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講談社
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『日本に、ワイン法ができるまでの課題とは何か?』(お話:明治学院大学 法学部  蛯原健介さん)

やはりその立法は国会を通してということになるんですが、政治家さんたちの主導でワイン法を作るというのではなくて、
前の民主党政権でもワイン法作ろうってあったんです。与党だけでなく野党の方、ワイナリーのみなさん、栽培農家のみなさん、
業界関係者の方々と慎重に議論して。一旦法律を作ると、改正するにはまた法律を作って改正しないといけないので、慎重に作って、
本当に日本のワイン産業・ワインにとって不可欠なブドウ栽培業にとってプラスになるようなワイン法を作るべきじゃないかなって思います。
日本のワイナリーは消費者と交流していますし、そういう声をくみ取って、実際に日本にどういったルールが望ましいのか。
消費者の方もいろんな意見がありまして、それこそEU並みの厳しい法律を作ったほうがいいとか、意見がまとめるわけではないのですけどね。
あとワインの原料となるブドウの栽培についても、今支援をしないと日本ではブドウ栽培農家が高齢化していて、
これ以上続けられない、もうやめるという方もいらっしゃいます。その後の担い手もいないと。
日本の高品質のワイン用のブドウの生産量が減っていくことが懸念されていますし、耕作放棄地も増えていますし、この状態をあまり放置していると、
いくら海外で評価されても良いワインがいずれはできなくなってしまうんじゃないかと非常に心配しているところです。