ジャイルス・ピーターソンがJ-WAVEエクスクルーシヴで送るプログラム「WORLDWIDE15 / WORLDWIDE120」が今年で放送5年目に突入!番組発イベント「WORLDWIDE SHOWCASE」の2009年エディションも、ジャイルス・ピーターソンと日本のリスナー、ミュージシャン、DJ・・・東京のミュージック・ラバー達が、1つの空間でスペシャルな音楽体験をシェアしたGood Spirit溢れる一夜となりました。 たくさんの方々のサポートに感謝!
Massive Thank You from Gilles Peterson & J-WAVE WORLDWIDE Japan Team




誰もが羨むレコード・コレクターにして世界中を駆け巡るDJ/スーパーA&R、ジャイルス・ピーターソン。
そんな彼が贈る人気ラジオ・プログラム「WORLDWIDE」を "生" で味わうことのできるイベントといえばご存じ「WORLDWIDE SHOWCASE」のこと。その "2009年版" が先日、恵比寿リキッドルームにて行われた。今回のテーマはズバリ「アフロ・キューバン」。この言葉を合言葉にシーン屈指のライブ・バンドやトップDJたちが集結を果たした。





豪華出演者の中で先陣を切ったのはquasimode。12月に名門「ブルーノート」より新作リリースが控える、いま最も勢いのある和製クラブ・ジャズ・バンドだ。2曲目の「Sayonara Blues」で早くもパーカッションとドラムの掛け合いが炸裂。う〜ん、熱い、熱すぎる。しかもこの日は、彼らのライブにはもはや欠くことのできないアフロ・キューバン・ジャズの古典「Afrodisia」はもちろんのこと、新曲「Havana Brown」(管楽器が哀愁のテーマを奏でるマンボ・テイストの曲) もいち早く披露。集まったファンにとっては最高のプレゼントになったのでは。



quasimodeのステージ終了と同時に一旦オーディエンスの目はDJブースへ。ここからは、東京クラブ・シーンの顔役たち=Tokyo Heavy HittersによるDJリレーの時間だ。「MUROだ!須永辰緒だ!さあ、次は?」とブースへ向けられる熱視線に応える形で曲をつないでいくTokyo Heavy Hittersの面々、実に楽しそう。





持ち時間は一人3分程度。その中で何をやるかは本人の自由とばかりに超絶スクラッチを交え、高速ドラムンベースからルーツ・レゲエへと見事に移行させたDJ KENTAROの妙技と、それを「コイツ、やるな〜」とニヤケ顔で見つめる他のHeavy Hitters。この構図が非常に印象的だったことも付け加えておこう。




開演から1時間以上が過ぎ、フロアは "立錐の余地なし" となった頃ステージ上にはSalsa Swingozaが登場。総勢11名が一体となって繰り出すのは、踊らずにはいられない「リアル・サルサ」と呼べるもの。時に霊的かつ神々しいナンバーにより聴く者をアフリカの大地へと誘い、また時にはキューバン・ダンサー、Orlando & Mikiを迎え入れ "酒池肉林" を展開と、ここが東京のド真ん中だということを忘れさせてくれた彼らは、やはり「本物」だ。






このSalsa Swingozaが生み出した熱気に後押しされ次に現れたのは、皆さんお待ちかねのジャイルス・ピーターソン (&社長)!
キューバン・トラック「Chekere Son」が本エクスクルーシヴ・セットの始まりを告げると、フロアの盛り上がりは一気にピークに。特別なことは何一つない。DJブース内で曲に合わせ踊り騒ぐという、音楽の楽しみ方を身をもって表現しているだけ。ただそれだけなのに、こんなにも魅せることのできるDJが他にいるだろう?
演出らしい演出といえば、「POP KORN」(SOIL & "PIMP" SESSIONS) にのせ社長が生声を聴かせたぐらいか。最後の一曲が絞り出された瞬間に、その社長の口から洩れた「ふ〜、気持ちいい」という充足感に満ちた一言にすべてが集約されていた気も。





そして、この記念すべき夜のトリを飾ったのはcro-magnon。フィナーレへと向かう感傷を、いい意味で排した普段着のセッション、そこから立ち上る摩耗や洗練とは無縁の漆黒のグルーヴが会場全体を覆う。新たなパーティの始まりだ。そのことを当然のように受け止め、残り少ない力をふりしぼり踊り狂うオーディエンスたち。「ビリー・ジーン」のフレーズを組み込むには飽き足らず、マイケル・ジャクソン・メドレーも飛び出すなど、息つく暇なくフロアを揺らし続けた彼ら。この演奏に対し、こう感じた人間も少なくなかったのではないだろうか。「いつまでも浸っていたい」と……。




開場から数えると5時間あまり。今回も大きな盛り上がりを見せた「WORLDWIDE SHOWCASE」。最後まで「We are Ambassador of Good Music (私達には良い音楽を伝える使命がある) 」の理念を貫き通したジャイルス以下出演者全員とスタッフに、改めて大きな拍手を!

<ライター>山岸睦郎
<写真>メインイベント:numa 会場内:八木橋正司



● ● ● J-WAVEが送るダブル ポジティヴ ● ● ●
"2つの" WORLDWIDE with GILLES PETERSON <from UK>

♪「WORLDWIDE15」毎週 月〜木曜日 午後16:05 - 16:20
  GILLES PETERSONとJ-WAVEのオリジナル・プログラム

♪「WORLDWIDE120」毎週 金曜日 深夜 4:00am - 6:00am
  世界15ヶ国で放送中の「WORLDWIDE」のJ-WAVEスペシャル・エディション。
  2時間の極上ミュージックジャーニー。