渡部篤郎さんがこれからチャレンジしたい役について、またモットーとは?
まずは、6/2(土)から公開の主演映画「外事警察 その男に騙されるな」についておしえていただきました。
「外事警察のの公安の中の特殊な部署がありまして、これは本当に特殊な部署なので知られていないんです。仕事としては大きな事件を未然に防ぐことなんですが、この外事警察の映画化、ドラマ化は日本で初めてなんです。今まで公安のものとかはありましたが、ここまで描かれてはいなかったんです。なので新しい警察の一面が観れる映画だと思っています。」
映画の中では、韓国語のセリフもあったんですが、本当に韓国語が話せるんじゃないか?というぐらいなめらかな発音でしたが、これは…??
「勉強したときに先生がとってもいい教え方をしてくださって、カタカナじゃなくて文字で覚えていったんです。だから一通り文字は読めるようになったんです。すると間違えないです。案外文字は簡単に覚えることもできました。母音と子音の組み合わせで、難しくなったりもするんですが。韓国では文字は全部読めるんです。意味はわからないですよ?でもそれによって1人で疲れていたみたい。読めるから車の移動中に全部読もうとするんです。他の人たちは読めないからぼーっと眺めているだけなのに。」
…本当にスゴい!やっぱり、勉強熱心というか、役者魂!を感じました。
渡部さんは、今までいろんな役を演じて来てますが、こんな役をやってみたい!と思うチャレンジしてみたい役ってあるんでしょうか??
「もともとなんですが、いつもそういうのは願っていないんです。もう来たものを柔軟に受け入れるタイプなので。でもゲイの役は一度もやったことがないんです。お話はいくつかもらったことがあるんですが、コレ!ってやつでやろうかなと思っていて。昔「プリシラ」って映画でテレンス・スタンプがやったでしょ?ああいうことを僕はやりたいんです。」
…このお話、早く実現させてほしい!渡部さんが演じるゲイの役、見てみたいですね!
ところで…普段からよきお父さんでもある渡部篤郎さん、お子さんたちはお父さんの作品を観たりしているんでしょうか…?
「見てないんじゃないですかね?小さな頃からそういうのはなかったですね。僕も自分であまり見ないんですよ。これは悪いことではないと思うんですけど、大先輩にもほとんど見ないという方はいましたからね。僕はいつも現場で反省して帰って次こうだ、って。出来上がったものを見てしまうと、もちろんいい所だけですよね。見る時もありますけど、もう次にいっちゃいますね。家でも前一緒にいた時も自分のドラマはつけていないですし。ただ、上の子は撮影の時に遊びに来てくれていたので、初めて現場を見て感動していましたけどね。」
素晴らしい!…お子さんの夢、お父さんのような俳優さんってこともあるのでは〜?
「いや、作家になりたくて、今そういう学校に行ってて、本をたくさん書いたり読んだりして。僕の10代の頃より遥かに読んでますね。少し英語も喋れるから「シェイクスピア」の本を読んだりとか、ほんとは僕のほうがいっぱい喋れないといけないのに、彼のほうが覚えてたりするんですよね。」
作家志望とは…これまたスゴイですね〜。そんなこどもたち「自分に似ているな」と思う所はあるんでしょうか?
「仕草とかは似ていると言われますが、容姿は里佳子さんのいいとこをを引き継いでくれてるからいいですよね。」
いやいや…そんな謙遜しなくても(笑)
最後に、渡部さんの“モットー”をうかがいました。
「こういうの作らないんですよ。あったらそこに縛られてしまうような気がするんですね。で、モットーは自由でなければいけない、というのがあるから、そういう人になりたいですね。」
飄々としていて、自由な雰囲気もありつつ…役に入り込んだ時の集中力…これがあるからこそ、私たちは、あの「渡部篤郎の演技」を楽しめるんですね〜。
今月もたくさんのいいお話を聞かせていただきました。
渡部さんが出会った《美しい女性》とは?
今までに数々の美しい女性に出会ってきた(はず…)渡部篤郎さん、どんな女性を《美しい》と思ったんでしょうか??
「男にとって一番難しい質問ですよね。でも今ふと思ったんですが、外見とかじゃない気がしますね。外見にはもう騙されないね(笑)うちのスタッフも女性が多いんですが、思いやりがある方ばかりですね。」
そういって、逆にスタッフに対しての思いやり、気配りを見せてくれる渡部さん。
スタッフの方は、渡部さんのそばでお仕事できることが幸せかもしれませんね〜。
俳優さんのお仕事はとてもハード、時間も長いしスタッフの方も大変…な印象がありますが…
「僕ね、撮影現場はそんな長くないんですよ。せっかちなんでね。だいたい僕がいくとまいて帰ってくる。せっかちが浸透してて、みんなわかってくれているんですよ。」
さすが。このインタビュー収録も30分も早く終わりましたから(笑)
そして、本題。渡部さんが思う、美しい人の条件とは一体なんでしょうか?
「僕がほっとするのはキチンとされている方。言葉遣い、立ち振る舞い、礼儀。
今若い文化になってきて、いろんな方がいますが、そういう時代で育ってきたわけではないですから、やっぱり若い女優さんでもキチンとされている方は美しさを感じますし、スタッフの方でもね。」
「言葉遣い」や「礼儀」…本当に大切なことですよね。
では、渡部さんが憧れる男性像って??
「僕、外見でいうとジュード・ロウが大好きなんですよ。彼の映画は内容もそうなんですが、彼はほんとステキだなと思いますね。でもいっぱいいますよね。映画監督にしてもスポーツ選手にしても。あ、僕サッカーのキング カズさんと仲良くさせてもらってるんですけど、カズさんもカッコイイとおもいますね。今の年齢できちんとトレーニングなさってたり。僕おじいちゃんとおばあちゃんに育てられて、おじいちゃんが大好きで、すごい素朴な人だったんですよ。ほんっとに素朴な人で、一切遊びもせず、まっすぐ家に帰って来てコップ酒を2、3杯呑んでちょっと酔っぱらっておばあちゃんに怒られたりして。休みの日には釣りに行ったりとか。僕は未だにおじいちゃんに憧れていますね。」
渡部さんもきっと憧れのおじいちゃんのように年齢を重ねていくんでしょうね。
今月お誕生日を迎えたということで、30代と40代の自分、ここが違ってきた、という所はあるんでしょうか?
「ゴールはどんどん見えなくなりますよね。まずお芝居がわからなくなってきているというか難しくなってきているから、若い時はわかっていたような気分だっただけなんじゃないかな。勢いとかもありますしね。やってけばやってくほど自分の感覚と力が追いついてこなくなった時期が30代だったと思います。で、40代でそれをはっきりと認めはじめて、もっとわかんなくなっていくと思います、お芝居がね。でもそれでいいと思うんですよ。もう怖くなくなってきましたね。僕は僕なりに人生を楽しまなければ人に伝えることもできないし、けっこう元気になってきましたね。」
“人生を楽しまなければ人に伝えることもできない”、いろんな経験を重ねてきた渡部さんだからこそ説得力のあるお言葉、ですね。
渡部さんはいくつになってもステキさが増すばかり。日常生活で木をつけていることってあるんでしょうか?
「トレーニングは無理がないようにやっています。あんまり負荷をかけると行きたくない気持ちになるので、すごい楽なやり方をしてますね。食事は基本的に夜は食べないようにしています。リンゴだけです。」
え!?リンゴだけ…??
「慣れてきますよね。そのかわりお昼はすごく食べます。それがちょうどいいかな。撮影の時以外は遊んでばっかりいるからセリフを覚える時間があまりないので夜の食事の時間を勉強の時間にあてている感じです。」
セルフを憶えるってスゴいことですよね〜。でも渡部さんならすんなり憶えられそうな感じ…
「おそらく早いと思いますね。頭の中をやわらかいバケツに例えて、固くしないでやわらかくしておいて、なにか入れたらすぐ出して、空にして、ふいてふいてまた入れて、というふうなことを繰り返していると、出したからすぐ入る!というイメージが自分でもてる。本番はもう、入っているか入っていないか、じゃないんですよね。お芝居がしたくてしょうがないんですよ。すごい楽しい状況に持っていっているから今はそれが楽ですよね。でもちゃんとやらないといけないことに対してはやりますけどね。」
“お芝居がしたくてしょうがない”なんて、本当に根っからの役者なんですね。
そんな渡部さんの演技を堪能できる最新作「外事警察〜その男に騙されるな」について、来週お聞きします。
お楽しみに〜
渡部篤郎さんの内面の美しさのヒミツに迫る!
渡部篤郎さん、一体どんなプライベートライフを送っているんでしょうか…??
今週は渡部さんのプライベートのお話に迫ります!
休日はどんなふうに過ごしているんでしょう?
「最近はありがたいことにずっと作品が続いているので、お休みの日は映画のキャンペーンですね。だからほとんどオフってことはなくて。でも仕事が終わって翌日ちょっと遅かったりすると外に出て行ってネオンをしっかり浴びて、元気になって、という繰り返していますね。」
最近は役でも頼もしい上司を演じられることも多いし…実生活でも後輩の俳優さんたちから慕われているんではないでしょうか?
「うん、後輩が大好きなんですよ。先輩が嫌いなんですよ(笑)先輩はちゃんと尊敬していますけど、後輩が大好きで、特に何か教えてあげることもないですし。」
おちゃめに笑う渡部さん、これは後輩から慕われるのも、わかります。
“教えてあげることはない”…とはいえ、いろいろアドバイスを求められること、多いのでは?
「具体的にどうしたらいいってことは答えられないですけどね。自分、結構いろいろ人生のうちでも少しありましたから、結局は人に助けられて感謝して、悲しいこともあっていいと思うんですよ。悲しいことがあるから楽しいことができると思うんですね。そういうのも全部自分のプラスに考えてやりなさいという話はよくしてますね。だからと言って僕がきちんとした演技論とか一切持っているわけではないんですけどね。」
本当にステキな「兄貴分」ですよね。
「いやいや、ほんと友達みたいな感じでやってます。」と、謙遜していらっしゃいましたが(笑)。
みなさん、渡部さんのイメージ「インドアな人」と思っている方、多いのではないでしょうか?
実は「アウトドアな人」なんですよね〜…
「そうですね、若い時は忙しかったので体を休めたりすることが多かったんですけど、少しゆとりが出てくるといろんなことに興味を持ち始められる時期じゃないですか。で、たまたま乗馬は10代の頃からやっていたので。乗馬は何を持っていかなくても、どの国でもできますからね。サーフィンも板は借りられますからね。」
海だけではなく、山もお好きなのでは?
「山はたまに子供達を屋久島に行ったりしますけど、近くにも丹沢とか高尾の山とかいい山がありますから。で、僕高い山に登ろうという気はなくて、小さな山でもトレッキングみたいな感じで、浄化される感じがします。」
スゴい!さすが!健康的ですね〜!
「不健康だから(笑)浄化しないといけないから森の中に入って。そのバランスが僕だと思ってるんで、全部。」
そして、渡部さんといえば2006年、2007年にフランス6都市をまわる全編フランス語のお芝居を行っていますが…なぜにフランスで?
「したくなかったんですよ(笑)これね、ほんとの話なんですけど2005年にフランスの国立の劇団演出家の方が東京に来て。日本の骨董屋さんを営んでいる方が友達にいて、その方に日本の俳優で誰がいいのか聞いて、僕のところへ来たんですよ。その時は“ただ興味あるかい?”とかいう話をして。僕フランス語もあまり喋れないですから。僕舞台もやっていないですから、“たぶんできないよ、1年後の話は約束できないよ”みたいに言って。その後、突然オフィスに電話がかかってきて“来週くらいから稽古に来れるか?”と。契約もしていないのに。でもいい時期、といったら変ですが、僕その年に離婚しているんですよ。自分を別の所において修行じゃないですが、いいかなぁと思ったんです。そこから仕事を調整して行きました。」
もちろんスタッフはフランス人…それってどういう状況?
「悲しい状況ですよ。コマーシャルの撮影などで何度か行ったことはあるんですけど、その時はきちんとコーディネーターさんがいて、車があって、ホテルもよくて。でもほんとに小さなアパートを借りて、1人で電車に乗って。これ、よく言うんですけどカッコいいなぁと思ったんですよ。フランスで舞台やっている、っていうフレーズが。アメリカ映画出ましたって、希望なんですけどチャンスはまだまだあるかなと思うんですね。でもフランスで舞台、は誰もいなかったので、理由はそれだけですよ。やだなぁやだなぁと毎日思っていたんですけど帰ってくるカッコいい理由がないんですよ、全然。なのでとりあえずやっていくか、みたいな。」
それだけの苦労でやってきた舞台、得たものは大きかったはず。。。
「もちろん僕のことをお客さんは知らないんですよ。で僕は1人で舞台上に出てくるんですけど、初めて出て行ったときにものすごい冷たい、というか孤独な感じがしたんですよ。日本だったら何名かは知っててくれて期待の目もあるんですけど、そういうのがないんですよ。無言で2、3分歩くシーンもとにかく“誰だこいつは?何ができるんだ?”みたいな感じで。そこから1時間40分かけて空のコップに少しずつお水を足してくような感じですよね。それは僕にとって初めての経験だったので演じるパワー、どんどん馬力がでてくるようなやり方、ひとつも気を緩められなくて。そこは少し忘れていたことだったのかなと思いました。」
そんな、フランスでの舞台経験など、渡部さんのチャレンジ精神には頭がさがります…。
「カッコつけるのが好きなだけですから。」と、さらっと言ってしまうところが本当に「カッコいい」です。
来週はどんなお話がきけるでしょうか??
渡部篤郎さんの《ステキの魅力》ができあがるまで…
なかなかない、ラジオ出演となる渡部篤郎さんへのインタビュー。
第1回目、5月5日は渡部さんのお誕生日!記念すべきインタビューとなりました。
そんなインタビュー1週目、渡部さんの小さい頃の話を伺いました。
小さい頃はどんな少年だったんでしょうか?
「やんちゃだったんじゃないですかね?そうとうね。生まれ育った場所も都会のど真ん中だったので情報とかも昔なりにあったほうなので、いろいろと早かったですよね。でも、映画をよく見ていましたね。わりと映画館が遊び場だったのも過去ではないくらいですね。近所の昔で言うベーカリーみたいなとこへ行くと映画の半額券とかくれるんですよ。よくそれで観に行ってましたね。」
小さい頃から映画好き…どんな映画が好きだったんでしょうか?
「僕ね小学校2年生くらいのときに『がんばれ!ベアーズ』っていうのを1人で観に行ったんですよ。わりと1人で行かせてくれていましたね、両親が。何でも観てました。」
そんな映画好きだった少年時代…いつぐらいから役者に興味をもったんでしょう?
「僕ね、エキストラやったんですよ。始めの時って。近所のおにいさんがそういうエキストラを集める仕事をしていて、『ちょっとやってくれないか』と言われて、2、3行くようになって。大変でしたよ、遠くまで連れて行かれて、夜中までずーっと待ってて。だから今思うとそういう方の気持ちがとってもよくわかるのでエキストラの人が多い時とかは差し入れを持っていったりとか。そういうところはエキストラ時代に学べたかなと。でもその時にはまだ目標までいかななかったですよね。夢が大きすぎるでしょ。地方から上京してきて“叶えるんだ!”みらいなものもなかったですから。案外上京の人間って少ないですよね。僕のまわりにも少なかったですね、強い未来みたいなものがね。そんなことやりつつアルバイトもしつつみたいな感じで。まだエキストラの時にもそういう勉強はしていなかったですし。
そんなこと繰り返していたらオーディションの話がきて、それでデビューしたんですけれども。「青春の門」というドラマの時ですよね。でも右も左もどころじゃなく何もわかってないですから。とにかく自分なりに頑張って教えて頂いて。その後もやれていけるなんて思ってませんでしたよ。役者をやりはじめてもアルバイトもしていましたから。」
そんな渡部さん、今や日本を代表する俳優さんの1人。映画デビューが1992年なので、今年映画デビュー20周年!
あさって5/7からBS朝日放送 夜10時から「市長はムコ殿」もスタート!どんなお話?
「そうとうコミカルですね。シットコムで、ちょっとワンセットでやってて。ほんとに見て頂けたらありがたいんですけれども、すごく勉強になるというか撮影がとにかく大変なんですね。2日間で1話をとるって感じで。普通大体9日間くらいで1話をとっていくんですけど。でもムチを打つじゃないですけどすごい状況でやってくんです。なかなかこのくらいの年になってくるとないじゃないですか。でも僕にとっては今すごくいい刺激になっています。」
ドラマ、映画と、ひっきりなしに出演作が続く渡部篤郎さん。
来週は、渡部さんが思う「美しい人」について、教えていただきます!