその今、流行っているモノや流行語も見えてきたりするんですね。

世界の「ためしがき」コレクション (Tameshigaki Art) × RAM WIRE コラボMV 「Try The World」
https://www.youtube.com/watch?v=-Pw4SYPPSEs

試し書きのHP