2008.07.26
「近見視力」について 桃山学院大学 高橋ひとみ教授
みなさんは「近見視力」という言葉、
聞いたことがありますか?
何でも「近見視力」が良くないと、勉強や運動など、
さまざまな場面で問題が起きてしまう可能性があるそうなんです。
どうしてなんでしょうか?
桃山学院大学の高橋ひとみ教授に伺いました。
視力には「遠くを見る視力」と「近くを見る視力」があって、
「近くを見る視力」のことを「近見視力」と言うんです。
例えば、教室で黒板の文字を読むときの視力が遠見視力。
教科書の文字を読むときの視力が近見視力。
家庭学習においては、黒板などを見る「遠見視力」よりも
教科書やノートなどを見る「近見視力」が必要なんです。
近見視力が良くない子どもは、近くを見る際、
眼精疲労が大きくなります。
本やノート、パソコンなどを見る度に、
眼精疲労が起きやすく、眼の疲れに加えて、
肩が凝る・首が痛い・背中が痛い・頭痛がするなどが起きて、
集中力がなくなり、学習能率も下がってしまうそうなんです。
そのため近見視力が良くない子どもの中には、
視力に問題があるのに「学習能力がない」「運動能力がない」
「努力が足りない」と思われてしまう子がいるそうです。
近見視力が良くない子供の特徴には
@読んだり書いたりする時、本やノートに目を近づける
A集中して「本を読む」「文字を書く」などの作業ができない
Bまばたきや目をこすったり、目を細めることがよくある
C文字が正しく書けない
などがあります。
放っておくと、原因によっては、弱視になり、
メガネをかけても視力があまり出なかったり、
遠くを見る視力まで落ちてしまうそうです。
一般的には、メガネをかけたり、目薬だったり、
トレーニングだったり、生活管理で治るケースもあるので、
眼科などで早めにチェックすることが大事。
近見視力について知りたい方は高橋教授が書いている
『子どもの近見視力不良』という本を参考にしてみて下さい。
本の巻末に、簡単にできる近見視力検査のカードが付いているそうです。